ICDジャパン・アクティブセミナー「計良宏文の志事術」

 

講師の計良さんは、資生堂のトップヘア&メイクアップアーティスト。前半はこれまでに手がけた広告やファッション誌、世界のファッションショー、異業種とのコラボレーションなど代表的な作品を、完成に至るまでの背景や発想、エピソードなどを交えて紹介した。

後半は3名のモデルを、それぞれ違ったイメージでのヘアセットとメイクを披露した。白いドレスの一人目はピュアなメイクで、ヘアスタイルは前後にボリュームのある大正ロマン風に仕上げた。二人目は黒のドレスで、テーマはカラス。目元にポイントをおいたボリューム感あるスタイルを作った。三人目は中世ヨーロッパを意識したゴシック風な作品で、ドレスは赤で目元とチークにポイントを置き、ヘアは編み込みを施しトップに高さを持たせたデザイン。編み込みは時間がかかるためライブではあまり行なわないが、バックステージでの仕込みを観てもらいたかったという。計良さんは最後に「あまり難しいテクニックは使っていないので、サロンワークの参考になればと思っている」と述べた。