美容十二章会（川田温子会長）は5月8日、東京・代々木の美容会館6Ｆで『第425回月例会』を開催した。
まず杉尾富由紀講師が浴衣のまとめ髪と着付けを展示。まとめ髪は編み込みを用いた緩めのヘアで、バックの左側をトップから時計回りに編み込んでいき、右側も同じ要領で今度は時計回りと逆に編み込む。それをほぐしてフワッとさせたら、サイドの顔周りはボリューム感を出さずに輪郭を修正して、柔らかさのあるスタイルを作り上げた。浴衣のヘアスタイルとなるため「カチッとしないで柔らかくした方が良い」と語っていた。
そして浴衣の帯結びでは、半巾帯を使用した帯結びを2点披露。帯の表裏の色の違いを上手く活かした結び方で好評を得ていた。
続く増渕晶則講師はスタイルのフォルムを意識したカットを行なった。今回はメリハリのあるショートスタイル。このフォルムは後ろの丸みが上の方になるので、活発な印象になって若々しく見える。髪が短くなるほど頭の形の影響を受けやすいため、ブロッキングしながら頭の膨らみの位置を確認した方が良いとアドバイス。
またアンダーセクションは多めにとってハイレイヤー。ここにクビレを作るため、横スライスでカット。そしてミドルセクションは膨らみを作るが、「あまりグラデーションを重く作り過ぎるとラインが出てしまうので注意」と語っていた。
