全国美容週間実行委員会『第2回会議』
「ドレスアップセミナー」詳細発表
全国美容週間実行委員会(上田美江子実行委員長)は2月17日、東京・高田馬場のアリミノで『2016年度第2回実行委員会会議』を開催した。
上田委員長はこれまでに京滋委員会、山形委員会、東京委員会のキックオフミーティングに参加しており、その感想を「委員長が28年ぶりの女性からか、たくさんの女性オーナーやスタッフの参加が多く、いろいろな交流ができた。家庭を持ち、子育てしながら美容界で働く女性の応援も必要と感じた。今後、全国の支部と交流を深めて、各地区が繁栄するような活動を一緒にしていきたい」と述べた。
そして、ほぼ完成したテキストブックについては、お客さまと一緒に見て楽しめる内容で、美容師の仕事の広がりや、サロンの仕事内容が自然に感じてもらえるように撮影現場や楽屋でのメイキングなども掲載したことを報告。
また5月10日開催予定の『ドレスアップセミナー』について、詳細な発表もなされた。それによると会場は東京・白金台の八芳園。ドレスアップする場づくりでもあり、出演者も会員もドレスアップして参加する。着席でのランチビュッフェスタイル(13:00〜15:00)で、チーム上田(上田委員長+8人の女性美容師)によるヘアメイクアップショーを繰り広げる。モデルのドレスは、TADASHI SHOJI、YUKI TORIIという超有名デザイナー2人が協力。スペシャルゲストにフルート奏者の山形由美さんを迎え、演奏のほか、ドレスアップのコツについてなどのトークも行なうという。
その後、各支部・各分科会が今後の活動などについて報告し、会議は終了した。
全理連中央講師会『新年研修会』
テーマ “Creative link 創造の輪・創造のきずな”
全理連中央講師会(駒崎智幹事長)は2月23日、兵庫県・姫路理容美容専門学校(山本丈吉校長)で、“Creative link 創造の輪・創造のきずな”をテーマに『新年研修会』を開催した。
研修1では、ハイパー・メディア・クリエイターの高城剛氏を講師に招聘し講演。研修2では講師会各部会の研究発表が行なわれた。
エステ部会は“肌別シェービングの提案”を、解説と実技で行なうとともにインナービューティを提案。またこれから“儲かっているメニュー、儲けているメニュー”を提案していくという。
ヒューマンマネージメント部会は、「質の高い幸せ、クオリティオブライフをテーマにし、そのためには一人ひとりの意識改革が必要」と述べ、今時代が求めているSmart Thinkingについての発表があった。
そしてトレンド研究室はNEXT、近未来の予測、トレンドなどについての解説を行ない、「売上げ、学生を増やすために何をすべきか。業界の将来像とグランドデザインを明確にして実行して進化し続けなければならず、さらに時代の変化に対応するアンテナを持たなければならない」と提言した。
モデル審査発表では、画像を使いながら詳細に解説。コンテストミッションでは、1部2部3部の実技を行ないながら創作意図などについて解説した。
最後に増田直也幹事が「理容業の近未来を切り開いていこうという熱い思い。そして情熱。研修会を熱く感じることができた。まだまだ厳しい状況ではあるが、一人ひとりが能力を発揮しお互いが切磋琢磨して業界発展のために頑張っていこう」と閉会あいさつをして、研修会を終了した。
山野美容芸術短期大学
八王子市との連携、協力に関する包括協定を締結
2月8日、山野美容芸術短期大学(山野愛子ジェーン)と東京・八王子市(石森孝志市長)は、地域社会の発展に寄与することを目的として、連携、協力に関する包括協定を締結した。
これまで同短期大学は、八王子市と連携し学園都市大学いちょう塾において同学の特徴を生かした講座の開講、幼児、小中高生を対象とした美容が楽しめるハロウィンイベントの開催、また学生ボランティアの地域貢献活動など、これまでも多くの連携を行なってきた。
同短期大学は、八王子市との包括的な連携のもと、協力関係をこれまで以上に強化し、地域活動への参加や、地域の活性化への取り組みを通し、地域社会への貢献を目指していくという。
締結式で石森市長は、これからの連携の強化について、「学生たちが八王子市に出て、いろいろな活動をとおして、地域の活性に結び付けていただければ幸い」と期待を寄せた。また山野学長は「山野が八王子市の取り組みのお役に立てるよう、今後も努めていく」と述べた。
包括連携協定を契機に下記項目を主として取り組みを進めていく予定。
1.学生ボランティア等の地域貢献活動
・短期大学で学んだ美容の知識・技術を用いた地域貢献活動の実施
・全専攻の必修授業「特別活動」において地域活動への参加
2.大学の特徴を活かした生涯学習講座の開催
・美容、日本の伝承美などの分野の専門家による講座の開講
・美容による生きがいづくりの普及
3.市内の産業との産学連携
・八王子市内企業への人材提供
4.行政の実施する事業への技術・人材提供
・保健福祉センター、高齢者あんしん相談センター等の事業との連携
5.大学施設の開放
・大学施設の利用
タカラベルモント『2016ルベルセールスフォーラム』
2016年度事業計画を発表。
モノからコトへ、価値の追求を
タカラベルモント(株)ルベル事業部は2月16日に東京・千代田区のホテル ニューオータニで、22日には大阪・中央区のホテル日航大阪で『2016ルベルセールスフォーラム』を開催した。
吉川朋秀取締役ルベル事業部長から2015年事業報告があり、「2015年パーマ、カラー市場が厳しい状況であったが、ヘアケア、メンズ市場が伸び5.3%アップの119億円が見込まれる」とし「2016年のテーマは、プレミアム市場を背景とする『独自性 UNIQUE EDGE』である。このテーマのもと・製品・教育・営業・情報の4つの質を強化する。2016年度の目標を国内125億円、国外6億円の計131億円に活 動していく」と述べた。また、域外流通を徹底して撲滅するという。
イベントについて、これまで『Dream』の名称で行なっていたコンテストの 内容を改革し、名称も『I.D.』に変え2017年2月21日に、東京国際フォーラムで開催すること、2016年10月3日4日にはパシフィコ横浜で「TWBC2016」を開催することが発表された。
続いて化粧品マーケティング部の河内良員部長は、マーケティング方針及び新製品の概要を述べた。「プレミアム市場の中で消費者から選ばれる価値=独自性を・創り・伝えること」がポイントであり、そこでサロンと代理店との『共同作戦』を展開していくための5つの共同作戦、7つのメニュー、複合率2.65へについて説明した。
新製品としては2月に、ヘアカラーデザインの表現力や質感をアップするトリートメントカラー『ロコル』、グレージュ、モーブの新色を投入する『マテリア』はじめ、『ヴィージェヘアサプリ』、メンズの好感度を上げる『ジオ ヘアミスト』などがある、と発表。
また、2016年のテーマである“独自性”をもとに、東日本営業部活動計画を齋木 毅 ルベル事業部 東日本第二営業部部長が、大阪エリアの方針は西日本第一営業部の中尾裕部長から発表された。
最後に、ルベルのテーマである独自性に沿った講演「お客さまが買う理由をいかにつくるか?ニーズ対応からニーズサキドリへの変換『価値を伝える仕組み』」(講師:永井孝尚ウォンツアンドバリュー代表)を行ない、セールスフォーラムを終了した。
資生堂プロフェッショナル『246パートナーズクラブ全国会議』
2016SSヘアトレンドセミナー開く
資生堂プロフェッショナル(兵沢清美社長)は2月16日、『246パートナーズクラブ全国会議』を東京・港区の同社で開催し、2016SSメンズトレンドセミナー、246成功事例などを発表。全国からメンバー61人が参加した。
冒頭、花田浩三相談役があいさつに立ち、同社は1月1日付の組織改編で兵沢社長体制となり、しばらくの間相談役としてサポートすると報告。兵沢社長を紹介した。兵沢社長はあいさつのなかでロゴ“SHISEIDO”について「日本発のグローバル企業としてブランド価値を高めるため、“SHISEIDO”のロゴはカウンセリング販売のデパート商品とプロフェッショナル商品のみとし、そのほかの商品はプロダクト名を使用する。このブランドロゴ“SHISEIDO”を輝かせられるよう、リーダーシップを発揮したい」と述べた。
2016春夏メンズトレンドセミナーはSHISEIDO HAIR MAKE UP ARTISTの谷口丈児さんが担当し、世界のファッション傾向と同社の最旬ヘア2016SSについて、セミナーとデモンストレーション(メンズ)を行なった。
谷口さんは「ヨーロッパなどのコレクションから、2016SSファッションスタイルの傾向を、“Tacky”(ダサい)、“Spontaneous”(自発的な)、“Safari”と分析、2016SSヘアトレンドのキーポイントを“curly”、“wet texture”“various lengths”として、それを踏まえてスタイル提案。2016SSのテーマを“EDGY ELEGANCE”と述べた。「EDGY ELEGANCEの人物像を決めて、その人物像に今シーズンのトレンド要素をとり入れてメーキングした」
そして実際に、モデルふたりのスタイリングを解説しながら披露した。
uka『新製品実験会』
世の中の女性をもっとキレイに
uka(渡邉季穂社長)は2月25・26日、東京ミッドタウンのukafeで、2年ぶりとなる新製品発表会を開催。今回は“実験会”と銘打ち、全スタッフが白衣姿で来場者を出迎えた。
冒頭、渡邉社長が「ネイルプロダクツより始まったukaのプロダクツの歴史ですが、気が付けばたくさんの製品を作り出すことができました。すべてに共通していえる私たちのマインドは、お客さまの悩みや要望にお応えするよう、そしてもっともっとキレイを楽しんでいただける製品を作ること」とあいさつ。
そしてこの度、発表された新製品を『uka hair oil』と紹介。雨にもまけず、風にもまけず、強い女性を応援するukaとして、たくさんの声の中から3つのシチュエーションにフォーカスされた製品と説明。一昨年の暮れから構想を重ね、今回発売に至ったという。
次いでさっそく新製品実験会に移り、遠藤也寸志R&Dマネージャーが各製品を解説。『Windy Lady』は強風でのスタイル崩れや乾燥による静電気に、『Rainy Walk』は雨など湿気によるクセ、そして『On the Beach』は紫外線によるカラー毛の褪色に対応したヘアオイルとなる。
そこで各製品をウイッグモデルに塗布し、それぞれのシチュエーションを再現。塗布していないウイッグモデルと比べ、製品の有効性をアピールした。
なお製品に関する問い合わせは、uka Tokyo head office、TEL03-5775-7828、http://www.uka.co.jp/まで。
2016ATELIER MADE by shu uemura『VISION OF BEAUTY』
一般客との融合イベントに
日本ロレアルは2月15日、2016ATELIER MADE by shu uemura『VISION OF BEAUTY』を東京・渋谷のヒカリエホールで開催した。
最初に『第36回 シュウ ウエムラ ヘア&メイクアップコンテスト』があり、表彰式をはさんで打出角康さん(シュウ ウエムラ インターナショナル アーティスティック ディレクター)×雑賀英敏さん(TONY & GUY JAPAN代表)によるスペシャルステージ『HAIR & MAKE-UP SHOW』が行なわれた。
今回は美容業界の枠だけにとらわれず、一般客と融合するイベントとして、ホワイエにメイクアップアーティストがアイラッシュを無料でタッチアップする「タッチ&トライコーナー」と、イメージチェンジ後に写真撮影を楽しむ特設ブースを設けた。同じくホワイエでフォトコンテスト作品(アーティスト部門、学生部門)が展示され、来場者による投票(審査員による選考にプラスされる)が行なわれた。
ヘア&メイクアップコンテストは地区予選を勝ち抜いた49人が“haute street(オート ストリート)”をテーマに、創造力や表現力を競い合った。モデルの会場ウォーキングもあり、観客は選手たちの力作を間近で見学することができた。
スペシャルステージは打出さん、雑賀さんのコラボレーションで、ふたりが考える次世代の美の在り方をそれぞれメイクアップとヘアメイクで表現。観客は、迫力あるステージに魅了された。
入賞者は以下のとおり。
『第36回 シュウ ウエムラ ヘア&メイクアップコンテスト』
グランプリ:廣中真葵(AYOMOT)
優秀賞:菅野あゆみ(FEERIE)
奨励賞:岩城愛美(ユニーク UA2)
審査員賞:打出賞=齋藤由佳(KINOSHITA GAIEN EAST STREET)、浅野賞=山本紳介(Vianca)、寺口賞=森定杏奈(OBJE’T farfara)、北崎賞=牛尾健(WORLD)
コ アフュール・マキユール賞:杉村真奈美(AYOMOT)、濱田留美(B-THREE by SHINJU INTERNATIONAL)、佐藤恵(ユニーク 並木通り店)、生田奈緒美(B-THREE by SHINJU INTERNATIONAL)、北村美穂(HAIR MAKE KAMIO)
『2016年フォトコンテスト』
<サロン>
最優秀賞:下島裕美(Hair&Face ADD by NIIMI)
優秀賞:尾藤紘美(ASCH 檀渓通店)
奨励賞:佐々木琴絵(hair×spa COTTON)
<美容学校>
最優秀賞:嘉手刈和(大阪モード学園)
優秀賞:畠山えみ(AFLOATスクール)
奨励賞:今村春香(名古屋モード学園)
日本毛髪美容学会『第10回学術大会』
「教育講演」「実技講演」など豊富な内容
NPO法人・日本毛髪美容学会(池本卯典理事長)は2月15・16日の両日、東京・品川区の品川プリンスホテルで、『第10回学術大会』を開催した。
15日はイルチブレインヨガの品川玲子エリアマネージャーによる講演『体と心の健康〜幸せを自ら想像する脳の力〜』、日本毛髪医科学研究所の平山智公理事長(レイソー・ジャパン)による研究発表『レイソー育毛剤と最近の化粧品業界の動向』、addmixB.Gの南田英昭社長による実技講演『今年の秋冬トレンドメイクと一人一人のメイク悩み解決!』、野村皮膚科医院の野村有子院長による教育講演『脱毛で悩む患者様が来院した時〜皮膚科医からみた患者指導のコツ〜』が行なわれた。
2日目はアロンジェの市田美加社長による講演『2016年最新SEOとwebサイト集客術』と、皮膚科岡田佳子医院の岡田佳子院長による教育講演『最近の育毛治療について』があり、最後に日本医科大学の本田光芳名誉教授(皮膚科)が、今大会のメインとなる特別講演『10歳若くみられるために!』を行なった。
本田名誉教授は「70代以上の人について、実年齢より若くみえると長生きであることが統計上、立証されている。容貌だけでなく、歩行姿勢、ものごとへの関心の深さ、考え方などを若々しく保つことは、健康を維持するためにも必要である」と述べた。
最後に池本理事長が受講者に修了のディプロマを授与し、学術大会は終了となった。
NRB日本理容美容専門学校『NRBヘアコンテスト』
学んだ技術を高いレベルで発揮
NRB日本理容美容専門学校(岡山伸子校長)は2月22日、同校において『NRBヘアコンテスト』を開催した。
同校在校生のほか、一般理美容師が出場。2年生は「カット&ブロー」「オールウェーブセッティング」部門に挑戦し、2年間に培ってきたクオリティの高いテクニックとデザイン力を競った。また1年生も「ワインディング」や 「カット」部門で、この1年間に学んできた技術を競い合った。
各部門上位入賞者は次の通とおり。
☆在校生の部
【カット&ブロー2年の部(理容)】
優勝・大阪府知事賞:金川あかり
特選:武石優吾
【オールウェーブセッティング2年の部(美容)】
優勝・大阪府知事賞:宮口彩
特選:橋本葵理華
入選:塩見渚、田邊可歩、田中怜奈
【カット&ブロー2年の部(美容)】
優勝:阿部美桜
特選:鞍本智春
入選:高山穂乃花、有馬彩香、前島亮士
【カット&ブロー1年の部(美容)】
優勝:西本春香
特選:松島百里
入選:小森竣太、鎌田莉胡、辻井朝香
【ワインディング1年の部(美容)】
優勝:河内あゆみ
理美容教育出版社賞:西本春香
入選:藤原真愛、早瀬遥、松島百里
☆一般部門
【フリースタイル カット&ブローの部(理容)】
優勝:藤原星河(cut studio FUTABA)
【フリースタイル カット&ブローの部(美容)】
優勝:渡木憲介(ケンジ ビーライン)
特選:津村泰永(Y’S CREW)
入選:吉村勇希(TAKA美容室)
アイム・キンキ理容美容専門学校
『I’m Kinki Hair Contest 2016』
“ハンド・ワーク”競技が加わる
アイム・キンキ理容美容専門学校(辻本泰直校長)は2月15日、同校で『I’m Kinki Hair Contest 2016』を開催した。
同コンテストは時代を担う技術者の基礎技術を最優先に考え、ベースに創造性と芸術性を豊かに育てるという目的をもっている。
開催にあたり、辻本親作実行委員長・同校副校長は、関係者にお礼を述べた後、「最前線で仕事をしている選手のみなさん、プロになろうと努力している学生のみなさん、出場ありがとう。個々の花を咲かせ、よりよいコンクールになるよう期待している」と激励した。
続いて長谷川嘉晴理容技術審査委員長、佐々木章吾美容技術審査委員長が審査方針が述べ、さっそく競技が開始された。なお今大会からハンド、コーム、ドライヤーで、時代のニーズに合ったヘアデザインを創り上げるサロンワークスタイル競技“ハンド・ワーク”が、新種目として加わっている。
特別賞・各種目上位入賞者は次のとおり。
★特別賞
◎理容最優秀賞(大阪府知事賞):奥村真由
◎美容最優秀賞(大阪府知事賞):田口隼人
◎大阪市市長賞(理容):林直希
◎大阪市市長賞(美容):姜印
◎理美容教育出版株式会社賞:田口隼人
★競技種目
【美容ワインディング】(国家試験第2課題)
優勝:姜印
準優勝:土手寿子
優秀賞:駒井佳菜
敢闘賞:福田友希、植田苑黎奈、澤井想
【クラシカルバック・ドライヤーセット】(セットのみ)
優勝:林直希
【アップヘア】
優勝:清水伊満里
【ハンド・ワーク】
優勝:田口隼人
準優勝:糸井浩二
【ミディアム・カット ドライヤー仕上げ】
優勝:奥村真由
準優勝:山下莉伽
優秀賞:川端さくら
敢闘賞:北野樹来、川津瑛二、林幹太
【理容ワインディング】
優勝:徳山翔大
準優勝:西野実佐
【カット(フリースタイル)】
優勝:田口隼人
準優勝:紀野政己
優秀賞:糸井浩二
敢闘賞:能瀬直毅、藤井裕太、古川忠史
dhk『夜間講師ゼミ』
『レディースシェーブ&エステ』を学ぶ
dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は2月12日、東京・東中野のエ−ブルシーマン(町田典一代表/dhk常任理事)で『dhk夜間講師ゼミ』を開催した。
今回はテーマは『レディースシェーブ&エステ』。日理(株)より塚本氏、クラシエより高橋チーフコミュニケーターと、女性インストラクタ−を招き、日理&クラシエ合同によるコラボ企画での講師ゼミとなった。
最初に塚本氏より「クラシエのクリエステボーテという、女性をターゲットに開発された商品を使用し、提案させていただく。今、女性シェービングも話題になってきており、スキンケアにはうぶ毛剃りが良いとされており、ぜひ女性のお客さまに提案していただきたい」とあいさつ。
また高橋チーフコミュニケーターは「女性へは『ひげ剃り』ではなく、『うぶ毛剃り』。細胞は28日周期で、お顔そりするとメイクのノリが良くなるだけではなく、新陳代謝の上昇、お肌の弾力アップ、ニキビの予防、毛穴が縮まる等の効果がある。とくにクリエステボーテは、生薬を配合し弱酸性、アレルギーテスト済の安心・安全な商品として開発されている。女性に対する『おもてなし』が必要で、『おためし』が大事」と述べると、技術に移った。
メニュー作成からシェービングクロス、マクラ、蒸しタオル、使用する道具等、すべての面で「女性目線」にこだわって行なうことが大切。また顔周りのタオルはピンク色を使用する。それはお客さまが自分の顔色を見る際に、顔色が健康に見えるからだそうだ。
お顔そりに使用するソープは、泡タイプとジェルタイプの2種類。そこでモデルの右半面を泡で、左半面はジェルで施術。泡の方は少しの刺激とツッパリ感が感じられたそうだが、ジェルで剃った方がお顔のリフトアップ効果を目で確認することができ、お肌のしっとり感が感じられたという。
最後に高橋チーフコミュニケーターが「お客さまはいつ来て良いのかわからない。そこで施術したことでの注意事項をお話するだけでなく、処方箋を渡して次回のご予約をかならず取っていく。またメニュー開発は女性目線で工夫して打ち出してください」と話し終了となった。
店内には入りきれない程の講師が集まり、活気溢れる夜間講師ゼミとなった。
美容十二章会『第392回月例会』
カットとまとめ髪・袴着付けを学ぶ
美容十二章会(川田温子会長)は2月10日、東京・代々木の美容会館で『第392回月例会』を開催した。
まず武田浩講師が、『覚えていると役立つカット技術』を披露。今回はロングスタイルでボリューム感を出すカットを紹介したが、この技術は長さに関係なく使えるとのこと。
最初にイメージのスタイルによってのセクションをトップ、ミドル、アンダーに分け取るのだが、アンダーセクションは他セクションより広めに取っていた。そしてアウトラインを内巻きに収める切り方、サイドの髪が顔を包み込むように収めるパネルの引き出し方、ボリューム感によって縦スライス・横スライスのグラデーションの使い分け等、詳しく解説。
ドライ後は左右半分だけスライドカットで質感調整を施し、会場の受講者に触ってもらい、指通りの違いを実感させた。最後に「乾いた髪を傷めないでスライドカットし、手触りを良くすることがポイント」と述べた。
続く吉澤富子講師は、『卒業式の装いとしてまとめ髪と袴の着付け』を披露。まとめ髪では全体的にゆるい編み込みを施し、引き出しながら形を整えてまとめる。三つ編みもゆるく作り、フワッと柔らかみのあるスタイルに仕上げた。
袴の帯結びでは、袴がズレないようにするため、帯を折りたたんで少し高さを出してストッパーになるようにする。華やかな色の着物を着付け、帯板にもフリルの飾りを付けて彩りを加えて可愛らしく仕上げた。