美容師の労働環境を改善するアプリ『Smart勤怠管理-GPSで出退勤を自動打刻-』無料ダウンロード開始

株式会社 社会起業家パートナーズ(中村大作代表取締役)は、美容師の労働環境を改善するアプリ、『Smart勤怠管理-GPSで 出退勤を自動打刻-』を開発。2021年11月1日(月)に、無料ダウンロードを開始した。

■Smart勤怠管理 -GPSで出退勤を自動打刻-
特長
①GPSで出退勤を自動打刻します
②時間外労働が一目で分かります
③未払い残業代がないか確認できます

内容:利用者の勤務状況等をリアルタイムで集計などを行う勤怠管理システムです。
利用者が提供したデータに基づき、GPS位置情報を活用して、出退勤を自動打刻します。

機能:アプリで取得した出退勤データを、全国の「法律相談窓口」に共有することができます。

■ダウンロード方法
Smart勤怠管理 公式WEBサイト https://smartkintaikanri.jp/
App Store https://apps.apple.com/jp/app/id1534082523
Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.smartkintaikanri.android

■商品概要
企業は働き方改革関連法の施行により、2019年から時間外労働を月45時間、年360時間に制限することとなりました。
しかし、中小企業の多くは長時間労働の改善はおろか、法令に基づく残業代さえ未払いという、いわゆるサービス残業が続く労働環境になっています。さらには2020年、労働基準法の改正で、未払い賃金の消滅時効がこれまでの2年から5年に延長されたことにより、今後は過去5年分遡って残業代を請求される可能性があり、その深刻さは「未払い残業代倒産」という言葉ができるほどです。
そこで、「残業に特化した勤怠管理システム」を開発することによって、企業の残業体質を見直し、長時間労働を改善、労働生産性が向上できるよう企業と労働者の働き方改革を支援します。

■自動打刻の仕組み
「Smart勤怠管理」はグローバル・ポジショニング・システム(英記::Global Positioning System、略称:GPS)を活用した、労働者の出退勤を自動打刻する勤怠管理システムです。
本システムの利用者である労働者が予め登録した勤務先住所を起点として、半径200メートルに進入した際、労働者が自身のスマホにインストールした本システムが作動して、自動で「出勤」の打刻をします。また、半径200メートルから退出した際には、「退勤」の打刻をします。

■残業時間・残業代の表示
ホーム画面では、1日、1週間、1ヵ月、1年、それぞれの期間ごとに、勤務時間、残業時間、残業代を表示します。法定時間外労働の上限(月45時間、年360時間)の管理にも役立てることもできます。「長時間労働」や「サービス残業」といった、残業に特化した勤怠管理システムで労働者および企業それぞれ労働時間を意識することができます。

■全国の法律相談窓口
利用者と勤務先との間で勤務時間、残業時間、残業代等の争いになった場合、専門家(弁護士または特定社会保険労務士)に相談できます。全国の法律相談窓口が掲載されていますので、利用者のお住まいの地域の専門家に相談することが可能です。
労働基準法や労働安全衛生法などの法律に基づいて早期解決に役立ちます。アプリで取得した出退勤データを、全国の法律相談窓口に共有することができます。

■社会的課題
美容業界は、長時間労働、低賃金といった劣悪な労働環境により、早期離職や美容師自体を辞める傾向にある業界となっています。厚生労働省の発表した「理容師・美理容師・美容師制度の概要等について容師制度の概要等について」によれば、美容師免許の登録者数は約123万8千人であるのに対し、美容師として働いている人は約48万8千人に留まり、美容師の就業率は国家資格にも関わらず約39.4%という、驚くべき低水準となっています。
2021年に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の担い手不足として、休眠看護師の存在が注目されました。休眠看護師は、看護師資格を保有しいているにも関わらず、過酷な労働環境であることなど、何らかの理由で看護師として従事していない看護師の資格保有者のことです。厚生労働省の発表した「看護職員の現状と推移」によれば、看護師の登録者数は約225万人であるのに対し、看護師として働いている人は約154万人で、就業率は68.4%となっています。つまり、注目された休眠看護師は看護師全体の31.6%であるのに対し、いわゆる「休眠美容師」は美容師全体の60.1%にもなっていて、約2倍の休眠率となっています。

■美容師の社会的意義
厚生労働省が発表した「介護保険事業状況報告(全国計)」によれば、令和2年度の要支援・要介護認定者の数は約668万人にもなります。平成31年1月期には全体の80%にあたる約378万人が在宅の介護を受けています。歩行困難な要介護度1以上の在宅介護者は約312万人にもなり、実質的には美容サービスを受けられない美容難民といえます。その担い手として、国家資格を持つ美容師が挙げられますが、美容師は美容難民に対して「髪を切る」という整容のみを提供しているものではありません。また「おしゃれを楽しむ」という短絡的なものでもありません。
美容とは、「容姿を美しく」することを通じて、生活の「豊かさ・心の豊かさを提供」することと考えられます。病気や怪我、その他、何らかの理由で美容室に行けない方に出張美容サービスを提供する「訪問美容」においては、当該利用者の生活支援サービスともなっており、特に独居生活者の場合は、ケアマネージャーやヘルパーなどと同様、居宅介護支援として生活をサポートする機能として欠かせません。
これらのことから、美容師の存在価値は、厳しい技術習得の時期を経て、国民生活に必要なサービスとして社会のために貢献していることにあります。だからこそ美容師は国家資格となっています。

■開発会社/(株)社会起業家パートナーズ
ソーシャルビジネスに特化した経営コンサルティング会社。自主事業としても、「コミュニティサロン と和 / 訪問美容 と和」の屋号で美容室や訪問美容の美容事業を展開しています。美容業で初めて、東京ライフ・ワーク・バランス認定企業に選出されており、これらの経験から美容業を皮切りに「長時間労働」や「サービス残業」とった社会的課題を解決に挑戦しています。残業に特化した勤怠管理システムを開発して、美容師と美容室の働き方改革を支援しています。

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社社会起業家パートナーズ
労働者支援事業部事業部 SmartSmart勤怠管理勤怠管理
電話:03-6759-8620 FAX:03-6759-8622
Mail:info@se-partners.jp
住所:東京都豊島区巣鴨4-26-3
Web:http://se-partners.jp/