10月15日、東京・台東区の滝川本社4F講習会場において、「バーバースタイル・アイロン&フェード・セミナー」が開催され、多くの受講者で賑わった。講師は年間3600人の男性を施術するメンズカットのスペシャリストである三島裕和氏(Premium hair salon寿・チーフ)。
このセミナーは当初は1回講演(13時~15時)の予定だったが、急遽、2回講演(15時~17時)になるほどの人気ぶり。その内容は前半にモデル2名によるフェードカットとアイロンパーマの技術のデモンストレーション。後半にその技術プロセスの詳細な解説とそのメニューを売るためのコツやアプローチが紹介された。
受講の対象は「最新メンズカットのアイロン&バリカン技術を学びたい方」や「メンズカットのスタイル提案がマンネリ気味と自覚している人」など。いかにして複数のバリカンやアイロンを使い分けながら駆使するか。そしてそれをデザイン性と時間短縮に生かすかなど、彼らにとっては貴重なノウハウを学べる有意義なセミナーとなっていた。
今回のセミナーで特徴的だったのは、フェードという男性向きデザインにもかかわらず予想以上に女性受講者が多かったこと。1回目では男女比がほぼ1対1(男性39名対女性32名)、2回目はほぼ2対1(約20名対10名)。またその女性の中には理容師だけではなく美容師の方も混じっていたのが印象的だった。それだけこの髪型に関心がある女性ヘアスタイリストが増えているということだろう。今後、その傾向は一層高まっていくかもしれない。その意味でも、要注目のヘアデザインだ。
なお来年1月21日には同テーマの実践編(三島講師がテクニックを直接伝授)が行なわれる予定。興味のある方は参加を検討してみてほしい。