千葉県理容組合次世代研究グループと青年部女性部がセミナー

 千葉県理容組合(増田稔理事長)は12月3日、千葉県理容会館で『次世代研究グループwith青年部女性部クオリティーアップセミナー』を開催。講師には千葉県講師でRSD会員でもある石島真一郎氏を迎え、「ネット時代におけるサロン広告」と題して行なわれた。

 

最初に自己紹介として趣味、お店のこと(自身を含めた従業員による運営について)を説明。これにより理容業を取り巻く環境が分析でき、人口減少、美容院への男性客の流出、また後継者や理容店の減少が実感された。

次に本題であるネットを活用した広告の説明に移ると、その利点として今では誰でも、いつでも、どこでも気軽に始められる、また発信した情報が返ってくる双方向であること、若年層にアピールできるなどを挙げた。

さらに実際に自店のホームページの作り方を解説。その中で無料で自分で作ることも可能だと語り、ホームページ作成ツールも紹介。またブログ(日記)なども自分でルールを作って発信することで、お客さまとのドラマが生まれるアイテムだと話す。加えて3大SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタグラム)の特徴を説明し、サロン広告として上手く活用するとヒットするとも語った。

しかしSEO対策(検索エンジン最適化)というネット活用の難しいところも示し、ネット広告を閲覧する人にお店を中傷されてしまう事例もあるなど、デメリットもあるので注意が必要とも説明した。

最後にホームページを作るうえで大切なこととして、ページタイトルの重要性、内容のある記事をしっかり書く、更新をまめに行なう、SNSなどから訪問者を増やすことが肝要と話すと、「インターネットを足がかりとして、お客さまとより強い関係を構築することが理容師にもできる」と締めくくり終了となった。

通信 杉田修