ジェロントロジー研究所開設キックオフシンポジウムで
学校法人山野学苑(山野正義総長)は2009年から日本の美容業界で初めて、ジェロントロジーの研究・教育をスタートさせ、大学・企業・美容業界に積極的に紹介・宣伝をしてきた。このような呼びかけに、青山学院大学(三木義一学長)は三木学長を先頭に私立大学では初めて「青山学院大学ジェロントロジー研究所」を開設し、学生・社会人を対象に本格的なジェロントロジー研究・教育を開始した。
開設を記念して青山学院大学は9月23日、同校青山キャンパスの本多記念国際会議場で“世界に誇るニッポンを築く~青山学院大学の挑戦~”をテーマにキックオフシンポジウムを開催した。シンポジストは平田普三青山学院ジェロントロジー研究所所長(同大学理工学部教授)、ロペズ・ギョーム同大学理工学部准教授、三木義一同大学学長、日置俊次同大学文学部教授、山野正義山野学苑総長、長田久雄桜美林大学副学長。
山野総長は、“生きるほどに美しく”をテーマに講演。最初に“美齢学・ジェロントロジー”のビデオを流し、山野学苑の取り組みを紹介した。その後、山野総長は「ジェロントロジー学は、30以上の学問から成り立つもの。人間が生きるために大切なこの学問を、青山学院大学が取り組んだことに心から感謝している」と前置きし、“夕日は、朝日と同じように美しい”との言葉を披露。「人生100歳時代を迎えるにあたりどう生きたらよいのか(ジェロントロジー)を、若いうちからしっかり勉強していただきたい」と結んだ。
山野総長はシンポジウムの最後に行なわれた総合討論にも加わり、参加者からの感想や意見に耳を傾け、質問に答えた。