お客さまが満足するエステティック~知識がつくるエステティシャンの品格~
公益財団法人日本エステティック研究財団(関東裕美理事長)は、9月24日、東京・港区の女性就業支援センターホールで、第13回エステティック学術会議(久米健市会頭・同研究財団常務理事/一般社団法人社日本エステティック協会理事長)を開催した。後援は厚生労働省。
今回のテーマは「お客さまが満足するエステティック~知識がつくるエステティシャンの品格~」として、久米会頭が「エステティック業界の『お客さま』は高齢化、インバウンドによる訪日外国人の来店等大きく変化している。よって多様なお客さまに適切なサービスを提供する必要があり、同時にエステティシャン自身を守り、お客さまを守る衛生管理についても学んでいただきたい」とあいさつした。
はじめに芝山みよか記念教育講演として同研究財団・関東裕美理事長が「エステティシャンの格を高める必須知識」をテーマに、「高齢化社会であり、疾患社会であり、顧客の体調を推察して臨機応変に、エステティック施術の調整が出来るような品格のあるエステティシャンの育成を日本社会は求めている」と述べた。次いで特別講演①として舘田一博東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授は「自分を守る、お客さまを守る衛生管理“エステティックの衛生基準”改訂のポイント」。特別講演②として塚田弘行ACEビューティーサイエンス研究所代表は「リラクセーション効果の検証結果について」、さらに久米会頭をファシリテーターに「~高齢化、国際化、多様化の中で~いま、知っておくべき知識とは?」をテーマにパネルディスカッションが行なわれるなど、内容の濃い学術会議となった。