全理連「第190通常総会・評議員会」を開催

大森利夫理事長7選

全国理容生活衛生同業組合連合会は、5月30日に行なわれた第190回通常総会・評議委員会で、任期満了による理事・監事改選に引き続いて役員の選任が行なわれ、理事長には大森利夫氏が、副理事長には寺園洋行氏、早川幹夫氏、湊正美氏がそれぞれ再選され就任した。

通常総会では大森理事長あいさつ、来賓あいさつに続き理事改選にあたるため仮議長を選任後、改めて正副議長に阿部忠氏と中原一郎氏を選任して附議事項審議に入った。

議案第1 号・令和5 年度事業報告承認の件は、業務監査報告として令和5 年度は「国の補助金を活用した全国イベント「1 日を楽しく過ごすには理容店に行こう!キャンペーン」、ヘアサロンオンライン予約システム「ヘアなび」の構築など、新たな取り組みを積極的に実施しており大いに評価できる。また、47都道府県組合組織振興対策助成金として5000万円の支援決定は、各組合・支部組織力維持維持への大きな力となった。本年元日に起きた能登半島地震においても、義援金募集、現地支援等スピーディな対応で被災者を元気づけたとし、組合サロンの安心・安全な営業に資する施策をを積極的に推進されることを期待する」との監査報告。

次いで事業報告として綜合振興対策関係、総務・教育・文化広報・事業・組織・共済関係がそれぞれ説明され異議なく承認された。次いで議案第2 号・令和5 年度決算報告及び剰余金処分案承認の件は、「全会計の予備費を除いた予算に対する執行率は97.18%全般的に予算は適正に支出されている」との監査報告後、議案審議となりこちらも異議なく可決承認された。議案第3 号・療養補償共済制度の一部改訂承認の件は、被保険者数の減少から、団体割引率を30%から25%の適用にすることを可決承認した。

引続き議案第4 号として上程されている任期満了による役員選任の件は、47 都道府県から選任されている理事による選挙となったが理事長立候補者は1 名、副理事長立候補者は4 名で理事長は無投票、副理事長は投票となった。その結果理事長には大森利夫氏、副理事長には寺園洋行、早川幹夫、湊正美の3 氏が選任され就任した。なお大森理事長は連続7 期となった。

大森利夫氏は、1966 年愛媛県松山市で理容・美容サロン等を開業し、1988 年から愛媛県理容組合の理事長を連続13 期務めている。大森氏は「コロナ禍を超え、世界的にも経済需要も高まり人の動きも活発になっている。その時流に合わせた業の繁栄の道を少しの失敗は恐れず、連合会役員一丸となって、儲かる業づくりに向けて一層の努力をする覚悟です。また理美の在り方についても、時代を捉えて主張していきたい」と語った。