戸井田朋之氏を招聘し『第71回ファッションマーケティング研究会』

一般社団法人日本メンズファッション協会(MFU/八木原 保理事長)は7月12日、東京・原宿の東郷記念会館で『第71回ファッションマーケティング研究会』を開催した。

冒頭、八木原理事長は今後のイベントを紹介しつつ、「日本を元気にしながら、ワクワクドキドキできるような活動をしていきたい」とあいさつした。

今回は“マーケティングは「モーケティング」”をテーマに、東京オリンピックを目前に控えるスポーツ業界でつねに第一線で国際的に活躍中の戸井田朋之氏を講師に招聘。過去19回、オリンピックの現場で世界のトップアスリートやIOC国際オリンピック委員会を支え、へこうしてデサントブランドのグローバル戦略を先導。2017年に仏・パリで起業独立し、現在はヨーロッパと日本を往復する毎日だという戸井田講師。

マーケティング力が『儲けの要』というが、今後の企業発展に最重要な視点として情報力・販売力・物流力があり、継続的マーケティング力が必要だと話す。さらに、そこには4つのwork、①Head-work(同じことを同じように見ない。自分で発想すること)、②Foot-work(自分で見て感じること)、③Net-work(インターネットではなく、昔の仲間。過去の自分と比較することができる)、④Team-work(ひとりでは何もできない。組織力で大きく)が重要だと続けた。

そして参加者を飽きさせない軽妙な語り口で発想の転換事例や自身の経験談を語り終了。その後、サマーパティ―も開かれ親睦を深めた。