『七五三の7歳の支度』と『アップスタイル』、美容十二章会月例会で

 美容十二章会は9月11日、東京・代々木の美容会館6Fで第428回となる『月例会』を開催した。

 まず本橋東子講師が“七五三の7歳の支度”を披露。髪は新日本髪、履物はぽっくり、古典的な着物でモダンに着付けた。古い着物は品質が良いため、あえて使用し、スパンコールを付ける等の工夫で新鮮さとオシャレを演出。そして子供を着付けるときは、苦しくないことがとくに必要となる。そこで補正のやり方から着付ける方法を説明した。「自店では、着物を脱ぎたくないと、夜まで着ている子供が多いですね」

 また、着付けるときに助手がいる場合には、なるべく子供にピッタリとくっつくようにしてあげると、安心するとアドバイスした。

 

続く内藤久美子は、2点の“アップスタイル”を披露した。1点目は簡単にまとまる融通の利くシニヨンのアップスタイルで、まず、まとめた髪の根元を結んだら、3㎝程のところをもう1つ結ぶ。上に止めることで髪が上に向くので、その表面の根元にしっかりと逆毛を立てて、1本1本の毛束を分けながら作っていくと、フワッとした空気感ができ上がる。これは作る位置によって工夫ができるという。

 2点目は、髪の根元から少し浮いた場所を結び、回しながらまとめて夜会巻のようなスタイルを作り上げた。このとき、自然でカジュアルな印象が今の傾向でもあり、「ついつい綺麗に仕上げたくなるが、お客さまの希望や今の流れをくみ取ってあげるのも必要」述べた。