アクティブシニアのカットとアップスタイルを披露、美容十二章会『第415回月例会』

 美容十二章会は59日、東京・代々木の美容会館6Fで第415回となる『月例会』を開催した。

 まず増渕晶則講師が『アクティブシニアのカット』を披露。とくに女性はヘアスタイルで印象がガラッと変わってくる。そこで今回は若く見えるようなショートスタイルだが、なぜ若く見えるのかというと、フォルムの丸みを上の方に作ることにより活動的な印象となるからと説明。

 続けて、カットの場合はスタイルの丸みを継ぎ足すことができないため、アウトラインのボリューム感を落とすことでフォルムの調整を行なうと話す。またネープやサイドのアンダーをハイレイヤーにしてボリューム感を落とし、その上のミドルセクションで丸みを付け、トップもフワッとさせて爽やかで若々しいイメージに仕上げた。

 

 続く内藤久美子講師は『アップスタイル』を2点披露。1点目は芯の根元を活用したスタイル。トップの位置に大きく取って止めた芯の根元に針金で作った輪を通し、出た先の髪をその輪に通して引き抜くと、毛束が芯の根元を通り反対側へと抜けていく。これを繰り返し、毛先や形を整えて仕上げると、今までにない新しいアップの可能性をみせ、「この方法は、ほとんどピンを使用しないの、大暴れをしても崩れる心配がない」と語った。

 今回のモデルは毛量が多く、しっかりとした髪質だったが、それを感じさせることのない仕上がり。反対に髪の細い人でも、引き出し方で対応が可能だと補足があった。

 2点目には、立体的になる新しい編み込みを取り入れたダウンスタイルを紹介し、好評を得ていた。