美容十二章会(川田温子会長)は12月11日、東京・代々木の美容会館6Fで第431回となる『月例会』を開催。本年最後となる今回は、成人式に向けたヘアスタイルを掛川吉隆講師が披露し、帯結びを川田温子講師が担当した。
掛川講師が披露したヘアスタイルは、ネープが2~3㎝ほどのボブスタイル。1点目はショートスタイルで華やかな洋風スタイルで、ホットカーラーでしっかりカールを付けて下準備をしておくと、髪をつまんで上に持ち上げブラシで逆毛を立てるように髪の流れを作りながらまとめる。さらに柔らかいロールブラシも使い、まるで長い髪をまとめたような、見事なアップスタイルを作り上げた。
2点目は自毛のトップやサイドの部分を編み込んだ、付け毛を使ったスタイル。編み込みは「キレイに編むのではなく、形をキレイにバランス良くルーズな感じにする」とアドバイス。ネープにV字状にスキ毛を付けたら、上からリング状に丸くした髪をいくつも飾り付けることでボリュームを出した、まとまり感あるスタイルを作り上げた。
アップスタイルが仕上がると、引き続き川田講師が帯結びを披露。固い帯でもサッと結べる営業向きな立矢型の帯結びを結んだ。
最初に帯を結んで仕上がった状態を見せた後、テキストに合わせて結び直し、帯の艶の出し方、立矢のバランスの取り方、垂れ先ヒダや手先ひだ等の解説した。その後、同じ手先ひだを反対向きに使い、文庫型に結び直し、立矢型とはひと味違う帯結びを見せた。