昨秋卓越技能者表彰「現代の名工」を受賞した全理連中央講師の武藏均氏の受賞祝賀会が、3月20日、千葉・幕張の東京ベイ幕張ホールで千葉県理容組合役員はじめ、業界関係者多数が出席して行なわれた。
はじめに発起人を代表して増田稔千葉県理容組合理事長は「今回の受賞に対して心よりお祝いを申し上げたい。武藏さんは飽くなき完璧な技術を目指す姿勢と、これまでに培ってきた功績が認められての受賞となったが、当組合にとっても大変名誉こと。今後も一層のご活躍を期待している」とあいさつした。次いで師匠である本田誠一全理連中央名誉講師は「武藏君は努力の人。私の後を追いかけ、追いついてくる。家庭の事情で私のサロンを早めに卒業してから、彼がどれだけ努力してきたか、どれだけ大変だったのだろうか。それを思うと胸がつまる思いがする。しかし今日というおめでたい日、実は私の誕生日でもある。武藏君ゆっくりしようなんて考えずに頑張れ」と激励を交えあいさつした。
この後花束が贈呈された武藏氏は「『いつかきっと先生に追いつく』と言ったら師匠は『君は素晴らしい理容師になると思う。でも私も努力するからその差は決して縮まらない』と返され『全国チャンピオンになる』という夢を抱くことができた。いまはどんな場面でも、どのようなステージでも『絶対負けない』と努力できるのは師匠のこの言葉のおかげです」と謝辞を述べた。
