dhk夜間リモ-ト講師ゼミ「アイロン研究室」開催

dhk東京ヘアモ-ドアカデミ-(花島会長)では10月8日、畠山綾、野澤俊介、富田きく江各氏のdhk常任講師による講習をリモ-トで開催。「アイロン研究室」と題して、アイロン三種類と各種薬液を使ったスタイル検証を行なった。

冒頭、花島会長は「コロナ感染も少し落ち着いて来たが、第6波に気をつけて頂きたい。本部の方では、コロナが落ち着いたら集まって講習できる準備を進めている。今日も短い時間ではありますが、絆を深めて一緒に学んで行きましょう」と挨拶し、講習に入った。

前半は、野澤、富田両講師による「スタイルやダメ-ジに合わせたアイロンパ-マを考える」をテーマに、バージン毛、ダメ-ジ毛の2種類のウイッグを用意し、薬剤2種類、アイロン3種類(角レンツ・マース・コテキング)で巻いて、どのようにかかるのかというアイロン検証を、パワ-ポイントで結果と仕上がり具合いを説明。

後半は、畠山綾講師によるアイロン技術で、地毛、カラ-毛、ブリ-チ毛と3種類の毛質のモデルさんで、実際に元巻きアイロン(コテキング)を使用し、アイロンスパイラルをかけてみるという、実証実験を兼ねた施術を行なった。今は、アイロン用薬液もカラ-毛に特化した超微アルカリの薬剤もあるが、髪の毛の質感に重視した添加剤も多く、ハイダメ-ジの箇所には添加剤を塗布し、薬液処理を行ない施術した。

2剤のタイム中に、リモ-トで参加している受講者との間で質疑応答を行ない、担当した3名の講師がそれぞれ回答した。

仕上がりは、根元の立ち上がり、ボリュ-ム感、毛先はダメ-ジ毛であったが、アイロンの特徴である乾かすだけでスタイルになり、コールドパーマでは表現できない、アイロンスパイラルのイメ-ジに仕上がった。

最後に今回チ-フを務めた畠山綾講師が「今日これで終わりではなく、これからも技術を研究して、また皆さんの前で発表できるよう勉強していきます」との締めた。従来通りの講師ゼミでは行なわなかったダメージの状態と仕上がりの検証をする「実験講習形式」のゼミとなったが、リモ-トでしかできない、今までに無かった検証講習となり、非常にためになるゼミであった。また、当日は沢山の全国dhk会員、dhk東京本部講師にもリモ-トで参加があり多いに盛り上がりを見せた。