9月4日の「くしの日」を中心に1週間、様々なイベント行ない美容のすばらしさを広く社会にアピールするNPO法人美容週間振興協議会(瀧川裕史理事長)全国美容週間実行委員会(枝村仁2024年度実行委員長)は、今年45年目を迎えた9月3日、同実行委員会最大のイベント『 The Beauty Week Awards 2024・Education Stage・BW×SDGs』を東京・港区の六本木ヒルズハリウッドプラザ・ハリウッドホールで開催した。同実行委員会本年度のテーマは「ハイクオリティエデュケーション・フォーオール=より良い教育をすべての人に、教育で美容の未来を広げる」とし、加えて全国美容週間振興協議会としてSDGsへの意識を強めていくことの重要性を訴え、2年目の今年はたくさんの人に理解してもらえるようアピールしていくとしている。また恒例の「くし供養」は、同日午前、東京・目黒区の大鳥神社で祈願祭・櫛塚祭典を行なった。
The Beauty Week Awards 2024
美容週間振興協議会の活動の一つとして、ヘアビューティを代表する受章式典であるビューティウイークアワードは今年で20回目を迎え、美容業界のみならず、一般にも注目されており、その年その年に輝く著名人を選出しベストオブ・ビューティとして表彰している。
全国の美容師が選ぶ本年度ヘアスタイルを通して輝いたのは、タレントでありジェンダーレスモデルとして活躍する井手上漠さんと女優・ファッションモデルの宮本茉由さんの二人が選出され、同協会が昨年度から行なっているカーボンオフセット実現に向けた活動の一環である再生ガラスを使用した記念トロフィーとバイオマス素材の特製コームがそれぞれ贈呈された。
受賞した井手上さんは「小さい頃から美にめざめ、特に髪の毛には興味を抱きながら、ヘアケアに気を使ってきたのでこの賞をいただけてとてもうれしい」。宮本さんは「子供のころはストレートヘアが好きではなかったが、個性として捉えられるようになり今では好きに。ミネラルの多い食物摂取と自分に合ったコンディショナーの使用を心掛けている」と受章の喜びと日頃のヘアケアについてを語った。
滝川理事長、枝村実行委員長を先頭に、歴代実行委員長ほか関係各社が本殿での祈祷を受けた後、境内の櫛塚で祈祷が執り行われた。
櫛塚は、1988年9月4日に建立され、髪の美しさが永遠であることを願い、髪を梳かす櫛に感謝するため、「くしの日」に因んで同実行委員会より奉納された。