年々、洗練されidentityが明確化する作品
ルベル/タカラベルモント(吉川朋秀常務取締役)は2月20日、東京・新宿区のベルサール高田馬場で『I.D.2018 ファイナルステージ in 東京』を開催した。国内9拠点、海外1拠点(香港)で行なわれたデザインアワード、メンズデザインアワード、ウィービングアワード、ワインディングアワードのエリアステージを勝ち抜いた総勢94選手が集い、熱戦を繰り広げた。
理美容業界で活躍する14名が審査を担当し、デザインアワード、メンズデザインアワードでは世界で活躍するファッションデザイナーの廣川玉枝さんと山縣良和さんも審査員を務め、それぞれスペシャルプライズを選出した。
よりファッショナブルに、より創造力を高めるために今回、デザインアワードは「MASHUP」、メンズデザインアワードは「NEW NOSTALGIE」をテーマに、ヘアだけでなくモードを捉えトータルでの作品づくりをしている。
総評でデザインアワードの良かった点として、年々洗練されてきていること、上位作品は独自性があり、identityが明確に見えていることを挙げた。
メンズデザインアワードの良かった点は、ファッション性が高まっていること、ツーブロックが徐々に減り、メンズヘアデザインのバリエーションが増えていることを挙げた。
デザインアワードで優勝した澤入春樹選手は「美容師歴18年で、多くのコンテストに出場するも優勝したことが一度もない。ルベルで優勝できたこと、新しいことに挑戦してきて結果に結びついたことがとてもうれしい」とコメント。
また、メンズデザインアワードで優勝した古庄真也選手は「先輩後輩にお世話になり、モデルにはわがままを聞いてもらった。この大きな大会で、結果を出せた報告ができることをうれしく思う。今後も良いデザインを追求していきたい」と話した。なお、古庄選手はスペシャルプライズも受賞。
表彰式で吉川常務は「ルベルコンテストはワインディングから始まり、そしてウィービング、最近ではデザインアワードにメンズが加わるなど、毎年、少しずつ変化しながら脈々と続いている。今回出場した選手たちは、1年間苦しんでひとつクリアし、次はどの方向性に持っていくのか悩むのではないか。しかし苦労があったからこそ、次のステップ、ストーリーが描ける。コンテストに出場して、成長していただきたい」と述べている。
結果は以下のとおり。
- ■DESIGN AWARD■
- 【GOLD PRIZE】澤入 春樹 (feel)
- 【SILVER PRIZE】高木 貴雄 (VeLO/vetica)
- 【BRONZE PRIZE】新井 真由 (rush)
- 【SPECIAL PRIZE】新井 真由 (rush)
- 【SPECIAL PRIZE】織戸 琢也 (Marais)
- 【IMPRESSIVE PRIZE】阿部 力 (VeLO/vetica)
- 【IMPRESSIVE PRIZE】武南 達也 (Brown)
- 【IMPRESSIVE PRIZE】佐藤 幸奈 (arte HAIR)
- 【IMPRESSIVE PRIZE】渡辺 聖菜 (SNIPS DOES)
- 【IMPRESSIVE PRIZE】渡邊 なつき (UMiTOS)
- ■Men’ s DESIGN AWARD■
- 【GOLD PRIZE】古庄 真也 (JUNES HARAJUKU)
- 【SILVER PRIZE】中山 大地 (MONARUDA)
- 【BRONZE PRIZE】河中 勇 (ヘアーラインbecool)
- 【SPECIAL PRIZE】大久保 拓也 (ROOTS)
- 【SPECIAL PRIZE】古庄 真也 (JUNES HARAJUKU)
- ■Weaving Award■
- 【GOLD PRIZE】山本 可歩子 (SAVOY HAIR DRESSING)
- 【SILVER PRIZE】阿部 明果 (hurakoko)
- 【BRONZE PRIZE】久保 奏実 (モリオフロムロンドン大宮1号店)
- ■Winding Award■
- 【GOLD PRIZE】増田 綺花 (ビューティ堀出 garden)
- 【SILVER PRIZE】松本 光樹 (FACE。大船)
- 【BRONZE PRIZE】芳賀 なつみ (グランド理美容株式会社)
- 【AWESOME PRIZE】吉田 美紀 (PEEK-A-BOO)
- 【AWESOME PRIZE】阿比留 奨太 (hurakoko trico)
- 【AWESOME PRIZE】荒井 愛子 (ビューティ堀出)