東京都美容生活衛生同業組合(BA東京/金内光信理事長)は5月29日、東京・代々木の美容会館9階TBホールで『平成30年度 第69回 通常総代会』を開催した。
総会に先立ち各種表彰式が行なわれると、出席状況が確認され総代数141名(欠員10名)のうち出席総代124名(本人出席121名、代理人出席2名、委任出席1名)で本総代会が成立する旨が述べられた。
次いで金内理事長があいさつに立ち、「世の中は想定以上に、加速度的に進化、発展している。美容業界において大きな変化を感じるのは、インターネット等により、どのような立地であっても出店できること。営業の在り方、業態の変化を含めると、頭を柔らかくして、どう対応するか考える時代になっている」として、組合は業権の確立を図りながら進んでいくと述べた。
また今年7月に開催するガラ・ド・ラ・コワフュールでは、過去最多の400名の出場者を数える見込みであること、さらに個人店が少しでも安く商材を仕入れられるために起ち上げた美・プラザ協同組合が黒字化したことも報告された。
議事では全9議案が審議され、いずれも挙手多数で原案通り可決された。その中で組合員数については、平成29年4月1日(4397名)より加入者136名、脱退者254名(うち廃業123名)で、平成30年3月31日現在は4279名と報告。減少傾向は続いているが、新規加入者数だけを見れば前年より1割ほど上回っているそうで、加入促進キャンペーンなどの取組みが功を奏していることも窺がえた。
平成29年度収支決算額は2億1,014万9,192円。当期剰余金は272万1,103円で、前期繰越剰余金1億3,201万6,569円と合わせて次期繰越剰余金とした。また平成30年度予算は、組合員数減もあり収支2億872万9,240円を見込んでいる。
平成30年度事業計画としては、人材力支援、雇用促進、新メニュー提案、技術向上、労働環境整備などを進め、サロンの生産性を高める事業を展開していく。また組織の強化・拡充も取組みながら、サロン活性化を主眼に関係団体との連携も取っていくことが報告された。
具体的には、本部直轄組合員制度の導入による組織拡充、SNSの活用や動画・写真配信にも注力し一般社会に向けての認知度の向上も図る。また引き続き講習会の実施や団体課題別人材力支援事業の実施、東京美容家集団との連携事業の企画・実施など、教育面の充実も図っていく。
さらには若いスタッフにも大きなメリットがある全美連「総合福祉共済制度」への加入キャンペーンの促進や、各自治体との連携等による訪問美容サービスの実施なども挙げられ、社会情勢の変化に伴い新事業も検討していくとした。
各種表彰は以下のとおり。
◇東京・関東ブロック美容協議会会長表彰
川田温子、大田文雄
◇永年勤続役員表彰
小林晟致、大熊祐子
◇永年勤続従業員表彰
10年勤続(17名)
阿部直美、長根山恵子、村石貞子、吉田初子、中田安功、松本 桂、中野のり子、小豆畑三佐子、鈴木孝子、鳥海裕子、小林弘幸、本間美和子、須﨑恭子、佐々木康介、鈴木健太郎、坂本美幸、大庭 弥
20年勤続(19名)
三島直美、上田紀美代、佐藤みち子、牧野めぐみ、伊東由紀、中野 強、籾山安希子、渡辺陽介、五十嵐美貴、瀧澤孝之、羽生真理子、鳥居 剛、松本友記、吉田貴子、岩本真美枝、渕上朋世、菅野絢子、長谷川浩介、鷲 真由美
30年勤続(14名)
菅原丈久、髙橋弘一郎、乙部幸子、玉木まり子、和泉孝子、永田克子、安田光宏、工藤カチ子、杉山利子、山口文子、太田雅美、長谷川公一郎、松村英記、沼田照三