滝川株式会社(滝川睦子代表取締役 )は2024 年1 月5 日、東京・台東区の浅草ビューホテル 3階 祥雲の間で『令和6年 新年賀詞交換会』を開催。150社230名が参加し年史を祝った。
念頭のあいさつに立った滝川社長は、まず1月1日に発生した能登半島地震に触れ、「改めてお見舞い申し上げます。本当に多くの方々に大きな悲しみが襲ったスタートとなりましたが、本日会場に着いたときに、みなさんの顔を拝見し、また巨大な熊手と大きな達磨を目にして少し気持ちが明るくなり、やはり私たちがしっかりと前に進んでいかなければ経済は回せませんし、日本は良くならない。改めてそのような気持ちになった次第です」と話す。
続けて海外に目を向けると、さまざまな問題が物価や輸送に影響しているとも述べる。ただ、美容文化はプロフェッショナルがお客さまに技術を持って喜んでもらう業界だと付け加える。「当社も含めてモノが売れれば会社は潤いますが、サロンが潤わなければ業界の繁栄にはつながりません。ですからプロの技術で『もう一度行きたい』『このサロンでなければダメ』と(消費者に)思っていただけるサービスに必要な商材をしっかりと提案し、業界の繁栄につなげていきたい。『サロンの繁栄なくして業界の発展はなし』。今年は改めてそのことを念頭に置きたいと思っています」
そして昨年、楽しい話題や沸きたてるような気持ちを与えてくれるなど、スポーツに救われたところがあったと話す。そこには多くの学びがあり、中でも若い世代は待たないで次のお店、次の会社に行くといった傾向が見て取れたという。「先人に学ぶことは非常に多いですが、過去とは違う現在ということで令和に習い、Z世代が喜んで活躍してくれるような新しいアプローチの仕方を学ぶべきではないかと改めて思っています。変化に柔軟で進化することを怖がらない。変化を怖がらない柔軟さを身につけていきたいと思いました」
また実績については昨年4月から11月末までの8ヵ月間の純利は、昨年対比105%で149億8700万円と発表。約7億円増での進捗状況だと報告した。
最後に、同社が掲げる“ユニバーサルビューティ”について、「商品先行ではなく、年代も環境も、国籍、宗教なども関係なく、さまざまな美容をサロンで享受できることを引き続き伝えていきたいと思っています」と述べた。
なお、2月には長野と富山でユニバーサルフェスを開催する予定だが、富山については状況を鑑みながら判断するとした。
その後、来賓を代表して山東昭子 元参議院議長/参議院議員、福士政広NPO 法人 日本エステティック機構 理事長があいさつ。次いで田尾大介フイッシャー友の会 代表幹事/株式会社アリミノ 代表取締役社長の祝杯の発声で歓談の場に。恒例の浅草鷲神社の商売繁盛を祈願した熊手の抽選会も行なわれるなど、和やかなひと時となった。