タカラベルモント株式会社の吉川秀隆会長兼社長が、このたび、2018年度の「ザ・フレッドピアットーニ賞」に選出され、4月29日、アメリカ・シカゴにて表彰式が行なわれた。
ABS(America’s Beauty Show)は毎年この時期にシカゴで開催される理美容の大型展示会。これを主催しているのが、米国で106年の歴史と14,000人の会員数を誇るCosmetologists Chicagoというサロン団体。
FredAPiattoni氏は、1926年11月19日生まれ。Cosmetologists ChicagoおよびABSの前身であるMidwestBeautyShowのエグゼクティブ・ディレクター兼ショーマネージャーを務める一方で、シカゴ周辺で複数のサロンを経営。米国美容業界において、その財政的手腕と情熱的な愛情を持って多大な貢献と成功を果たした人物だったが、2016年11月に90歳で他界した。
彼のその業績に敬意を表し、またその意思を継ぐ業界人の功績をたたえるものとして2016年末に創設されたのが、『ザ・フレッドピアトーニ賞』で、Cosmetologists Chicago理事会の推薦により受賞者が選ばれる。
2017年度は、第一回受賞者として米国L’OREALProfessional ProductsDivisionの前会長兼社長Pat Parenty氏が受賞。吉川会長兼社長が今回二人目の受賞者として選ばれた。
受賞に先立ち、4月27日夜のABSのオープニングカクテルパーティ会場ではCosmetologists ChicagoのCEOであり、吉川氏の長年の友人でもあるポール・ダイクストラ氏から出席していた業界VIPや有力出展企業の代表に対して受賞の紹介がなされ、会場は盛大な拍手に包まれた。
ポール氏は「タカラベルモントは145年の歴史を誇るKOKEN社を加えれば第一回のABSから95年間出展を欠かしたことのない、まさにABSおよび米国サロン業界の発展の歴史とともにある企業」と説明。その中でもとくに吉川氏のリーダーシップと業界への熱意を述べ、出席者からは多くの謝辞が贈られた。
そして4月29日午後6時より、シカゴを代表する美術館The Art Institute Chicagoの大ホールで、スタイリスト育成基金を運営するBeauty Changes Lives主催によるガラディナーの中で表彰式が執り行なわれた。
300名の米国中の業界を代表するゲストが招かれ、吉川氏のその業績と貢献に対する敬意と賛辞が述べられた後、記念のガラス製大鷲が贈呈された。
これに応えて吉川会長兼社長は英語でスピーチ。賞選出と米国進出以来育ててくれた米国美容業界へのお礼を述べ、さらに2016年にオープンしたTB-SQUAREを映像で紹介することで、この設備開設に託した、業界の人々の「夢」を一緒に叶えていく、という同社の意思を表明。感謝のスピーチを締めると、会場は大きな拍手とスタンディングオベーションで応えた。