全日本美容業生活衛生同業組合連合会（吉井眞人理事長）は5月30日、東京・代々木の美容会館9階ホールで『令和元年度第76回通常総会』を開いた。「平成30事業年度事業報告」「令和元年度事業計画（案）」「全美連補欠役員の選任」など7議案を審議し、すべて賛成多数で可決した。
令和元年度収支予算は4億4860万9630円（前年度決算額：4億4451万4085円）で、2021年に日本で開催するOMC世界理美容技術選手権大会の若手技術者育成のために「技術関係推進費」1000万円や、「世界大会関係費」1300万円を計上するなど、OMCを見据えた予算となっている。
令和元年度事業計画では、「組合組織の加入率と質の強化」を最重要課題としており、吉井理事長は「人材育成・確保、2021年OMC世界大会に向けての技術向上、労働環境整備など課題は多く、組織力を結集して対応したい。そのためにも組織強化は最重要課題で、メーカー、ディーラー、養成施設などとの連携で幅広く正しい情報の収集により、一丸となって課題解決に取り組んでいきたい」と述べた。
「全美連補欠役員の選任」で承認された新理事は、山田剛士（福井県）、中尾博志（愛知県）、村田博文（和歌山県）、鴨川茂（長崎県）の4氏。
また、山本幸助副理事長（愛知県）が辞任したため、総会終了後に臨時理事会が開かれ、油屋藤夫理事（三重県）が副理事長に選出された。
