NHDK特別セミナー

2018 NHDK特別セミナー『自分の体は自分で治す-あくび体操』

セルフケアのエクササイズ

 NHDK(美協日本ヘアデザイン協会、横田敏一理事長)学芸文教委員会(五十嵐義昭委員長)は、2018特別セミナー『自分の体は自分で治す-あくび体操』を3月6日、東京・新宿区のフジシン本社FASTA Ⅱで開催した。講師は、あくび体操考案者で肩甲骨のアクビを主宰するたんだあつこ氏。

横田理事長あいさつ
横田理事長「健康管理に活用を」

 

冒頭のあいさつで横田理事長は「今回は参加型。楽しくて役立つセミナーであり、健康管理にサロンで活用して頂きたい」と述べた。

たんだ講師は、美容師は職業柄、肩こりと腰痛が多いと聞いているとして、肩こりと腰痛解消法を中心に、自宅でも簡単にセルフケアができるエクササイズを講義した。

 

たんだ講師
パワフルに指導するたんだ講師

たんだ講師によると、人には3つの脳(①頭 ②ハート ③腸)があり、それらのバランスが整うと健康であり、たとえバランスが崩れていても嗅覚は脳への反応速度が速いため、良い香りを嗅ぐだけでも脳や心を穏やかにするという。

肩こりは、肩甲骨まわりの「筋膜」が癒着して縮んだりねじれたりしていることが考えられるため、筋膜をはがして筋肉の緊張をやわらげ、血行やリンパの流れを促すことが大切。肩こりでつらい時は、胸骨を手でリズミカルに気持ちのいい強さでトントン叩いたりぐりぐりしてほぐしたり、肩甲骨を回すなどの解消法を教わり全員で試みた。

セミナーのようす  腰痛は腸と密接な関係があり、温めてほぐすことが大切とのこと。腰痛の原因は、仙骨と腸骨の間にある仙腸関節のヅレが原因といわれているとして、温めてほぐすことと、太ももの脇を叩く解消法などを解説。太もも叩きを実践した。

そのほか、肝臓の強化や膝の痛み解消法、正しい歩き方なども講習。講師の心地よくアクティブな指導に会場が大爆笑に包まれるなど、終始楽しい雰囲気で進行。明日への英気が、充分に養われるセミナーとなった。