日本エステティック工業会「第17回通常総会」開催

一般社団法人・日本エステティック工業会(瀧川睦子理事長)は、5月26日、東京・墨田区のKFC Hall & roomで、第17回通常総会を開催した。
はじめに瀧川理事長は、昨今の美容用機器HIFUの問題に触れ「機器の発火や施術後の有害事象が報告されている。一部はセルフで使用しているところもあるが、当工業会は光美容脱毛に関してプロが使うための機器として自主基準を設けて対応している。また、コロナ禍で出来なかった当組合8つの委員会もこの問題を含め、今後は積極的に開催するほか、日本エステティック振興協議会が推進する『認定美容ライト脱毛エステティシャン教育養成制度』等を活用するなど、工業会として従来にも増して消費者への安全・安心を考えた製品づくりを通し、エステティック業界の健全な発展に貢献できるよう努力していく」とあいさつした。
引き続いて委任状を含めた出席者が定足数に達している旨が報告された後、定款に従い議長に古守康直副理事長、副議長に手塚圭子理事を選任して議案審議に入った。1号議案・事業報告では、エステティックサロンは厳しい経営環境に置かれているが、エステティック関連の機器や化粧品の製造業、販売業および輸入業を営む当工業会会員企業も衛生に関わる商材はじめ、必要とされる機器などの開発を通してエステティック業の発展に寄与していく」とした議案が上程された。続いて2号議案・2022年度収支決算報告、3号議案・同監査報告、4号議案・2023年度事業計画案、5号議案・2023年度収支予算案が上程されたいずれの議案も賛成多数で可決承認され、総会を終了した。
この後休憩を挟んでの記念講演は、消費者庁消費者安全課・事故調査室課長補佐の渕野徳和氏が「HIFU機器に関する調査報告」を演題として行なわれた。