一般社団法人亜細亜理美容振興協会(金内光信代表理事)は7月2日、東京・代々木の美容会館で『設立記者発表会』を行なった。
吉田昌生顧問、村橋哲矢理事、太田文雄理事のほか中国、韓国、ベトナムの代表らが出席する中、金内代表は「日本の理・美容は世界のトップレベルの水準といわれているが、アジア諸国とはまだ開きがあり、かつて日本の技術者がヨーロッパやアメリカに学んできたのと同様に、いまアジア諸国は『日本の技術・接客・サービスを学びたい』という強い要望があり、これに応えることでそれぞれの国にも貢献できることになる」と設立趣旨を説明した。
質疑では美容組合との関わりについて問われ、金内代表は「組合とは別組織であり問題はない」としているが、活動内容には共通する面もあり、棲み分けが難しくなりそうだ。また、ベトナム等には既に日本から団体や企業が現地に出向し、サロン展開を含め技術交流が盛んに行なわれている中での今回の設立だが、最終的に日本の技術者不足解消につながるかどうかも見極めたいところである。