理容教育研究団体早苗会(遠藤正弘会長)は、11月21日、神奈川県横浜市西区の伊勢山ヒルズで「Changing SANAE STYLE」をテーマに『2022早苗会全国研修会』を4年ぶりに開催した。
式典では初代会長米倉近氏から二代目米倉宏氏、三代目向原一義氏、四代目宇佐美勉氏による音声およびビデオメッセージで設立以来60有余年の歴史が語られた後、武蔵均副会長の開会の辞、次いで同会運営に尽力されながら亡くなられた物故者に対し慰霊の黙祷が捧げられた。
この後登壇した早苗会五代目遠藤現本部会長は、「西洋理髪発祥の地横浜へようこそ」と述べた後「新型コロナウイルス感染の影響で自由が制限され、人的交流の概念が解体・再構築されつつある。『早苗会』として、先人たちの意思を引き継ぎつつ新たな目標を定め、理容業を牽引するために何を発信できるか。技術だけでなく当会の理念とする『業即信仰』のもと、人材育成と絆を大切に、技術と知識の習得を最大限にバックアップし、社会貢献というミッションに挑戦し、理容の文化を支える一翼を担っていけるよう共に邁進しましょう」とあいさつした。
続いて来賓を代表して船津博司神奈川県理容組合理事長、浅尾慶一郎参議院議員、石川彰タカラベルモント理美容事業部長のあいさつ、来賓紹介に続き新たに講師・助講師となった会員への認定書授与、記念品贈呈、全国から参集した地区ごとの会員紹介、地区会長のあいさつ後、池田譲治副会長の閉会の辞で閉式となった。
引き続き「モテの極意は床屋にあり」をテーマに岸田一郎氏による講演会が行なわれた。