タカラベルモント株式会社（吉川秀隆会長兼社長）を初めとするタカラベルモントグループが、6月15日、赤坂の東京本社にて「TBCA(タカラ・ビジネス・クリエイション・アワーズ)2018」を開催した。
このコンペは、設計力・デザイン力そして提案力の向上を目的に、全国のタカラスペースデザインのデザイナーが設計した理容・美容サロン、およびデンタル・メディカルクリニックの中から、とくに優れたモノを選出。日本を代表するデザイナーや業界内外のメディアも審査に加わり、業界の動向を捉え、今後のコンセプトを探求する場ともなっている。
具体的には、タカラスペースデザイン所属のデザイナー約100名によって、昨年1月～今年3月の間に手がけられた1000件以上のサロン・クリニックの中から、約250作品を選びさらにそこから一次審査で約70点を選定。最終審査対象にはその中から理美容部門19点、医療部門9点がノミネート。当日会場では、デザイナーによるプレゼンテーションが行なわれ、設計やデザインのコンセプトが発表された。
理美容部門・設計デザイン賞の金賞に選出された「REGALO HAIR & SPA(レガロ ヘア＆スパ＝東京・品川)」は、10坪の新規開業案件で、3席の個室からなる小さな美容室。それぞれの個室は、用途や気分によって使い分けができる個性的なデザイン。しかし全体として見たときには広がりや一体感が感じられる構成と設計になっている。また空間デザインはシンプルだが、「皮革」や「引っ掛ける」をキーワードに、温かみや親しみを感じさせる演出も加えられていた。審査員からは素材の使い方や世界観の表現力、全体がうまく調和しまとまっている点などが高く評価された、という。
そのほか同部門の銀賞には「Sark(サーク)」、「iroca(イロカ)」、「kokoro(こころ)」、「ANY(エニー)」が、特別賞として「Optional Hair(オプショナル ヘア)」が選ばれている。
