株式会社アリミノ(田尾大介社長)は「2023年度アリミノ全国有力代理店会議」を4月20日、東京・港区のThe Okura Tokyo『オーチャード』で開催、42社が出席した。
最初に田尾社長が2022年度の売上業績と、2023年度活動テーマについて説明。代理店会議終了後はマーケター/クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏(株式会社かげこうじ事務所代表)を講師に迎え、特別講演〝「心」が分かるとモノが売れる「好き」から「LOVE」へ〟と、2022年度の優秀代理店15社・伸長著しい代理店3社の表彰式も行われた。
2022年度の売上業績は、対前年比108%・110億円で、すべてのカテゴリーで目標を上回ったと報告。2023年度活動方針は〝逆風こそチャレンジ 求められるメニュー改革〟、活動テーマを〝LEAN ON〟(寄り添う・頼る)と発表した。田尾社長は、活動テーマについて、「過去3年間のコロナ禍で、美容の存在価値を改めて強く感じた。同時にサロンがいつでもお客さまから頼りにされる存在だったことも、改めて尊いものと感じており、我々もサロンから頼りにされる存在であることを目指し、てテーマを〝LEAN ON〟とした」と述べた。
2023年度は〝メニュー改革〟の3つの柱として①「技術メニュー・リニューアルの推進」、②「大人女性市場マーケティングの推進」、③「メンズ市場の活性化」を提案。①は高機能製品を活用したメニュー提案、技術料金アップのための教育支援、商圏分析などを通してモノ・コト両面での単価アップを図れる提案をしていく。②は大人女性の髪の悩みを、デザインとケアの両面からアプローチ。エイジングケア・頭皮ケアの提案、大人女性対策のパッケージ(強化プログラム)提案をする。③は拡大を続けているメンズ市場へ積極的な展開をするため、アンバサダー(宮市亮/横浜F・マリノス所属)を起用したタイアップ施策で一般周知を拡大化、さらにZ世代向け新ブランドを立ち上げる(2024年春予定)。
また、同社独自の取り組みとして「プラスチック資源循環促進法」の基本原則4Rに基づいた自主基準を策定し、クリアした製品に表示する「アリミノ エコバトンマーク」を導入。2023年4月から順次、該当製品に表示していく。
《2023年度活動方針》逆風こそチャレンジ 求められるメニュー改革
《2023年度活動テーマ》LEAN ON
《2022年度の売上業績》
昨年度対比108%、110億円
[ヘアケア]
・「コアミー」(契約サロン直送ブランド/サロンケア&ホームケア)約2400軒導入、昨年度対比138% *「コアミー リペアティブ」2022年10月追加発売
・「シェルパ」(2022年9月フルリニューアル発売/処理剤)昨年度対比116%
[ヘアカラー]
・「アジアンカラー フェス」昨年度対比121%
・「アリミノ ブリーチ 120」昨年度対比164%
[パーマ]
・「クオライン」昨年度対比143% *「クオライン アシッド」(酸性ストレート)2022年5月追加発売
[スタイリング]
・「ダンスデザインチューナー」 昨年度対比114% *「ポッピンフィグ」2022年1月追加発売