トルコ大地震の支援金を手渡す
宮城県理容組合の支援募金が全国に拡大
全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、2月に発生したトルコ・シリア大地震被災地を支援するため寄付金を募っていた。4月20日、大森理事長と宮城県理容組合の阿部忠理事長がトルコ共和国大使館を訪れて、コルクット・ギュンゲン特命全権大使に集まった支援金118万5323円の目録を手渡した。
阿部理事長はギュンゲン大使に「12年前の東日本大震災でトルコの方々が雪の降る中、七ヶ浜にテントを張り、3週間以上にわたる捜索活動で宮城県を助けていただいたことは、忘れることができません。県組合七里ヶ浜支部長から、〝今度はトルコに支援金を送りたい〟との申し入れがあり、県の全支部から支援金が集まりました。県組合員から〝大森理事長を通して直接手渡してほしい〟というの要望がありました」と説明。
大森理事長は「今も避難してテントで過ごしている人がたくさんいると聞いています。深くお見舞い申し上げます。連合会では1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災のほか、自然大災害でボランティア活動を続けたり、支援金を集めてきました。今回、全国の理容組合組織でも、トルコに支援金を送ろうということになりました。連合会では地震後の復興支援に、これまでの経験を活かしてその務めを果たしていきたく、ヘアカットなどでも要望があれば申し出いただきたい」と述べた。
ギュンゲン大使は「ご来館、ご支援ありがとうございました。現在でも避難生活は続いており、再建には、長い時間がかかると思います。その間、食事だけでなく衛生環境の整備や社会的・教育的な整備も必要になってきます。そのため、今回の支援はありがたく思います。また、ヘアカットなどでもご協力いただけるのは非常に心強く、必要な場合はよろしくお願いします」と謝辞を述べた。