10月15日、富山市の県民小劇場オルビスにおいて、富山県理容組合主催のセミナーが開催され約130人の組合員やその従業員が受講した。セミナーに先立ち梅島成元県教育部長から「講師の今までの経験に基づいて培った熱い思い伝えるのが今回のセミナーの趣旨。今後の営業、人生のヒントにしてもらいたい」と挨拶をした。
トップバッターの中島匡人氏は「心を動かすコミュニケーション術」と題して講演を行ない、お客さまと楽しいコミニュケーションがとれるようになれば単価アップや再来店につながるとアピール。お客さまとの共通点を探り、記憶に残すことが大事と話した。
2番手の稲垣武臣氏は「最新、最旬トレンド情報&ヘアスタイル」と題して講演と技術を披露。今のトレンドを話し、「もの」より「こと」にお金を使う団塊ジュニア世代が多いこと。サロン経営は苦手なことより強みを売ることに注力すべきと強調した。その後、メンズモデルを素早くカットして最新のヘアスタイルに仕上げていた。
3番手の山岸聖典氏は「新規のお客さまをつかむちょっとの工夫」と題して看板やホームページのリニューアル、ポップの活用やイベントの発信、それに既存のお客さまを第一に新規客獲得を心がけていると発表した。
4番手の梧桐雄介氏は「必見!レザーカットのスゴ技」と題しメンズモデルに3種類のレザーカットを施術。ハサミでは表現できない質感をつくれるなど、レザーに限らず多種多様なツールを活用することで、お客さまに楽しんでもらえて、かつ技術者にとってもサロンワークが充実すると話した。
最後は前田克夫氏が務め、「未来年表から考えるこれからの理容」と題して講演。われわれの仕事は人気商売、あの店へ行きたい、あの人にしてもらいたい思ってもらえるようSNSを活用してどんどん発信し、自分をアピールすべきと話した。
今回のセミナーは、受講者から「新鮮かつ面白いセミナーだった」「講師の人となりがよくわかり楽しめて得るものもたくさんあった」との声がたくさん挙がる内容だったようだ。