2016年1月15日号(第1631号)

 

 

全国美容週間実行委員会『12月度会議』
2016年度活動計画を発表

 NPO法人美容週間振興協議会(滝川晃一理事長)全国美容週間実行委員会(足立英也実行委員長)は昨年12月16日、東京・渋谷区の美容会館で12月度実行委員会を開催した。

 足立実行委員長は「2015年度の活動が終了し、上田美江子2016年度実行委員長に引継ぎができた。今後は上田さんのサポートにまわりたい」とあいさつした。

 次に上田2016年度実行委員長は「女性はいくつになってもワクワク・キラキラ・乙女心をもちたいと思っており、ウーマン・ラブをテーマに活動したい。いくつになっても男女とも主役であり、その人々の人生を豊かにすてきにするために美容師は存在していることを広く一般に伝えていく」として、具体的には「キラキラに焦点を合わせて、これからの1年、素材(毛髪)を輝かせ、その人のイメージ(印象)をも輝かせたいので、フィニッシング(スタイリング)、アレンジ(ヘアメイク)に注力する。これまでパーマを強化してきたテキストブックに プラスして今回、タウンスタイル、スマートカジュアル、フォーマルの代表スタイルを掲載した。専属美容師から、専属ヘアメイクになれるように推進していく」と述べ、主な次年度活動計画を発表した。

 

 

CNCヘア技術集団『第30回JAPAN HAIR DESIGN CONTEST』
実力ある技術者を育成

 CNCヘア技術集団(河合靖臣会長、駒崎智代表)は昨年12月8日、東京・高田馬場のアリミノホールで、『第30回JAPAN HAIR DESIGN CONTEST』を開催した。

 種目はモデルセクション(1部〜3部)とマネキンセクション(4部〜9部)の計9部門。実力ある技術者育成のため、カット技術を最重要視している。そのためモデルセクションではバリカン類の使用を禁止、マネキンセクション4部〜8部では事前のウイッグ毛量調整を一切禁止している。

 選手たちは日頃の練習の成果を存分に発揮すべく、真剣なまなざしで作品づくりに取り組んでいた。

おもな入賞者は以下のとおり。
【最優秀選手】
荒井翔

【1部(クラシカルカット・ファッションカテゴリー)】
優勝・ジャーナル賞・アートネイチャー賞:湯村康春
2位:千葉忍
3位:井上貴裕

【2部(トレンドカット・オン・レディス)】
優勝・ジャーナル賞・アートネイチャー賞:井上敦史
2位:高麗尭史
3位:大久保成美

【3部(トレンドカット・オン・メンズ「XY code-E」)】
優勝・ジャーナル賞・アートネイチャー賞:荒井翔
2位:中村真也
3位:鈴木隆弘

【4部(フリーデザイン・メンズ or レディス)】
優勝:堀内真一郎
2位:髙橋ちなつ
3位:加藤徳晃

【5部(クラシカルバック・アイアニング)】
優勝:大月愛
2位:菊岡恒希
3位:杉山定正

【6部(グラデーションカット・フリースタイル)】
優勝:上田雄大
2位:岡田衣里
3位:中森喜裕

【7部(クラシカルカット・ドライヤーセット)】
優勝・アートネイチャー賞:笹岡健人
2位:當間貴仁
3位:石川北斗

【8部(トレンディーショートカット)】
優勝:會澤和麿
2位:笹岡健人
3位:黒井大貴

【9部(クラシカルバックドライヤーセット)】
優勝:荘司悦史
2位:森健太郎
3位:高倉慈歩

 

 

滝川
『平成二十八年 新年賀詞交換会』

 滝川(株)(滝川睦子社長)は1月5日、東京・台東区の浅草ビューホテルで『平成二十八年 新年賀詞交換会』を開催した。

 始めに恒例となった年男・年女により同社の社歌が披露されると、次いで滝川社長が新年のあいさつ、並びに謝辞を述べる。そして「昨年は海外旅行者の『爆買い』などにより恵まれた業界があったが、われわれの業界はオーバーストアや成り手不足など、さまざまな悩みが聞こえてくる。ただ、そのようなときこそ、新しいことを考えて適合して進化していく。これがわれわれ日本人の特長であり、美容業界にとっても同じことがいえる」と話し始める。

 続けて「当社は本年85年を迎えるが、これもひとえにディーラー、サロン、お客さま方に支えられたおかげ。創業からさまざまなことがあったが、その都度お客さまに助き頭が下がる思い。次の100年に向けてより一層がんばっていかなければならないのが、われわれの使命。できるだけ多くのお客さまに喜んでいただけるような活動をしていきたい」と、謝辞と意気込みを述べ、最後に「全国をまわり多くの声を聞かせていただいた。いろいろな悩みを聞くが、どうにか良くしていきたいという気持ちが強いと感じる。商品開発の必要性を感じ、紹介しきれていないという反省もありながら今後の期待も感じた。これから、みなさまのお力添えをいただきながら、サロンに少しでも喜んでもらえるもの、その先のお客さまが喜んでやってみたいと思ってもらえるメニューに関わるものを開発・展開していきたい。今年一年もお世話になるかと思うが、ぜひ心からの支えになっていただくべくご協力を賜りたい」と述べた。

 続いて来賓を代表し、山東昭子・公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター代表理事/滝川エステティック学院学院長/元参議院副議長/参議院議員があいさつ。「これから日本が発展していくためには、スマートシニア・女性パワー・ロボット3つの力が必要。とくに女性パワーでは、美容業界がさまざまな分野で活躍をしている女性たちを美しく健康にして力を与える。皆さん方が大いに知力を結集して、それぞれ発展をしてほしい。その担い手として滝川株式会社がしっかりと手を携えて、ますます発展していくことを祈念し、これからも一緒にがんばっていきたい」と述べた。

 恒例の鏡開きが行なわれると、田尾大介アリミノ社長による祝杯の発声で懇談の場へ。途中、抽選会なども行なわれ、小迫章・白鶴綿業代表取締役の中締めで終了となった。

 

 

ニチリ代理店新年会
業界活性化に向けた再スタートの1年に

 日理(株)(新井利和社長)は1月4日、東京・千代田区の帝国ホテルで恒例の「東京・南関東地区ニチリ代理店」「日理メーカー共栄会」合同新年会を行なった。

 はじめに新井社長は、「昨年創業130年、会社設立100周年の大謝恩セールやアジアビューティエキスポへの大規模出展など、催し等を通じて業界に恩返しができた。今年はさらに業界活性化に向けた再スタートの1年目として位置付け、さらなる繁栄をめざしたい。明るい材料として顔剃りの関心が高まり、とくに女性主導のシャービングには過去にないほどの結集がみられる。また、バーバーのかっこ良さが売れる傾向も顕著で、こうした背景を活かして結果が出せるよう邁進していきたい」と決意を込めてあいさつした。

 続いて代理店を代表し、全理商連・曽我節男理事長が「業界の活性化は1にも2にもサロンの繁栄に尽きる。製販手を携え新たな気持ちで難局を乗り切ろう」とあいさつした。

 次いでメーカー共栄会・阪本昇次幹事長(阪本高生堂専務)の発声で乾杯が行なわれ祝宴となった。

 

 

山野グループ『合同新年会』を開く
2代目、3代目、社員が一堂に会す

 山野グループ(山野美容商事・ヤマノ・ヤマノビューティメイトグループ・ビューティトップヤマノ・山野学苑・国際美容協会・ヤマノホールディングス・C&CIヤマノ・ヤマノエンタープライズ)は合同新年会を1月8日、東京・品川区の東京マリオットホテルで開催。グループ各社の従業員・役員および関係者ら多数が出席した。

 はじめに山野正義山野学苑総長、山野彰英ヤマノビューティメイトグループ・ヤマノ・ヤマノホールディングス会長、山野景章山野美容商事代表、山野博敏ビューティトップヤマノ会長が登壇。代表して山野総長は「今年、もらった絵馬に小判を数えているサルが描かれていた。仕事でかき集めたお金を数えることができれば、2016年の目標が叶うことになる。お金の話しをすると下品と思われがちだが、お金がなければ生活はできない。儲けたお金を数えられるよう、みなさんと一緒にこれから頑張っていきたい」と新年のあいさつを述べた。

 続いて創設者・初代山野愛子さんの孫にあたる山野グループの新世代リーダーたちが登壇し、山野愛子ジェーン山野学苑理事長、山野礼央ヤマノ社長、山野幹夫ヤマノビューティメイト社長、山野義友ヤマノホールディングス社長、山野光夫山野学苑美容室管理課課長・ヤマノサロンオブビューティー、山野純治ビューティトップヤマノ社長、山野晃C&CIヤマノ社長、山野勉ヤマノエンタープライズ社長が次々に三代目としての力強い年頭あいさつを行なった。

 次いで永年勤続表彰が行なわれた。来賓あいさつの後、田尾大介アリミノ社長による乾杯で祝宴となった。宴半ばには、海外でも人気の高い「が〜まるちょば」がサイレントコメディーを繰り広げ、アントニオ古賀氏と11歳の子息がギターや歌を披露するなど、終始和やかな新年会となった。

 

 

『平成28年山﨑伊久江美容室新年会』
笑顔でお客さまの満足感を

 株式会社山﨑伊久江美容室(山﨑光信社長)は1月5日、東京・文京区の東京ドームホテルで新年会を開催。社員の多くが振袖姿で出席し、華やかさあふれる新年会となった。

 最初に同社の役員・部長が紹介されると、続けて山﨑社長は「美容室はお客さまに満足してお帰りいただくことが一番であり、それにはお客さまへ笑顔で接するのがポイントだと思っている。今年も笑顔でお客さまに接し、満足感を感じていただけるサロンを目指したい」と抱負を述べた。

 アリミノの田尾大介社長の乾杯発声で祝宴となった。その中で各種表彰があり、昨年行なわれた各種コンテスト(ポイント制)で好成績を収めた“イヤーズアーティスト”は、ホテルグランドアーク半蔵門店の宇野はるなさんが受賞。宇野さんには同店の菊地由美子さん、渋谷店の熊沢早苗さんとともに勤続8年奨励海外派遣も贈られた。イヤーズチャンピオンサロンは麻布十番店が授賞。累計で 100ポイント越えのスタッフに送られる“100ポイント”は渋谷店の田中裕子さんと、新宿店の河内いづみさんが受賞した。

 また、日本髪で参加した社員3人に、社長からお年玉が配られた。恒例の100円じゃんけん、福引きなどもあり、楽しいひとときを過ごした。

 

 

国際文化理容美容専門学校国分寺校・渋谷校『新年会』
舞囃子『吉野天人』で新春を祝う

 国際文化学園(平野徹理事長)国際文化理容美容専門学校国分寺校・渋谷校(荘司礼子校長)は1月12日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで『平成二十八年 新年会』を開催した。

 恒例となった人間国宝・梅若玄祥さんによる舞囃子『吉野天人』で新しい門出に華を添えると、平野理事長、荘司校長はじめ学校教職員が登壇。荘司校長は「これまで学園を創ってきた人々の伝統を受け継ぎながら、皆さまに喜んでいただける国際文化学園でありたい。日々努力をしていく所存である」と新年のあいさつを述べた。

 来賓を代表し、田中雅子氏(全日本婚礼美容家協会会長、日本美容技術振興センター理事長)が「美を売ってお客さまに喜んでもらい、すばらしい日本の文化を教えていくのが美容師の仕事。みなさん、一緒にすばらしい美容業界にしていきましょう」と述べた。

 今井英夫氏(イマイ・インセンティブCEO)の乾杯発声で会食、歓談。途中、餅つきなどもあり和やかな新春のひとときを過ごした。

 

 

関西美容専門学校、関西ビューティプロ専門学校
『2016年新年祝賀会』明るい業界づくりを目指す

 関西美容専門学校、関西ビューティプロ専門学校(雨積光廣理事長・雨積郁枝校長)は1月12日、大阪キャッスルホテルで「2016年新年祝賀会」を開催した。

 開催に先立ち雨積校長は「社会情勢もいろいろなことがあり、また経済も不安定だが、美容師、ビューティシャンを教育する専門学校として、社会にまた美容業界に役立ち美容業界を明るくする人材を育てていくと新たに決心した。業界が明るくなるよう頑張っていく」とあいさつした。

 続いて、東武関美学園顧問、東徹参議院議員からの祝辞が読み上げられた後、大井孝大阪府美容組合理事長、坪内能莉子OPK理事長、加藤富一粧業界展望社社長が祝辞を述べた。雨積理事長、雨積校長はじめ同校卒業生の西園明宏、大隅康嗣、川上仁子、橋本翔平、松本光平の各氏によって行なわれた鏡開きに続いて、中西清恭ミルボン顧問の乾杯の発声により祝宴となった。

 祝宴の後、雨積理事長は「これからもすばらしい人材、美容業界、社会で活躍する生徒を育成していく」とし、最後に来場者へお礼の言葉を述べた。

 

 

ヴェールルージュ美容専門学校後援会「遊美倶楽部」
『2016年新年会』
若い世代に同校アピールが奏功

 ヴェールルージュ美容専門学校(佐守友博校長)後援会「遊美倶楽部(山本英生会長)」は1月8日、ホテル日航大阪で『2016年新年会』を開催した。

 同校教員が紹介された後、新田真一管理部長は、1月4日に急逝した故岡田重憲理事長の通夜・葬儀への参列に対しお礼の言葉が述べ、教職員一同一丸となり来春の入学生を定員どおりにすることができたと報告した。

 続いて山本英生遊美倶楽部会長は「当会は後援会なのでいろいろなバックアップしている。学生の就職にあたってはサロンのカラーを理解し、学生にとっての適材適所・ベストマッチングをテーマに運営している」と同会の主旨を述べ、「昨年も関西コレクション、日本女子博覧会、OSAKA KAWAII、心斎橋フラッシュモブに当校は積極的に参加し、若い世代に当校をアピールした。また今年度の関西コレクションにはブース参加だけでなくス テージ参加もする。2月には皆さまとこれからの人材確保と育成について対談をしたい」とあいさつした。

 坪内能莉子一般社団法人ビューティネットワークOPK理事長、荻野雄大関西コレクション全体統括プロデューサーからの祝辞があり、好永勲女性モード副社長より故岡田理事長の逝去を悼む献杯ならびに乾杯の発声で懇親の宴となった。

 なお、故岡田重憲理事長(享年70歳)の通夜は1月6日、告別式は1月7日に奈良市のならやま会館にてしめやかに執り行なわれた。喪主は故人の長男・岡田憲太郎氏。

 

 

『第67回全国理容競技大会祝賀会』

 昨年12月15日、2015年10月12日に埼玉・久喜市で開催された「第67回全国理容競技大会」にて、第2部トレンドカット・オン・レディス部門で優勝した蓮沼拓人選手の『優勝祝賀会』が明治記念館で行なわれた。

 東理同組主催、足立支部、dhk共催によるもので、来賓・組合・メーカー・研究団体他関係者およそ200名以上の来場者が集う中、スクリーンには蓮沼選手のプロフィールが映し出され、そして蓮沼チャンピオン入場。モデルが優勝したヘアスタイルで場内をウオーキングしてお披露目された。

 主催者を代表して飛田理事長が「今年の競技のキーワードに『トレンド』という言葉が入った。営業に強く、消費者に愛されるカッコイイお店、カッコイイ技術者、カッコイイ業界にし、競技会を変えられるよう皆でがんばっていくしかない。今年も東京からチャンピオンを輩出することができ、お集まりいただいた諸先生方に感謝申し上げる」と述べた。

 次いで来賓の国際理容美容専門学校の高橋氏、タカラベルモント岡戸氏が祝辞を述べると、飛田理事長、田村足立支部副支部長、dhk能登谷博樹会長より記念品の贈呈が行なわれた。

 また能登谷会長は「全国チャンピオンになると、日々の行動から食事の仕方すべてまで全国チャンピオンの動きができないといけない。そしてトレンドは常に動いている。今回優勝したヘアスタイルはレイヤーを入れ、ヘアに合う衣装とモデルに非常にマッチしていた。これからも未来へと発展していく技術を芸術性として高めていきたいと思っている」とあいさつ。

 続いて稲葉教育部長の乾杯の発声で開宴。祝電に次いで斉藤名誉会長、(株)ガモウ美濃部氏がチャンピオンの栄誉を称える祝辞を述べた。またチャンピオン関係者より記念品・花束が、東京選手団の入賞選手には花束が贈呈された。

 蓮沼チャンピオンの師匠でもある能登谷会長は、「蓮沼君はかなりヤンチャなタイプで、でも作品を作り上げる情熱はピカイチだった。競技とともに成長していき、全国チャンピオンになれた。彼がこれからすばらしい指導者になっていけますよう、これからもどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。

 それを受けて蓮沼チャンピオンは「何かで結果を出すことで、自分を認めてもらいたい気持ちで競技を始めた。今年誰もやったことのないヘアスタイルで、一体どれだけの人たちが評価してくれるのか、ワクワクして楽しかった。今日この日 を出発点にして、初心を忘れずに日々精進して頑張っていきます」と謝辞を述べ、祝福と今後の活躍に期待する盛大な拍手が会場をつつんだ。

 宴も闌であったが、出席者一同の健康と繁栄を祈念する三本締めにて祝賀会は終了となった。

 

 

山﨑伊久江美容研究会
『第17回山﨑伊久江杯ロングヘアコンテスト』
ハイレベルな戦いに

 山﨑伊久江美容研究会(山﨑伊久江会長)は昨年12月1日、『第17回山﨑伊久江杯ロングヘアコンテスト』と『第21回IKUE YAMAZAKI グレードアップセミナー』を東京・新宿区のアリミノホールで開催した。

 コンテストの開会式で山﨑会長は「今まで練習してきた成果を1割増し、2割増しで発揮できるよう頑張っていただきたい」と、選手にエールを送った。テーマは“パーティヘア”。和装・洋装は問わず、23選手がエントリーした。30分間で仕上げた作品の技術レベルは高く、審査員は審査終了間際まで時間をかけて採点を続けていた。

 表彰式で山﨑会長は「全体的にレベルは高かった。ただ毛先まで考えて創作されたものと、そこまで気が回っていなかったり、もうひと工夫すればよい作品になったものがある。最後に少し離れたところから自分の作品をチェックする時間をとることもコンテストでは必要」と総評した。

 表彰式後は、第21回ベル・ジュバンスグレードアップセミナーが開催され、山﨑伊久江美容研究会講師が1年間の総集などを披露した。

上位入賞者は以下のとおり。( )内は支部名。
【優勝】難波宏明(兵庫)
【準優勝】田中裕子(東京)
【第3位】内山咲季子(東京)

 

 

千葉県理容組合 次世代研究グループ
研修会『だから繁盛店〜ヘアサロン販促、集客実例集』

 千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(座間勝之幹事長)は昨年12月21日、千葉県理容会館でジャーナリストで理美容経営企画室の関口和彦氏を講師に招き「だから繁盛店〜ヘアサロン販促、集客実例集」と題した研修会を開催した。

 関口氏はヘアサロンへの潜入取材を得意とし、取材で得た情報を元に、繁盛店がそれぞれ行なっている販促、集客の実例を紹介。その前置きとして「繁盛店経営者の共通点は言葉、ご縁(良縁)、空気(活気)という目に見えない3つを大切にしている。きれいな言葉を遣い、ご縁を大切にし、相手への気配りで周囲が和む空気感を作る。それが人間力となる」と語る。

 そして販促について「基本は商品、対象者、期間の3つを絞ること。後は実例を元に独自に真似するだけ。成功の肝は商品名と価格以外を伝えること」と述べた。また集客事例については「マーケティングデータによると、見込み客の多くは 店の前を通っている。店名を伝える前に業態、つまりどのような店なのかを伝えることが大切」と、店頭情報の重要さを訴えた。

 最後に小規模サロンの鉄則として「限られた時間と予算を集約するには、上位顧客をより大事にしなければならない。ブランディングという言葉があるが、今来てくれている顧客に自分の店を知ってもらうことが繁盛店のセオリー。POPは あくまで前段階に過ぎず、自分の言葉で伝えることが重要。本日示したアイデアを見る限り、やれることはまだまだあるはず」と説き終了となった。

 

 

ヘアーエリート協会
『平成27年終講式』を開催

 ヘアーエリート協会(山本則久会長)は昨年12月14日、大阪府社会福祉会館で『平成27年終講式』を行なった。

 通常の講習会の後、高須猛講師の司会で進められた本終講式。井出雅明講師の開会の辞に続き、山本会長があいさつに登壇。「私事ではありますが、大阪府から優秀技能賞(なにわの名工)をいう賞をいただき、11月25日には大阪市中央公会堂で授賞式が開催された。それに先立って行なわれた講演会で、本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏の“成功は99%の失敗に支えられた1%だ”という言葉が紹介された。みなさんも失敗を恐れず新たなことに挑戦し、失敗したとしてもそれを教訓に試行錯誤を繰り返し、より大きな成功に向かって邁進してほしい」と述べた。

 その後、終講証と記念品が授与され、桃井秀樹講師の閉会の辞で終了となった。

 

 

dhk東京ヘアモードアカデミー『夜間講師ゼミ』
2016都理協ヘアコレクション“Architect”を

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は昨年12月11日、東京・東中野のdhkトレーニングセンターで『夜間講師ゼミ』を開催。今回は都理協設定委員の大久保房徳常任講師による「2016都理協ヘアコレクション 『Architect(アーチテクト)』」の作品披露ならびに技術解説が行なわれた。

 このヘアスタイルのコンセプトは「カオスな時代の変換期に凛とした自分を示すスタイル」。大久保設定委員は「『Architect』とは指揮者の意味で、色々なものをまとめて行くと考え、単調なカットながらシンプルで異なる面を考えこのタイトルにした」とテーマについて解説。

 続けて「あえて定番のツーブロックスタイルを生かし、一昔前のスタイルを現代風にアレンジしたスタイルになっている。撮影も今年のコンセプトにスタイルが合うよう、日常とかけ離れたイメージ感を出す為スタジオ撮影にした」と技術に加え裏話を交えながらデモストを披露した。

 作品は一団体では作れないものの楽しさ、前進的で斬新なヘアスタイルが表現され、会場から出席した講師たちから拍手喝采に包まれ、2015年年最後の夜間講師ゼミは終了となった。

 

 

dhk新潟支局『夜間講師ゼミ』開催
“輝髪プルームパーマ”をテーマに

 dhk新潟支局は昨年11月25日、サニープレイス社の“輝髪プルームパーマ”をテーマに『夜間講師ゼミ』を開催した。

 雑誌やテレビCMなどでも放映中であるが、どのような製品なのか実際に体験ししっかりと把握するというのが今回の趣旨。「ワンランク上の上質なメインメニュー(パーマ、カラー、縮毛矯正すべてに対応)の提案」への転換で、高価格ビジネスへスムーズに移行でき、客単価アップにつなげられるシステム。

 多くの女性は定期的にカラーやパーマなどでダメージ毛になっていることが多く、施術に悩むケースも少なくない。そこで同製品のデジタルパーマのようにロッドに熱を通す機材や、アミノイオン水の細かな粒子での施術・薬液など豊富な要素で解決。お客さまへの提案につながるものという。

 実際にモデルに対して施術を行うと、ザラつきのあった毛先がツルン・プルンとした質感に仕上がり、導入を検討したいという声も多く聞こえてきた。

 

 

全国ミクロアイロン研究会
定例の講習会を行なう

 全国ミクロアイロン研究会(池本和夫会長)は昨年12月11日、東京・江戸川区の池本理容室で『定例の講習会』を行なった。講師は野平成弥氏と池本会長。

 まず野平氏は一液タイムを13分取り、流した後、保護剤を塗布。「薬液も大事だが保護剤も重要」と述べ、アイロン操作に入る。モデルの「あまり強くカールをかけないでほしい」という希望から、温度を150℃に設定、8mmのアイロンを使用して早いリズムで運行。数回巻き終わった時点で、講習生に実習してもらった。

 サイドは6mmのアイロンで巻き上げ、次いで2液を塗布。5分のタイムを取った後、流して終了。軽く梳かすだけで、スタイルができ上がった。