全理連「第7回理事会」

 全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連/大森利夫理事長)は、3月10日、東京・代々木の全理連ビルで、第7回理事会を開催した。

池上良一副理事長の開会の辞に続いて大森理事長を議長に議事に入り、報告事項では会議日誌について、理容業の振興指針の一部改正について、新型コロナウイルス・ガイドライン順守および営業回復に係る全国アンケート調査についてなど8項目の報告があった。

理容業の振興指針の一部改正について、振興指針は5年に一度見直され令和5年に行なわれることになっているが、今回新型コロナウイルス感染症に関する記述を加える一部改正が行なわれることになった。これにともない各組合は振興指針の変更を議決した上で、変更申請を各都道府県に行なう必要がある。

新型コロナウイルス・ガイドライン順守および営業回復に係る全国アンケート調査の結果発表があり、ガイドラインの順守については回答した理容サロンの98.1%が、またガイドラインセミナーで配布したツール類を活用については82.1%が活用しているという結果であった。

令和2年度組織強化運動の結果報告では、令和2年4月1日から12月末までの9か月間で、加入者は146人(新規126名、休業後に復帰するなどの新規以外20名)、脱退者は1,464人(転廃業678名、脱退後も理容業を継続している転廃業以外789名)で、差し引きすると1318人の組合員が減少した。

協議事項に移り、第6回理事会で承認された事業計画に基づいて執行詳細の提案についてなど、13項目が協議がされた。

今年9月27日に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催される世界理美容選手権大会と併催の「第73回全国理容競技大会」の競技種目は、第1部門「Barber Style~クラシックフェード~」、第2部門「レディスカット・トレンディアクティブスタイル」、第3部門「ニューヘア」の3種目。来年、秋田で開催する「第74回全国理容競技大会」の競技種目は、第1部門「フェード・フリースタイル」、第2部門「レディスカット・トレンディアクティブスタイル」(人間モデル)(マネキン)、第3部門「ワールドヘア in Japan」2022(仮称)(第73回と同様)の3種目に、「マスタースタイリストアワード」と「ジュニア部門クラシカルバックバリエーションヘア」を加えた5種目とする。第3部門の「ワールドヘア」という名称は、これまでの「ニューヘア」を改めたいとして、「ワールドヘア in Japan(仮称)」としている。

令和3年度新型コロナウイルス対応・組合加入大キャンペーン(案)については、組合未加入店にも「理容業における新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」を普及させて組合加入を勧める。器具商団体にも依頼し、新規組合員を獲得した器具商には新規加入1店につき協力金1万円を支給。組合各種事業や関係機関事業との連携などにより運動を推進し、組織力向上を図る。実施機関は令和3年6月1日~12月末までの7か月間。