早川幹夫副理事長の開会の辞、大森理事長のあいさつと続いた後、大森理事長を議長に議事に入った。はじめに報告事項は6項目あり、1.会議日誌については了承。2.第62回技能五輪全国大会「理容」職種の成績結果は、金賞・銀賞・銅賞・敢闘賞をそれぞれ1名ずつが受賞した。3.令和6年能登半島地震に伴う災害による被害状況報告。4.令和6年奥能登豪雨に伴う被害状況報告。5.全理連特別講師・三浦和伸市(北海道組合)委嘱ついて。6.関係団体の各種会議について等が報告され、いずれの事項も承認された。
協議事項では、1.令和7年度事業計画(案)については、①組合加入および組合の積極的活用を促す厚生労働省課長通知、訪問福祉理容に関する課長通知に基づき関係機関との連携により進展を目指す。②人口減少、労働力不足の影響を見据えた海外交流の推進。特に「ヘアワールドジャパンカップ」を開催し、海外との交流を推進する。③訪日外国人の積極的集客に向けて、魅力づくり、情報発信を推進する。④物価や人件費の上昇を価格に転嫁した適正価格でのサービス提供の推進。⑤ヘアサロンオンライン予約システム「ヘアなび」等を活用した情報発信体制の構築とオンライン予約の普及・推進。⑥組合員への迅速かつ安価な情報伝達のためのオンラインネットワークづくりと、X、Instagram、TikTok等SNSアカウント作成・運用によるイメージアップ。⑦環境省「デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしをを創る国民運動)」を推進。その他、行政との連携による緊急避難理容サロン「こども110番の店」事業の推進や「バーバーサロン・クールシェア」事業の推進、さらには理容師の生活支援事業として各種共済制度の充実を図るほか、理容業の発展向上につながる各種事業には積極的に取り組んでいくこととする。2.令和7年度収支予算(案)では、物価高騰や円安の影響は避けられない中でも、費用対効果や合理的な運営を模索し、経費節減を積極的に図ることとし、連合会費は据え置きとするも、今まで以上に財政は厳しく、予備費を計上することが出来ないため、予算を超える支出が発生した場合は必要に応じて積立金を取り崩して対応する。とした他3.令和7年度借入金限度額について。4.物価高騰対策助成金については、各組合が物価高騰の難局を乗り越えるために「物価対策助成金」として5千万円を47都道府県に支援する。5.オンライン予約システム「ヘアなび」の運用について。6.生活衛生関係営業物価高騰対応支援事業(令和6年度補正予算)について。7.第192臨時総会・評議員会については、令和7年3月6日に予定する。8.ヘアワールドジャパンカップ2025係るOMCからの対応については、大会名称の英文「OPEN」「HAIRWORLD」等は不可とされたため大会名を「HAIRSTYLIST CHAMPIONSHIPジャパンカップ2025とする。9.ジャパンカップ2025(第77回全国理容競技大会)の第4部門競技種目の作品写真募集について。10.ジャパンカップ2025要項について。11.教育制度委員会からの報告では、ジャパンカップ2026(第78回全国理容競技大会・鹿児島県開催)の競技種目および全理連中央講師に関する規定変更について。12.2025年地球温暖化防止対策「デコ活」事業の実施については、「ナチュラルエコヘア」と「デコ活・川柳」を募集する。13.全国理美容中央学園の理事・監事・評議員人事については、新役員の選任・登記を行なう。14.嘱託職員の再雇用についてのいずれの事項も承認され理事会を終了した。