「OMCヘアワールド2021」日本開催への抱負語る
理美容師が技を競う世界選手権大会「OMCヘアワールド2018」が9月8日~10日の3日間、フランス・パリの総合展示場「ポルト・ドゥ・ベルサイユ」で開催された。全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は選手団を派遣し、7個の金メダルをはじめ多数メダルを獲得。コマーシャルカテゴリーのスタイルとカット両カテゴリーで中村啓介選手が金メダルを獲得。ダブルでの金メダル獲得および、ジュニア部門での金メダル獲得(對馬笙太選手)は日本初の快挙とのこと。
また、大会を主催する世界理容美容機構(サルバトーレ・フォデラ会長)の総会が8日に開かれ、2021年の世界大会開催地が日本に正式決定するとともに、大森理事長が“OMCグローバル・アンバサダー”に就任した。
大森理事長はじめ全理連ナショナルチームは9月14日、厚生労働省を訪れてこれらを加藤正信厚生労働大臣に報告した。
さらに、大森理事長は同省内の別室で記者会見し、今回の好成績について、選手の技量・トレーナーの努力、そして世界の流れがしっかり捉えられていたことを挙げた。2021年日本大会に向けては、理容・美容のメニューの幅と選手層の拡大を図りたいとし、また外国人を迎えるにあたり日本のさりげないマナーを浸透させたいとして、マナーの良さをアピールするためにテーマをつけて考えていていきたいという。グローバル・アンバサダー就任については「日本の理容技術や衛生管理は世界でナンバー1だと思っており、大使としてそれを世界大会に向けてアピールしていきたい」と述べた。
日本選手の上位入賞者は以下のとおり。
【シニア部門】
◇団体コマーシャルカテゴリー
金メダル(中村啓介、小林雄太、山﨑桂)
◇団体テクニカルカテゴリー
銅メダル(石川信次、西岡貴志、牟田口則之)
◦コマーシャルスタイル
金メダル:中村啓介
銀メダル:小林雄太
銅メダル:仲山浩史
◦コマーシャルカット
金メダル:中村啓介
銀メダル:山﨑桂
【ジュニア部門】(23歳以下)
◇団体テクニカルカテゴリー
銅メダル(對馬笙太、菅野広大、佐々木彩瑛)
◦クラシックカット
金メダル:對馬笙太
【マスタースタイリスト部門】(50歳以上)
金メダル:原田昌司