ICD Japan 『モンディアルイベント』報告記者会見を開く

インターコワフュールジャパン(ICD Japan/大林博之会長)は7月13日、東京・渋谷の渋谷ヒカリエで、7月1~3日に行なわれたモンディアル イベント イン サントロペの報告会を開催した。
1日はアワードセレモニー(会場:サル・ジン・デパス)とウェルカムパーティ(会場:ムーレアビーチ)、2日はガラショーとガラディナー(会場:ワイナリー Domain Bertaud Belie)、3日はモンディアル総会ほかが行なわれた。
アワードセレモニーでの日本会員受章者は、ナイトアワード:小河原麻理会員・松木宏紀会員・篠谷信寛会員、オフィサー:室原公美会員、コマンダー:古久保幸治会員・加藤待子会員、パーソナリティ オブザイヤー:山野愛子ジェーン会員の7名。また、大林会長には、モンディアルのピーターフィスター会長とともに現代美術家セザール・バダッチーニ財団から、特別功労賞が贈られた。記者会見では、それぞれが受賞の歓びを語った。

ナイト受賞者(左から)松木会員・小河原会員・篠谷会員
ガラショー・日本チーム

2日目のガラショーのドレスコードは白。ICD Japanステージは“ECLECTIC”(折衷主義:日本×サントロペ、和×洋、伝統×モダンをミックス)をテーマに、セットテクニックは大林会長と古久保会員が、カットテクニックは松木会員と井手口庄吾会員が披露した。 ファンデーションギョーム ジュニアステージは、大林敬幸会員と溝曽路絵菜会員が務めた。

 記者会見で、大林会長は「これまではパリで行なっていたが、暴動があったりホテル代の高騰などから今年はサントロペでの開催となった。会場はワイナリーで、屋根がなく開放感ある環境。コロナもあり4年間、このようなイベントで集まることがなかったが、今回いろいろな地域から集まって楽しんで美容の友情を確認しながら今後の発展を考える仕事をしてきた」とあいさつ。
ガラショー出演者はそれぞれ、次のように感想を述べた。
古久保会員:JAPANチームは慣れているメンバーだったので、スムーズに進み、評判も良かった。
松木会員:海外でのセミナーなどの経験はあるので、準備をしっかりして臨んだ。初めての環境でトラブルもあったが、チームワークが素晴らしいなかでチャレンジできて良い経験になった。
井手口会員:毎年ロンドンのヘアショーに一人で出場しているが、今回先輩方と一緒に出演し、すべての面で良い仕事ができた。海外の多くの人に、日本の美容技術を実際に観てもらえて良かった。
大林会員:ホワイトパーティーだったので、ショーはすべて白で行ない、良い感じに仕上がったしそれが観客に伝わったと思う。その証拠にジャパンのステージは、要所要所で歓声が上がった。出場しなかったメンバーも、世界に興味を持って進んでいってほしい。
また、ジュニアステージに出演した大林敬幸会員は「今回、海外の美容師たちと初のふれあいができて、すごく感化されたものがあった。ヘアスタイルの相談ほか、いろいろなコミュニケーションがとれて日本ではなかなか得られない経験ができた」、溝曽路会員は「ジュニア会員は海外の方々と一緒にセミナーを受けて、世界の方々とみんなと協力し合ってショーを創りあげた。誰と組むか、モデルや衣装もフランスに行かないと分からなかったので不安もあったが、当日は大林さんとペアを組んで良い作品が作れた。海外の方々からたくさんの情報を交換し合って勉強になった」と述べた。
また、インターコワフュールは1925年にドイツ・ハンブルグで設立され、2025年に100周年を迎える。2025年5月31日~6月3日に記念の「ICD世界大会2025」を設立の地ドイツ ハンブルクで開催すると発表した。
 さらに柿本榮三アジアリージョン会長から2024年4月22日~24日、東京で『INTERCOIFFURE ASIA CONGRESS』を開催するとの発表もあった。アジアの黒髪市場をターゲットとする共通点を結束力につなげ、各セクションで「今はやってるスタイル」をステージ上で競演し、ICDアジアリージョンでの交流をアップグレードしていくとしている。