日本メンズファッション協会 『第41回ベストファーザー イエローリボン賞』発表・授賞式

 一般社団法人日本メンズファッション協会(MFU/八木原保理事長)は父の日(6月第3日曜日)を前に、各分野から「今年最も素敵に輝くお父さん」5名を選出。6月7日、東京・千代田区の東京會舘で『第41回ベストファーザー イエローリボン賞』の発表・授賞式を開催した。
受賞者は《政治・経済部門》北原睦朗さん、《学術・文化部門》野口聡一さん、《芸能部門》滝藤賢一さん、《スポーツ部門》長友佑都さんと渡部暁斗さんの5名。なお、長友さんは日本代表の活動期間であり、ビデオ出席した。
 主催者を代表して八木原理事長はあいさつに立ち「父の日を機に、日頃から家族のために頑張っている父親に感謝するとともに、親子・家族の絆がより一層深まっていくことを期待している。MFUは事業を通して、これからも持続可能な社会(SDGs)を運営の骨格として進めていきたい。内外の情勢を見ても、厳しいものがある。しかしMFUは難しいときだからこそ、1人でも多くの皆さんに、夢と勇気と元気と希望を発信してワクワクドキドキするような気持ちを持って貰えるよう、盛りあげていきたい」と述べた。

選考理由と子育てについてはつぎのとおり。
●政治・経済部門:北原睦朗さん(大同生命保険社長)
二人息子を立派な社会人に育て上げ、中小企業で働く父親たちの生活保障のみならず、 その健康を支えていくという理想に燃えて業務に邁進する姿/受賞は光栄に思う。子どもたちには自分たちで考えさせ、仲間として相談にはのっていつでも手をさしのべられウ関係をきずいてきた。

●学術・文化部門:野口聡一さん(宇宙飛行士、東大特任教授)
命がけの訓練を繰リ返し、宇宙船外の活動を身に着けたかけがえのない家族の写真とともにこなし、日本の子どもたちに夢と希望をあたえ続ける雄姿/宇宙船では子どもたち家族写真を貼って存在を感じながら危険を伴う任務を遂行。国際宇宙ステーションから戻るときに、これから家族の元への帰り道が始まると感じた。

●芸能部門:滝藤賢一さん(俳優)
一切干渉せず、全て自己責任という両親の子育てを引き継ぎ、 三男一女に好きなように生き、楽しく生きよと願い、自らの俳優修業を男の背中で語る姿/俳優の前に父親であるので、俳優の賞を頂くよりもうれしい。子どもたちに父親にさせてもらっていると思うので、家に戻ってもう一度家族と祝いたい。子どもには伸び伸びと育ってほしく、楽しい人生をおくってほしい。

●スポーツ部門:長友佑都さん(サッカー選手 FC東京)
2008年Jリーグ・FC東京に入団以来14年間日本代表に選ばれ、現役としてサッカー選手を続けつつ次代を担う子どもたちを育てるという情熱と使命感にあふれる姿/受賞は大変うれしく、家族のおかげがあっての受賞だと思う。子どもにとって尊敬できる親父でありたい。

●スポーツ部門:渡部暁斗さん(スキー選手/ノルディック複合)
1998年の長野五輪で見た「日の丸飛行隊」にあこがれ、5回の五輪出場で4つのメダルに輝き、我が子の成長に自分の飛躍を重ねる生き方/5月に次男が生まれ、二児の父になった。1歳半の長男の動き(人間の理にかなった本来のもの)から、自分の体の動きを改善するヒントが隠れていると「師匠」と呼んで、試行錯誤を繰り返し、競技での成長を目指している