美容十二章会(川田温子会長)は2月13日、東京・代々木の美容会館で第422回となる『月例会』を開催した。
まず山田憲一講師が、毛量を考えたハイレイヤーをカット。たとえば髪をワンレングスに切った場合に、生え際の方向や場所によってアウトラインに落ちる髪の毛量が変わってくる。トップからネープまでとトップからサイドまでの髪の厚みに違いがでるが、サイドの中でも耳の真上と、もみ上げでは毛量は異なるが、「これを一定の毛量に統一するのにはアウトラインに影響する生え際の分け取り方から対応していく必要があり、髪の生え際から内側の構造を知っておくことが重要」と語った。
続く吉澤富子講師が卒業式を華やかに飾るヘアと袴の着付けを披露した。まずヘアではトップに3ヵ所根元からしっかりカールを付け、中間の髪と一緒に束ねる。少しずつ髪を引出して襟足を3ヵ所に取り分けたら、それぞれを三つ編みに。すき毛を入れて束ねたトップの髪の下に止め、髪の毛を引き出し、生のかすみ草と小花を飾った。
振袖に袴の着付けで、袴の前のヒダ4本にレースを縫い付け、紐にもレースをアレンジして全体がフワユル可愛い仕上げになった。