DHK理美容協同組合(花島和久組合長)は、3月16日のリモ-トゼミとして、 荒川和也dhk長野支局長を招き「企業は人なり 地方発信のこれからの理容業」をテーマに講演を行なった。
冒頭、花島組合長より「まん延防止等重点措置も、やっと終了になりつつあるが、世の中は戦争の話や、値上げラッシュ等暗いニュ-スが多くなっている。我々の仕事は、3月は繁忙期でもあり、皆さんのサロンでは素晴らしい数字が出せるよう期待している。今夜はdhkの仲間である荒川講師のお話しを聞いて、刺激にして欲しい」とのあいさつに続き講演に移った。
荒川講師は、現在長野県松本市で家族従業員含め10名のスタッフでサロン経営を行なっており、近々新店開業にあたりもう数名スタッフが増える予定であるという。先ずは、「因は我にあり」と、自分自身の在り方を見つめ直すことを心掛け、物心両面の気持ちを忘れず、スタッフが豊かになっていることで初めて成功と言えるとのことであった。
荒川講師のサロンでは、「信条」「経営理念」「企業目的」「経営基本方針」「社会性」「科学性」「人間性」「社風」を会社の軸にしており、独立より会社に残り、永年就職を希望するスタッフも多いとのこと。人を集めて育てていく。人を活かしていくと、売上が上がっていくので、同店では「客数xお客様の満足」が売上に繋がっているため、支店を出すのもスタッフの活躍の場を増やして、それに見合った報酬を渡したいとの気持ちが強いことが新店開業理由でもあるという。「自分の考え方が変わり、スタッフが辞めなくなった。そしてサロンの雰囲気も良くなった。サロンの雰囲気が良くなれば人が集まり、そのスタッフを活かすことが出来れば売上に繋がっていく」との言葉で締めて講演は終了。
最後に質疑応答を行ない、凄腕サロンオーナーである荒川講師のサロン経営のお話しや、社員想いである人柄のお話しを伺うことができ、これからのサロン経営に役立つ素晴らしい講演であった。