全理連「第18回・地球温暖化防止対策発表会」に伊藤環境大臣出席

前列左から大森理事長、伊藤環境大臣、秦康之地球環境局長。後列左から(モデル)最優秀賞の勝木さん、阿部忠全理連常務理事

「バーバーサロンCOOL SHARE」スタート
2024SDGs・クールビズヘアスタイル」発表

 全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、524日、東京・代々木全理連のビルで、伊藤信太郎環境大臣出席の下「第18回・地球温暖化防止対策」記者発表会を行なった。

 冒頭大森理事長は「今回は国が行なう地球温暖化対策に歩調を合わせ『理容業の地球温暖化対策』(後援:環境省・厚生労働省)として実施。この取り組みは、地域に根差した理容業が、社会の中で果たすべき役割のひとつとして進めているもので、これまでには、クールビズヘアの発表会や地球温暖化防止に関する標語や俳句・川柳の募集、大気汚染物質の浄化能力があるとされるサンパチェンスやひまわりの種の全国配布、浴衣に似合うショートヘアスタイルの提案、環境省の各種イベントの参加など、国民と一体となって取り組んできた。そして今年は、熱中症警戒アラートが発表された時には健康に重大な被害が発生する恐れのある子供や高齢者を熱中症から守るため、全国のバーバーサロンを避難場所として提供する「バーバーサロンCOOL SHARE(クールシェア)」として新たな社会安全事業をスタートさせる。また、環境負荷軽減をキーワードとした、ドライヤーの時間を短くして、手櫛で決まる(持続)『2024SDGs・クールビズヘアスタイル提案』も行なっていく」とあいさつ。

 続いて伊藤環境大臣は「環境省では2050年カーボンニュートラルの実現に向け、デコ活を推進している。クールビズヘアもその一要素であり、ドライヤーの時間を短くしたり、熱中症アラート時のクーリングシェルターの役割、さらには業界使用のプラスチック代替品への移行など、今後も業界の皆さんと連携してデコ活等に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 このあと脱プラスチックを掲げる理美容関係商社を代表して滝川株式会社に感謝状が贈呈された後、クールビズヘア最優秀賞の勝本琢海さんの作品再現デモストが行なわれた。

「2024 SDGs・クールビズヘアスタイル」
最優秀賞/勝木琢海(新潟県)
優秀賞/Vikoriia Vradii(ウクライナ)