NPO法人 日本ネイリスト協会(瀧川晃一理事長)は1月10日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で『平成30年新年会』を開催した。
冒頭、瀧川理事長が新年のあいさつに立ち、まず日頃の協力に謝辞を述べると、「所得の低迷からも、業界は厳しい環境にあることは事実であるが、まだまだネイルを体験していない人たちは大勢いる。その方々にネイルの良さを理解してもらうために、産業別あるいは企業別にネイルの普及にかかっている」と話す。
続けて、具体策としては国内においては男性のネイルの普及を挙げ、また海外へも目を向ける。「大勢の方々が海外から来日しているが、滞在中に日本のネイルを体験してもらい、帰国した際に日本のネイルのすばらしさを広めてもらう。各国のネイルの水準が上がれば、ネイリストとしてはもっと技術を学びたいと、日本のネイル専門校に通うことも、すぐそこに来ていると思う」
事実、各国から日本の検定試験を行なってほしいとの要望は高まっているそうで、昨年9月には台湾で検定試験が行なわれ、本年も実施予定とのこと。まだ伸びしろのあるネイル業界。JNAは団結し、積極的に日本のネイル普及に取り組むとしている。「そうしてネイリストという職業の安定、所得アップに力を入れていきたいと考えている。今後ともネイリスト協会への深いご理解とご協力をお願いしたい」
また、瀧川理事長は昨年の春の叙勲において、旭日小綬章を受章したが、「これは私ひとりではなく、業界全体で皆さまとともに分かち合うものと考えている。今後もネイル産業発展のために皆さまとともに進んでいきたい。将来のネイル産業の夢を語りながら、楽しいひと時を過ごしてほしい」を述べた。
その後、1月10日は瀧川理事長の誕生日ということで、サプライズで花束が贈られた。
来賓を代表して山東昭子 参議院議員、小池百合子 東京都知事、藤井紀夫 経済産業省 商務情報政策局 サービス政策課 サービス産業室長らが祝辞。福士政広 特定非営利活動法人 日本エステティック機構理事長の乾杯の発声で歓談の場となった。
恒例の抽選会や獅子舞などで会場を楽しませると、藤原洋二副理事長の中締めで終了となった。