日本の伝統文化、第6回きもので銀座

11月6日、第6回目となる『きもので銀座』が開催された。主催は東京都美容生活衛生同業組合(BA東京/金内光信理事長)、東京認定美容師会(鈴木則子会長)。当日は同イベントでは初の雨模様で銀座散策は中止となってしまったが、それでも着物姿で第一ホテル東京(東京・港区)に参集。240名がショーとスウィーツを楽しんだ。

冒頭、金内理事長があいさつに立ち関係各位に謝辞を述べると、「きものは日本古来からの伝統文化で、世界でもっとも美しい衣装のひとつだといわれている。そのきものを着る場が少ない。その意味においても、この会を楽しみにしていただいている方は大勢いる。まずはそのことに喜びたい。また浴衣から十二単まで、着付けは日本の伝承技術。私たち美容がしっかりと守り、今後に伝えていかなければならない」と話す。

さらには2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村に、いわゆる“美容モール”を作りたいとしている同組合の動きが、裏話も含めて伝えられた。スポンサードなど諸般の事情で厳しい現状だが、“きもの”を軸とすれば参入の可能性も高まるとの考えもあるそうだ。

次いで鈴木会長が改めて謝辞を述べて、「きものという文化、伝統を広げていきたい」とあいさつ。引き続いて来賓からも祝辞が寄せられた。

赤石弘和氏(Beauty Salon JOY)による『きものとヘアのCollaboショー』では、同氏の顧客でもある3名の歌手が登場。それぞれが歌を披露すると、赤石氏も華麗な手さばきでアップスタイルを作り上げ会場を魅了した。

その後は、希望者が劇団四季劇場にてミュージカル『アラジン』を観劇。楽しいひと時をすごした。