「特徴を生かした人材育成を」がテーマ、DHK理美容協同組合ゼミ

DHK理美容協同組合(花島和久組合長)では、9月21日、同月の協同組合ゼミとして「ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド」総支配人である井田隆久氏(写真)を講師に迎え、「極上の接客とスタッフ育成」と言うテーマでリモート講演を行なった。

冒頭花島理事長より「コロナも少し落ち着く気配だが、気候は大変不安定という状況の中、今夜も多数の参加をいただいた。皆さんと繋がって勉強する事で、今日の講演をヒントに各サロンに落し込んで、明日からの営業に役立てていただきたい」と挨拶。

続いて井田講師から自身のこれまでの体験が語られた後、シェフの経歴をマネージメントに活かし、現在は「ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド熱海」の総支配人となった。

同ホテルのコンセプトは、自然に囲まれた隠れ家のようなウェルネスリゾートで、シェフ選りすぐりの近隣の食材で仕立てたファームトゥテーブルの料理と、パーソナルなおもてなしでお客様をお迎えする、セレブ御用達のホテルとのこと。俗に言う「ラグジュアリー」とは、人が決める事で、このコロナ禍の中でも、安心・安全・清潔・衛生をお客様に見えるよう徹底して行なっている。

当ホテルに来館されるお客様は、時間に対する価値観は年々上がってきているので、お泊り頂く時間をどう楽しんでいただけるか、客単価に繋がってくるので、今変わらなければ今後も変わることができない。あくまでも主役は「お客様」一歩先のサービスが次に繋がってくるので、ここで宿泊してリセットできれば「値段」ではなく「価値」に変わってくる。

「先日某タレントさんがTV番組の5分の中でホテルを紹介して下さったお蔭で、100件以上の予約が入ったが、100%安心してリラックスできる安心・安全なラグジュアリーなホテルとして、他と差別化を図りながら十人十色、その人の特徴を生かした人材育成で、今後もお客様に贔屓にしていただけるよう邁進していきたい」と語り講演を締め括った。参加者はなかなか聞けない貴重な話しに触れ、有意義な時間を過ごすことができた。