全日本藝美会が第58回全日本理容技術選手権大会

全日本藝美会(西浦騎鶴会長)は11月19日、神戸・東灘区の神戸ファッション美術館オルビスホールで『第58回全日本理容技術選手権大会』を開催。若手育成の一環として行なわれている同大会では、いち早く2019年全国大会の3種目が含まれている。

西浦会長は「技術者は常に技を磨くために努力を積み重ねていく。競技会はそれを確認する場所。入賞すればさらに上を目指す。できなれけばもう一度初心に戻り、その仕事に対して努力して頑張って欲しい。審査員、実行委員の方々に感謝し、仕事に打ち込んで欲しい」」と選手に激励し、それが成長につながるからこそ競技会必要だと、その意義を述べた。
そして村上康選手(岡山県藝美会)の選手宣誓で、競技はスタート。熱戦が繰り広げられた。

競技終了後、先に熊本で開催された全国大会に出場した藝美会会員の作品が紹介されると、石川県藝美会の田嶋寛明さんがジュニア部門で優勝したことを祝し、セレモニーが行なわれた。田嶋さんは「皆さんのおかげで受賞することができた。藝美会の練習は環境が良く、それを大会で発揮することができた。ジュニア部門での優勝は通過点だと思うので、これからはシニア部門にチャレンジしていきたい」と述べた。

引き続いて、OMC世界大会で2年連続の銅メダルを獲得した西岡貴志さんが現地での様子を紹介。来場していた西岡さんの家族に記念品も贈呈された。

なお会場では、クラシエホームプロダクツ販売(株)から今秋リニューアルされた『バサラスキンケアライン』を使用した新メニューが提案が行なわれた。

競技会各部門上位入賞者は次のとおり。

【第1部門BarBer style】
優勝:舎人健介(浜松)
準優勝:平野彰敏(福岡)
特選:大石京典(浜松)

【第2部門レディスカット・パーマスタイル・トリシュ】
優勝:竹本百花(石川)

【第3部門メンズカット・パーマスタイル】
優勝:瀬尾茂義(岡山)
準優勝:平川喜康(岡山)
特選:丹野稜凱(石川)
入選:青木喜彦(岡山)

【第4部門ブロース】
優勝:小杉剛史(浜松)
準優勝:片桐航太(静岡)

【第5部門フォーマルカット・パートスタイル】
優勝:高岡竜太(兵庫)
準優勝:伊藤真由(浜松)

【第6部門ドライヤーセット・クラシカルスタイル】
優勝:田嶋寛明(石川)
準優勝:沖野幹勝(広島)

【第7部門ワインディング】
優勝:門田美香(倉吉)

【青年部種目クリエイティブヘア2018】
優勝:大塚ひかり(兵庫)

【団体賞】
優勝:静岡
2位:岡山
3位:石川
4位:兵庫