4月19~21日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイト西1~4ホールとアトリウム、会議棟で『ビューティーワールド ジャパン』(主催:メッセプランクフルト ジャパン株式会社)と『東京ネイルフォーラム2021』(主催:NPO法人日本ネイリスト協会/JNA)が開催され、509社(国内501社、海外8社)が出展、3日間で3万6852 名が来場した(海外出店ブースは日本代理店が運営)。
4月12日にまん延防止等重点措置が実施され、事態のの先行きが見えにくい中での開催だったが、参加者の健康と安全を守るため、フィジカルディスタンスを保つために会場内の通路幅を例年以上に広く設け、入場時の検温、消毒、マスク着用、会場内の換気、臨時手洗い場の設置、会場内滞在者数のリアルタイムでの管理、警備員の巡回など徹底した感染防止対策を講じたほか、各出展ブース内でもそれぞれに感染防止対策を行なった。
出展者からは「例年とは異なる厳しい環境下での決断だったが、出展してよかった。見本市への出展は新規顧客開拓のための重要な機会と再認識した」、「自社ブースへの訪問者数は例年よりも少なかったが、売上は過去最高を記録した」、「異業種からの問合わせを多く受けた。新しい展開が期待できる商談が多かった」など、多くの喜びの声をが聞けた。
来場者からは「ビューティーワールド ジャパンの開催を待ち望んでいた。できるだけ多くの事を持ち帰り、事業展開にすぐに役立てたい」、「このように一度に最新の製品やサービスを直接見て、体験できる機会の重要性をコロナ禍を経験して改めて感じた、開催してくれて本当によかった」などのコメントが寄せられた。
主催のメッセフランクフルト ジャパン・梶原靖志社長は「昨年は残念ながら日本政府からのイベント自粛要請により中止せざるを得なかったが、今年はこうして開催できたことを喜ばしく思う。出展者、来場者、そしてご協力してくれた関係者の力添えに深く感謝する」と述べた。
『ビューティーワールド ジャパン』
第23回目の開催となった「ビューティーワールド ジャパン」は、業界のキーイベントとして業界関係者を集めた活発な商談の場と最新情報を発信する場を提供するだけでなく、出展者と来場者の効率的な出会いをつくる取り組みとして、次の3つの新企画が実施された。
⑴「FOLLOW US!」:出展者のインスタグラムをフォローした来場者にオリジナルグッズをプレゼント
⑵「SPOTLIGHTS」:サロンの売上UPにつながる話題の商材を紹介
⑶「BEAT COVID-19」:サロンに導入できる感染対策グッズを紹介
いずれの企画も出展者と来場者が出会うきかっけをつくる目的で実施され、多くの来場者でにぎわっていた。
エステ、ヘア、ネイルの最新技術やサロンオーナー対象の経営セミナーなど、情報発信の場として毎回多くの聴講者を集める「メインステージセミナー」は、会場内の密を防ぐため事前申込制で 11本を実施。また、40本すべての「出展者プレゼンテーション」と「業界団体セミナー」も当日の整理券配布制を導入し、聴講者数を制限しつつも様々なコンテンツが発信され、多くの来場者が参加した。なお、ステージセミナーの動画を4月23日16:00~4月30日16:00までオンデマンドで配信。
『東京ネイルフォーラム2021』
JNA主催の春のネイルイベント。日本、世界へ向けて最新情報を配信している。西 3 ホールで開催された。多くのネイリストが集まり、新製品や最新技術情報を入手するなど、来場者はリアルイベントを喜び、つながりを再確認していた。
◇ネイルトレードショー
ベント価格で提供される人気のエリア。各ブースではトップネイリストがデモンストレーションを行ない、最新の技術や情報を披露した。
◇ブース訪問(インスタライブでの情報発信)
会期中、JNAの役員が各ブースを訪問し、新商品やおススメ商品の情報をJNA公式アカウントのインスタライブで配信した。
◇JNAブース デモンストレーション/トークショー(解説:JNA・仲宗根幸子理事長/名誉本部認定講師)
JNAブースでは3日間、歴代チャンピオンがコンペティション対策、検定対策、サロンワークに役立つポイントなどの技術デモンストレーションを行なった。また、ゲストを迎えてのトークショーや、最新の感染症対策情報の発信などもあった。各コンテンツは、JNA公式インスタグラムでライブ配信も行なった。
[来場者数](速報値)
4月19 日(月) (晴れ) 12,828 名 (27,019 名)
4月20 日(火) (晴れ) 13,099 名 (24,799 名)
4月21 日(水) (晴れ) 10,925 名 (19,491 名)
合計 36,852 名 (71,309 名) ※( )内は2019 年の来場者数