全国理容連合会 東日本大震災「あれから10年」事業・教訓句碑除幕式

 全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、令和3年11月18日、東日本大震災「あれから10年」事業・教訓句碑除幕式を宮城県名取市震災メモリアル公園で行なった。

除幕式には大森理事長はじめ早川幹夫、寺園洋行、湊正美の各副理事長、阿部忠宮城県理容組合理事長、村上良明福島県理容組合理事長、村井嘉浩宮城県知事(代理)、石川光次郎宮城県議会議長、山田司郎名取市長ら100名が出席し、震災の犠牲者を追悼するとともに、未曽有の災害を風化させることなく教訓を後世にと願いを込めた。

式典は増田稔全理連総務委員長の進行で、阿部宮城県理事長が「震災の教訓を次世代に受け継ぐとともに、こうした式典で防災意識を高め、理容業界でも語り継ぎたい」と開会の言葉が述べられ、出席者全員で黙禱が捧げられた。続いて大森理事長が「大震災から自分が学んだことは自分の命は自分で守るという心得。また、日頃の防災訓練を素直に守り、普段から備えておくことの重要性を知った。このような教訓を後世に伝えるべく、『あれから10年』事業を実施すると決めた。一刻も早く復興が実現されること願っている」とあいさつを述べた後、教訓句碑の序幕が厳かに執り行なわれた。

なお、教訓句碑には、大森理事長が平成23年3月、名取市に初動見舞で訪れた時の作句「数多(あまた)逝きし弥生の海へ合掌す」と刻まれている。