アリミノ「2022年度アリミノ全国有力代理店会議」を開催

株式会社アリミノ(田尾大介社長)は「2022年度アリミノ全国有力代理店会議」を4月27日、東京・港区のThe Okura Tokyo『オーチャード』で開催、43社が出席した。

最初に田尾社長が2021年度の業績と、2022年度活動テーマについて説明。代理店会議終了後はIT評論家 尾原和啓を講師に、特別講演「-ファンの心を掴む チャンス!-今こそ、プロセスの価値を学ぶ」が行なわれた。また、2021年度の優秀代理店15社と、伸長著しい代理店2社の表彰も行われた。

2021年度の業績は2020年度と同様、コロナ禍での活動だったが、売上高10%アップ・対前年度比118%で、101億円の売上高を達成したと報告。カテゴリー別でもそれぞれ売り上げを伸ばし、『ヘアカラー』では「アジアンカラーFES」が対前年度比126%、「アリミノブリーチ120」は同160%以上の伸張、『パーマ』の「クオライン」は同160%以上、『スタイリング剤』の「ダンスデザインチューナー」は同200%以上、『ヘアケア』の「スプリナージュ」は同104%、「コアミー」は同277%であったとのこと。田尾社長は「総合メーカーとしてカラー、パーマ、スタイリング、ヘアケアそれぞれのカテゴリーが伸張することは理想であり、達成できたのは皆さまのおかげである」と述べた。

田尾社長は続けて、2022年度活動テーマを「チャンス! ー今・こそー」と発表。同社では昨年度から、ファン(サロンに通い続けてくれるお客さま)ベースの考えを取り入れて活動してきた。人口減少や高齢化、美容業界での競争過多で新規客獲得が難しい時代であり、経済的にもマイナス要因があるなか、ピンチをチャンスと考えてお客さまとの絆を深めていく機会を代理店とともにつくり、美容師やサロンの成長の後押しをしていくという。

新製品に関しては、“これまでできないとされていたことに挑戦する”をスローガンに開発し、高機能な新製品により技術メニューの価値をアップする幅広い提案をしていく1年にしていくとしている。

 さらに田尾社長は、『アリミノ×グローバル エンジェルウィングス プロジェクト』を紹介した。“愛と平和の象徴”としてエンジェルウィングスを建物の壁面に描き世界で活躍するストリートアーティストのコレット・ミラー氏が提唱し描き続けている『グローバル エンジェルウィングス プロジェクト』とアリミノのコラボレーション企画。「美容は平和な世の中だからこそ成り立つ産業。サロンも愛の溢れる場であってほしい」と、オリジナル作品のタペストリーを2021年4月から全国のサロンで展開しており、今年度も継続展開している。タペストリーをサロン店内に飾り、きれいになったヘアスタイルのSNS投稿用撮影スポットに活用してもらうなど、サロンとお客さまのコミュニケーションを支援していくという。

[おもな新製品]( )内は発売月
『ヘアカラー』
(3月)「カラーストーリー i プライム」:グレイカラーに特化した「カラーストーリープライム」にリニューアル。これまで難しかった明るいグレイカラーの寒色表現を可能にして、カラー表現の幅を広げた。
(5月)「カラーストーリーアドミオ」:ツギイロプロジェクト(サロン参加型新色開発企画)第2弾として、新色「ウィスタリア」「レインウッド」の2系色全4色を1年間限定で発売。

『パーマ』
(5月)「クオライン アシッド」:今までダメージの影響で施術が難しかったお客さまにも対応できる酸性ストレート

『ヘアケア』
(4月)「ミント」:シャンプー&マスクを22年限定パッケージ・香りでリニューアル発売
(9月)「シェルパ」:高機能ヘアケア剤としてフルリニューアル
(10月)「コアミー リペアティブ」:新発売。高付加価値、単価アップのメニューづくりに活用