dhk夜間講師ゼミで丸山一樹講師が女性集客について論文とデモスト

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は7月12日、東京・東中野のdhkトレーニングセンターでdhk夜間講師ゼミを開催。全理連中央講師に就任した同会の丸山一樹講師の論文発表と、メーカー商品説明が行なわれた。

まず丸山講師が「ヘアコンプレックス対策を用いた理容店の女性集客についての一考察」という論文発表と技術を行って頂いた。

新潟出身の丸山講師は、「全国大会で優勝したい」「レディスカットを勉強したい」という2つの目標を持って上京。そして全国チャンピオンとなり美容のライセンスも取得。現在ではスタッフを雇用し、ヘアサロンを経営している。
「市場の8割を動かしているのは女性である」

このように述べる丸山講師。ただ理容室で女性のお客さまに来店していただくためには、技術があることはもちろん、女性の考え方や行動を理解することが必要。女性は感情や行程を重視する傾向にあるので、技術者と女性のお客さまが思う「上手い」という感覚が異なる、と話す。

では女性に「上手い」と思ってもらうためにはどうすればよいかというと、「毎日のスタイリングが楽になる」「近しい人に褒められる」「気になっているコンプレックスが解消される」といったことを特別ではなく、ちょっとカバーリングするカットをすることだという。

そこで実際に女性モデルを使い、論文発表に基づいたカットのデモンストレーションが行なわれ、「コンプレックス対策をしてあげることで、復唱・共感・傾聴を行ない、理容室でも女性のお客さまを取り込むことができる」と解説。非常に勉強になった論文発表となった。

その後は、今SNS等で話題となっている「1秒タオル」について(株)イデアシステムの佐藤氏が商品説明した。

時短目的に開発されたそうで、吸水性に優れ、髪の毛を傷つけない素材を使っている、日本製のタオル。サロン専売品ということも特徴で、“インスタ映え”を狙ったカップに入った包装、ネーミングもインパクトがあり現在、絶賛販売中だとした。

通信 原田圭亮