ビューティ業界の最新サービスや商材が集まる西日本最大級の総合ビューティ見本市『ビューティーワールド ジャパン 大阪』が、10月21日から23日までの3日間、大阪市のインテックス大阪1-5・6号館Bで開催された。
今回で19回目の開催となる本見本市には、前回比約7%増となる36,410名のエステティック、ヘア、ネイル、アイラッシュ、リラクゼーションなどのビューティ業界関係者や卸、小売、商社関係者が来場。韓国、中国パビリオンのほか、タイ、ハンガリー、リトアニアからの61社を含む517社が出展し、最新製品や商材を手に取って出展者と来場者が商談する姿が会場の至るところで見受けられ、熱気にあふれた3日間となった。
写真は2024年開催の「ビューティーワールド ジャパン 大阪」のようす
写真:ビューティーワールド ジャパン 大阪/メッセフランクフルト ジャパン
■「ビューティーワールド ジャパン 大阪」来場者数速報
10月21日(月・晴れ) 14,041名[13,385名]
10月22日(火・晴れ) 13,294名[11,932名]
10月23日(水・曇り時々雨) 9,075名[8,629名]
合計 36,410名[33,946名]
※[ ]は2023年の数値
※2024年の数は速報値のため、最終的な数字は変更する場合があります
※来場者数に出展者、運営関係者、メディアは含まれておりません
※来場者数はマルチプルカウント方式です(同一来場者の3日間来場=3名としてカウント)
会場は「コスメティック」「美容機器」「ヘア」「ネイル」「アイラッシュ」「ビジネスサポート」「からだ+キレイ」「フェムモア」に、新たにサロンビジネスための美容食品を集めたゾーン「テイスティ」を加えた9つのゾーンで構成された。「テイスティ」に出展した株式会社大源味噌 代表取締役の室井郁子氏は、「味噌はインナービューティと親和性が高いため、ビューティ業界への販路拡大を目的に出展を決めた。エステティックやリラクゼーションのサロン、問屋や卸を含む企業のリードが30件ほど取れ、新規ビジネス開拓の手ごたえを感じている」と語っていた。初開催から継続出展の八木満タオル株式会社 代表取締役の八木宗一郎氏は「エステ、ヘアサロン、リラクゼーション系などの経営者の来場が多いが、円安の影響かホテルからの商談も増えた。新しいリードを獲得しただけではなく、今まで付き合いのある取引先とも今後の商談を進めることができた」と、成果を話した。
特別エリア「NEXT」には34社が出展し、関西地方でのビジネス拡大に向けて自社のブランドを積極的に紹介。スモカ歯磨株式会社 営業購買部 主任の嶌 啓志氏は「歯科医向けの製品の物販やOEM開発を行なっている。エステサロンや海外企業、ECサイトの卸業者と名刺交換ができ、ビジネスが拡大しそうだ」と話した。
またエステティシャン、理美容師、ネイリスト、鍼灸師やサロン経営者向けに、各業界の最新情報から技術、マネジメント術を紹介するセミナーを、「エステティックステージ」と「ヘア&ネイルステージ」「業界団体セミナー」で合計26本が開催された。山﨑達也氏(BOLANGE・Hifive 代表)、木下あおい氏(一般社団法人日本インナービューティーダイエット協会 理事長)、Yukimi氏(「minmin nail」オーナーネイルテクニシャン)、大山招子氏(鍼灸あん摩マッサージ師)、櫻井夏子氏(整形外科医)と坂上翔一郎氏(日本フィットネス医学協会 代表理事)が登壇したセミナーなどに最新技術や情報を収集したい聴講者が、熱心にメモを取る姿が見受けられた。
木下あおい氏のセミナーを聴講した、めい鍼灸院オーナーの小林香織氏は「油が酸化して血管を痛める可能性があることなど、食事の大切を分かりやすく解説していた。今まで食事を気にしていなかったが、自分にもサロンのお客さまにも使える情報を得ることができた」などの声が寄せられた。大石佳奈氏(株式会社La Beaute.代表取締役)や星渉氏(連続ベストセラー作家)がサロン経営術やマーケティング方法を紹介したセミナーには、大勢の聴講者がステージ周辺に集まり、コメントをメモする姿であふれていた。
なお次回の「ビューティーワールド ジャパン 大阪」は「大阪ネイルフォーラム 2025」(主催:NPO法人日本ネイリスト協会)と同時開催。会期は2025年10月20日(月)-22日(水)で、会場はインテックス大阪となる。
「ビューティーワールド ジャパン」の最新情報
公式ウェブサイト:www.beautyworldjapan.com
公式インスタグラム:www.instagram.com/beautyworldjapanofficial/
公式フェイスブック:https://www.facebook.com/BeautyworldJapan2024
公式YouTube:https://www.youtube.com/@beautyworldjapanofficial
姉妹見本市の開催概要
ビューティーワールド ジャパン 福岡:2025年2月3日(月)-5日(水) マリンメッセ福岡
ビューティーワールド ジャパン 東京:2025年4月28日(月)-30日(水) 東京ビッグサイト
ビューティーワールド ジャパン 名古屋:2025年7 月14日(月)-16日(水) ポートメッセなごや
ビューティーワールド ミドルイースト:2024年10月28日(月)-30日(水) アラブ首長国連邦・ドバイ
ビューティーワールド セントラル アジア:2024年11月21日(木)-23日(土) ウズベキスタン・タシケント
ビューティー エキスポ:2025年3月27日(木)-30日(日) 台湾・台北
ビューティーワールド サウジアラビア:2025年4月21日(月)-23日(水) サウジアラビア・リヤド
メッセフランクフルト
メッセフランクフルトは、800年以上にわたり見本市会場として親しまれるドイツ・フランクフルト市に本社を構える世界最大級の国際見本市主催会社です。約40万平方メートルの見本市会場を所有し、同社株の60%をフランクフルト市、40%をヘッセン州が保有しています。グループ全体では世界中に28の拠点と約2,300人の従業員を有しており、世界各地域の約180カ国をカバーするグローバルネットワークは、メッセフランクフルトの強みの1つです。2023年のグループの売上高は約6.1億ユーロとなり、顧客のビジネス拡大に貢献しました。また、「サステナブル経営」を企業戦略の中核に置き、環境保全、経済活動、多様性と社会的責任などの観点において持続可能な状態を実現する経営を実践しています。見本市主催事業以外にも会場の貸出、施工、マーケティング、スタッフサービスやケータリングなど、オフラインとオンラインを合わせた包括的かつ幅広いサービスを提供し、顧客のニーズに合わせてビジネスをサポートしています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。www.messefrankfurt.com