全理連中央講師会『春期研修会』を開催

全理連中央講師会(山本賢司会長、木下裕章幹事長)は3月15日、オンラインによる『春期研修会』を開催した。中継会場の中央理美容専門学校(東京・高田馬場/河合靖臣校長)から全国の理容組合理事長、教育部長に向けてZoomによるライブ配信をした。

 山本会長は冒頭のあいさつで「対面で進めたかったがコロナ禍のため、リモートでの開催とした。各全国の理事長、教育部長からいろいろな意見をいただいたWorld hair in Japanのテキストはできあがったので、ダウンロードしてご覧いただきたい。また、“組合講習科目が古くなってきたので、更新していただきたい”との意見があったため、各部会講師が新たに作成しいつでもダウンロード・プリントアウトして使用できるようになっている。コロナ禍で理容組合・理容業界がやや元気がないが、今日の研修会が何らかのカタチでお役に立つよう願っている」と述べた。

 木下幹事長は「新幹事となって2回目の研修会となる。今回は初めて、営業支援研修を行なう。そのほかコンテストミッション、トレンド発表、ワールドヘアの発表と内容が盛りだくさんなので、ぜひ楽しんでほしい」とあいさつした。

営業支援事業発表は『コロナ禍における低迷する業界の営業支援』と、『アフターコロナを見据えた人に優しいサロンづくりの提案』の2本立てで『コロナ禍における低迷する業界の営業支援』では女性集客プロジェクトチームが“、シニア・シルバーの女性集客メニューベーシックマニュアル”によるショートレイヤー、レイヤーボブ、グラデーションボブ、セイムレイヤーの4スタイルを理容ならではの技術でデモンストレーションを行なった。また、女性の施術に欠かせない、サイドシャンプーを快適に行なう提案をした。

『アフターコロナを見据えた人に優しいサロンづくりの提案』では、高齢者や障害者も利用しやすいサロンづくり、新型コロナウイルスに準じた感染対策を取り入れたサロンづくりが不可欠となっているため、サロンを新装・改装する際に参考となる動画とテキストを作成したなかから、バリアフリー化についてソフト面、ハード面での取り組み方を紹介した。

次に行なわれた「コンテストミッション」では、10月17日に秋田県立武道館で開催予定の『第74回全国理容競技大会』の競技種目のうち「第1部門・フェード・フリースタイル」と「第2部門・レディスカット・トレンディアクティブスタイル」、「第3部門・ワールドヘアin Japan 2022“D’S”」の競技事項やスタイルのポイントなどを、スライドで参考作品を展示ながら解説した。最後に、トレンド研究室による「NEXT17」の展示があり、『春期研修会』は終了した。