20106年5月1日号(第1638号)

 

 

B-MAISON
「B-MAISON Collection of the year 2016」

 B-MAISON(山口波砂夫会長)は4月12日、ナプラスタジオ東京において、「B-MAISON Collection of the year 2016」を開催し、5つ(Angelo/Calling.b/COGE/exe-mo/boms)のヘアショーと2つ(石井智善/山口波砂夫)のスペシャル ステージを披露した。

 発足から3年目を迎える今回は“MORNING GROW(朝焼け)”をテーマに掲げ、そのイメージをトレンドカラーであるセレニティ&ローズクォーツをベースに表現した。

 最後には山口波砂夫会長が自らステージに立ち、2人のモデルを目の覚めるような早業で幾つもアップスタイルのバリエーションを魅せた。

 それぞれの発表は同会が提唱する「パーフェクトプラン」に基づいており、時間・技術・価格などのバランスが高水準に保たれることがキーワードになっていた。そして、「ワンパターンは努力をする機会を奪う。カルテや再現を大切にすることも大事だが、お客様が望んでいるのは反復ではなく、新しい提案。それには過去を忘れて生み出すことの繰り返しが重要」と訴えた。

 

 

東京都美容共同職業訓練校『平成28年度入校式』
全力でサポート

 東京都美容訓練協会(横田敏一会長)東京都美容共同職業訓練校(戸田信久校長)は4月18日、東京・渋谷区のきくや美粧堂EBISU STUDIOで『平成28年度入校式』を実施した。

 今年度は42名が入校したが、まず最初にタイム20分で競い合う『ワインディングコンテスト』が行なわれ、その後、入校式に移った。

 戸田校長は「美容師として、誰もが上手になりたいと思っているのではないか。上手になるには先輩の指導、上司のアドバイスを素直に聞き入れることが大切」とあいさつ。また横田会長は「くじけることがあるかもしれないが、訓練校のメンバーは全力で支援し、応援するので熱意を持ってがんばってほしい」と述べた。

 入校式後にワインディングコンテスト結果の表彰があり、ananの畠山麟さんがゴールド賞を手にした。審査員を代表して河合千春さんが「入賞者の技術の差は、さほどなかった。美容は限界のない仕事であり、毎日の努力が技術アップにつながる」と総評を述べた。

ワインディングコンテストの入賞者は以下のとおり。
【ゴールド賞】畠山麟(anan)
【シルバー賞】高田恵輔(anan)
【ブロンズ賞】岡﨑生紗(YOKOTA)
【優秀賞】中村有花(サロン・ド・ユー)、渡邉伸(anan)、加藤優樹(anan)、李ギプム(YOKOTA)、奈良咲彩(mani CREARE)

 

 

タカラベルモント『2016年全国有力代理店会』
新しいイノベーションを起こす

 タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)は4月6・7日の両日、大阪市のリーガロイヤルホテル大阪で『2016年全国有力代理店会』を開催した。

 6日の会議で吉川会長兼社長は、2015年度の業績について国内外のグループの連結売上高は665億円(前年比5.4%の伸長)であったこと、またグローバル事業には英国を中心に拡大するメンズグルーミングのトレンドをつかみ、クラシックな理容椅子の販売が好調であったと報告。「本年は同社創業95周年、ルベル発売40周年、タカラUSA設立60周年を迎える大きな節目。歴史の積み重ねを認識し、ものづくりメーカーとしての強みをさらに磨き上げていく」と述べた。

 2016年度については、「昨年度のテーマである『定番新価値』を踏襲し、これまで培ってきた技術やノウハウを土台に、新しいイノベーション起こすことを大方針とする」と発表。また10月3・4日、神奈川・パシフィコ横浜で開催する『TWBC2016』については、「“COSMICTION(コズミクション)”をテーマに、未来を宇宙になぞらえ未来に向けて行動を起こそうという メッセージが込められている」として、今後さらに深刻になる“高齢化”“スタッフ不足”“IT化への対応”の問題解決を行なうための展示『ビューティカプセル』と、感動と問題解決を融合させた『43のビジネスセミナー』『ヘアステージ』の、主要なコンテンツ2つを紹介。他にも魅力的なコンテンツを用意し、 2日間で15,000人以上のサロン関係者の来場を目指す、などと意気込みを語った。

 次に、大阪本社向かいに9月オープン予定の『TB-SQUARE(ティビースクエア)』について、各階のコンセプトが紹介され、「美のランドマークとして大阪の有名スポットにしていきたい」と抱負を語り、さらに理美容業界のICT化を躍進するため、本年2月にアップルジャパンと正規リセラー契約を締結したことも発表。そして化粧品の域外流通撲滅に向けて参加者に協力を依頼するとと もに、「創業100周年に向けて業界発展に貢献していく」と宣言した。

 理美容事業方針について野口耕永取締役は、2015年度は機器・工事とも売上が伸長したことを報告。全国のサロン延べ23万軒を訪問し、情報量の拡大、理容椅子販売台数の拡大、新規開業案件獲得数増加、トータル品質の提供という4つの成果が得られた、と述べた。

 2016年度の活動方針について、『顧客密着活動』をより強化し、“元気なサロン”を拡大するとともに『定番新価値』をより具体的に進めていくことを発表。それらを実現するために、『水回り』『空間』『コミュニケーション』の3つのソリューションを提案する、と述べた。

 その中で、新たなコミュニケーション手段としての次世代メニュー“ビューティエクササイズ”を実現する新製品『コアデザイン』を発表。施術とともに具体的なメニュー例が発表され、注目を浴びた。

 化粧品事業方針について吉川朋秀取締役は、「コンセプトは『空間、機器、化粧品の三位一体により繁盛サロンに貢献する』。強化策として『トータルアドバイザーシステム』を展開する」と発表した。

 また、TB-SQUAREを皮切りに「サロンに寄り添い、空間、機器、化粧品をトータルでアドバイスする環境を整える。さらなる強化ポイントとして製造機能の強化、物流体制の強化、薬事体制の強化を推進する」とし、グローバル戦略については、シンガポールに新たに駐在員を派遣すること、コンテストに香港エリアを加えることを発表した。

 次に“いつの私にもふさわしく、私だけの美しさ”をブランドメッセージとする、新たに加わるヘアケアブランド『pittoretiqua(ピトレティカ)』を発表した。

 最後に「当社の製品は、プロの手を介して一般消費者に販売することか基本であり、これによってサロン繁栄に繋がる」と、域外流通撲滅を宣言し、6日の会議を終了。その後、展示ブースで新製品の展示・体験会が行なわれ、同日夜には理美容・ルベル優秀代理店の表彰式も開催。蒲生茂ガモウ会長の乾杯挨拶で懇親会へとつないだ。

 翌7日には同会場において、「ルベル政策発表会」が行なわれた。吉川取締役は、2015年度の国内実績、売上高118億円(前年比4.4%の伸長)と、活動内容を報告。次に2016年度方針とテーマ「UNIQUE EDGE(ユニークエッジ=独自性)」について具体的な活動内容を説明した。

 その中で、30年以上展開してきたコンテスト『DREAM』を、今年度よりコンセプトを改め『I.D.』として新たにスタートすることが発表された。

 またルベル40周年の節目として、TB-SQUAREを通じ、空間、機器、化粧品の“融合価値づくり”の第一歩を踏み出すことを宣言した。

 続いて、河内良員化粧品マーケティング部部長が2016年度の具体的な施策について、「現在の市場で勝つために必要な、サロン・代理店・同社三位一体での5つの共同作戦を提案し、それらを展開するための7つのメニュー、9つの新製品で、サロン複合率『2.65』を目指していく。2016年度は、年間を通じて『独自性をもったサロンづくり』をテーマに活動していく」と述べた。

 その後、「1つ3,000円ガトーショコラが飛ぶように売れるワケ」の著者であり、KEN’S CAFE TOKYOのパティシエ、氏家健治氏による基調講演が行なわれ、『独自性を発揮し』、具体化して成功するまでの道のりや具体例が惜しみなく披露された。

 

 

アリミノ『2016年度アリミノ方針発表会〈東京〉』
キーワードは“ビューティ365”

(株)アリミノ(田尾大介社長)は4月12日、東京・港区のラフォーレミュージアム六本木で、『2016年度アリミノ方針発表会〈東京〉』を開催した。

 田尾社長はあいさつの中で昨年度業績が厳しい環境の中で、対前年比102%と健闘したこと。さらに今年のテーマを報告。「テーマは“オマージュ”。相手に敬意を払う、尊敬の念を抱くという意味。今年、創業70周年を迎えるが、先達の行なってきた技やハートを反映させながら、100周年に向けて新しいアクションも起こしていくことが込められている」

 また併せて、6月には東松山工場の横にアリミノ総合研究所を拡大移設すると発表。「一番大切にしているジャパンクオリティを明確にしたものづくりを行ない、日本の美容業界に貢献できる仕組み作りに取り組み、それらを世界に発信していきたい」と述べた。

 2016年度営業戦略については、佐藤泰基営業本部長が発表。まず業績の内訳について、「ヘアカラー104%、ヘアケア103%、パーマは横ばい、スタイリング剤は前々年度に新製品を投入し好調に推移した影響もあり前年は微減。このスタイリング剤については、2月発売の新ブランド“STYLE for BOB”で、拡充・活性化を図る」と述べた。

 そして2016年度営業方針は、消費者の美容関心度は向上しているが、サロンの売上は横ばい、地肌や髪、サロンサービスが満たされない背景から、“ビューティ365”をキーワードに、3つの軸でサロン発信力をサポートするという。具体的には、1.気分の変化に合わせて楽しむ「スタイルチェンジ」、2.ヘアスタイルの不安や不満を解消する「ヘルス&ビューティ」、3.グレイカラーの 満足度を上げる「リタッチカラーメニュー」と解説された。

 安永修マーケティング部部長からは、その発信力サポートを叶える新商品として、“STYLE CLUB for BOB”をはじめ、“STYLE CLUB for CURL(9月発売予定)”、“CARE DUE トーニングスパジェル&シャンプー(8月発売予定)”“カラーストリーI プライム クイックタイプ(6月発売予定)”が発表された。

 その後、三越伊勢丹・伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー バイヤーの岡部麻衣さんによる基調講演『ビューティアポカセリー〜“今”も“未来”も美しく健康でありたいと願う女性のために〜』が行なわれ、第一部が終了。

 第二部懇親会は、同社の田尾圭介専務取締役あいさつで開会、和やかに歓談や情報交換が行なわれた。

 

 

日本ロレアル
先進テクノロジーが習慣を変える
『新ヘアケアライン“PROFIBER”先行発表会』

 日本ロレアル(株)ロレアル プロフェッショナル事業部は4月11日、東京・江東区の日本科学未来館・未来館ホールで6月に発売する新ヘアケア製品『PROFIBER(プロファイバー)』の先行発表会を開催した。

 すでに海外で多くの支持を集めている同製品は、新しいヘアケアビジネスを構築するにあたり力強い武器になってくれる、同社ならではの世界のサロンビジネスに向けた提案だという。そこで今回は3部構成でプレゼンテーションされた。

 第1部では、サロンとお客さまの関係性によって、どのような変化をもたらすのかという観点から、国内美容市場を鑑みた同社の戦略が話された。

 現在のサロン件数は約23万件であり、市場規模は約1兆7000億円といわれている。そして平均来店回数5.6回、平均客単価は約7118円、総顧客数が約3972万人。サロン件数、美容師数は上昇にあるが、市場、来店回数、単 価、顧客数などは減少となるなど、厳しい状況となっている。

 そのうえで経営における4つの法則、自然失客は年20%といわれていること、新規獲得は既存客をつなぎとめていくコストの5倍がかかること、失客率を5%改善すれば利益率は25%改善すること、上顧客20%が売上げの80%を構成することを紹介。そこからプロファイバーは中間層をコアターゲットに、客単価、来店頻度をアップさせ上顧客に引き上げていくという。

 具体的にはアシスタントの活用で、トリートメント客と店販率アップさせる。「サロンワークとホームケアが連動した新しいプログラムで、ロイヤルカスタマーの創造につなげていく」と述べた。

 続いて第2部では、製品の具体的な説明がなされた。それによるとプロファイバーは、持続することのできるヘアケアだという。

 消費者は髪の悩みとして、ダメージ、強さ(ハリ・コシ)、ツヤが足りないということを挙げているが、サロンでの有料トリートメントは下降している。それは、持続性がないことがひとつの原因。

 そうした状況から、プロファイバーはダメージヘア用持続補修プログラムとして、サロントリートメントの状態に限りなく戻していくことが考えられている。

 それを可能としたのが、15年の研究を経て誕生した先進テクノロジー『アピティリ100』。これにより補修効果が4週間持続するという。

 アピティリ100は、毛髪内部に働きかける同社独自の特許成分“イントラシラン”と、毛髪外部に働きかける“カチオニックポリマー”の2つの成分からなり、サロンプログラムにおいては速効性ケア、ホームプログラムでは持続的ケア+リチャージという役割を担っている。

 また“プロファイバー毛髪チェックアプリ”も用意。3ライン・17製品で、サロンワークとホームケアを連動させていくプログラムだと紹介された。

 第3部ではゲストスピーカーに、旭酒造(株)営業部 広報課長兼アメリカ・オーストラリア営業課長の斉藤明日美氏を招き、同社が製造する『獺祭(だっさい)』についての講演が行なわれた。

 旭酒造は売上げ9000万円の酒蔵だったが、30年間で数量16倍、金額にして40倍の酒蔵に成長。今年は110億円の売上げ見込んでいる。それは日本酒は地産地消が常だったが、その常識を破り、東京、そして世界に進出したことがひとつの要因だという。

 そして「日本酒というのは、日本の歴史と文化により洗練されたすばらしいお酒。しかし伝統の手法に固執するという弱点もある。もっとより良いものをお客さまに合わせて進化させる。それが日本酒のあるべき姿ではないか」と話し終了となった。

 

 

ヤマノ倶楽部『例会』開催
「ジェロントロジー」を国策に

 ヤマノ倶楽部(山野彰英議長・株式会社ヤマノ会長)は、4月12日、東京・新宿の小田急ホテルセンチュリーサザンタワー・パークルームで『例会』並びに『懇親会』を開催した。

 中谷博俊副会長の開会の辞に引続き講演会となり、「所得倍増“ジェロントロジー”生き方の革命!」をテーマに山野正義山野学苑総長による講演が行なわれた。山野氏は、ロサンゼルス市ウッドベリー大学経済学部で経済博士号を取得。アメリカで数々の滞米ビジネスに従事。現在学校法人山野学苑総長、山野美容芸術短期大学名誉学長を務める。2011年にフランス共和国より国家功労勲章コマンドゥール、2012年フランス芸術文化勲章オフィシェを受章。同年11月には旭日小綬章受章している。

 講演のなかで山野講師は「美容師の人気が落ちているのは待遇が悪いから」とし、美容師の所得を倍増し「花形産業にしなければならない」と述べるとともに、ジェロントロジーは老齢学等に訳されているが「福祉の世界に通じるパスポートであり、生きるほどに美しくなる“美齢学”。歳をとる要因とされる遺伝子・環境・経験・ライフスタイルの影響を研究する学問。未来の自分はいまの自分からつくられる。『生きる』ではなく『美しき生きる』ことである」と熱っぽく語った。

 この後、会場を移して懇親会並びに表彰が行なわれ、株式会社ガモウ、株式会社かけいの2社にヤマノ・山野礼央社長から感謝状が贈られた。

 

 

タカラベルモント『新メニュー体験会』
集客力アップに期待

 タカラベルモント(株)理美容サロン事業部は4月、ヘアケアシリーズ「pittoretiqua(ピトレティカ)」と、ビューティエクササイズマシン「Core design(コア デザイン/業務用フェイシャルエクササイズ機器)」を発売。また、昨年“野菜のチカラ”に着目して発売されたスカルプ&ヘアケア「viege」に、5月から“種のチカラ”に着目したヘアサプリメニューが加わる。

 同社ではこれらの新メニュー内容をいち早く知ってもらうため4月15日、東京・代々木の美容会館で業界ジャーナルに向けた『新メニュー体験会』を開催した。

 viegeはナチュラルなふんわり質感と、しなやかな毛先のまとまりをシンプルプロセスで両立したヘアサプリメニュー。「施術時間がちょうどよい」「香りがよい」「効果がすぐに実感できる」「野菜由来のナチュラルさか受け入れやすい」などの声が挙がっていた。

 またpittoretiquaは、1本1本が軽やかで毛先までまとまる髪、めぐりのよい、うるおいバランスの整った頭皮へ導くサロントリートメント。髪の仕上がり、施術後の状態、香りが高評価で、「施術が心地よい。定期的に受けたいメニュー」「インバスのみで乾燥後の髪の立ち上がりが違う」などと評価された。

 そしてCore designはフェイスと頭皮をエクササイズすることで表情も若々しい印象をもたらすフェイシャルメニュー。「満足度が高いメニュー。とくに“鍛える”工程が満足」「結果がわかりやすく、すぐに実感できる」「施術工程がシンプルでスタッフができる点がよい」「ビューティエクササイズメニューに期待」など、好評を博していた。

 

 

dhk協同組合
組合ゼミ『繁盛店の秘密情報交換会』

 dhk協同組合(根本健一組合長)は4月20日、組合ゼミ『繁盛店の秘密情報交換会』を開催した。

 冒頭、根本組合長は「現在、格差が広がっており、これからの個人サロンは顧客単価を上げ、付加価値を上げ、値踏みすることが生き残るサロンの秘訣になると予測される。価値観を上げ、メニューを増やしていかなければ多種多様に対応できない。そしてお客さまに説明していくことが大切になる」とあいさつ。さっそく情報交換会へと移った。

 光文堂の赤ちゃん筆で成功を収めている武藤講師、そして町田常任理事からはかつらの「プロピア」での成功体験、サロンのみで使えるカードを導入して客単価が上がった取り組みなどが話され、「売上げを上げるにはツールが必要。新しいことに取り組まなければ」といった声も聞かれた組合ゼミとなった。

 

 

HSA協会本部『開講式』
竜頭蛇尾にならないように

 HSA協会本部(石井武夫会長)は4月4日、東京・中野区の窪田理容美容専門学校ホールで開講式を開催。14名の新入社員が晴れの日を迎えた。

 冒頭でまず石井会長があいさつ。HSAの名前の由来とその目指している理念を紹介しつつ、ヘア業界の環境変化と仕事に対する姿勢について語った。またモチベーションを維持することの大切さについても説き、「最初は威勢がいいが、時間が経つにつれ元気をなくすことを竜頭蛇尾と言うが、そうならないよう頑張ってほしい」と述べ、彼らの門出を祝った。

 続いて理事が紹介された後、各教室とスタッフの紹介、新入社員全員の紹介があった。続いてその場に居た会員全員でHSAの三大スローガンを唱和。「正しい技術を身につけよう」「優れた感覚を養おう」「豊かな品性を培おう」という 三つのスローガンと、その意味するところを噛み締めながら開講式は終了した。

 その後、休憩をはさみ、会員組織のひとつである4Hクラブ主催のデモンストレーションが行なわれた。第1部 は各スタジオチャンピオン、第2部は、全理連主催の全国理容競技大会を筆頭に各大会で優勝経験を持つチャンピオンたちがその腕を余すところなく披露していた。作品披露後は、デモンストレーションのモデルを見学者が取り囲み、熱心に質問したり写真を撮るなどして団欒。盛況のまま開講式は終了を迎えた。

 

 

美容十二章会『第394回 月例会』
ロングのウルフカット、編み込みのまとめ髪を学ぶ

 美容十二章会は4月13日、東京・代々木の美容会館6階で第394回となる月例会を開催した。

 まず尾崎一己講師は『ロングのウルフカット』を披露。昔の個性的なスタイルではなく、短い髪がバックで動き、正面から見るとひし形の形につくるのが、今のウルフカット。この切り方を頭皮の形状や生え際によって変わるスライス線の取り方等を丁寧に解説した。

 ベースカット後にはドライし、3種類のストロークカットを指導。最初は量感を減らすロングストローク。セニングシザーとは違い髪の毛1本1本を切っている状態なので、スルッと指通りが良くなる。次は毛束感を作るストローク、最後はトップにボリュームを出すエフェクトカットを披露。仕上げには毛先にカールを作り、大人っぽく仕上げた。

 続く吉澤富子講師は『編み込みを施したまとめ髪』を披露。最初のスタイルは、サイドの髪を編み込みにして後ろに回し、トップの髪をゴムでまとめてから押し戻してボリュームを出し、そのままゴムを隠すように周りの髪を上から編み込みフワッとさせり。ネープはそのままカールにして、ナチュラルで可愛らしく作り上げた。

 次にリボン編みや、ゆるい編み込みをまとめてアップにしてパーティーで使えるスタイルにした。そのまま一部分の三つ編みをハート形にする方法を披露し、「難しい編み込みを使わなくても、工夫次第でひと味違うスタイルができる」と語った。

 

 

dhk富山支局
第2回サロン局

 dhk富山支局(清水茂幸局長)は4月20日、富山・高岡市のヘアーサロンふらっとで『第2回サロン局講習』を開催した。

 今回は高岡市の理美容卸(株)カミシマから、ルベルルフォールストレートパーマの商品説明と、支局会員をモデルに同商品を使って実践が行なわれた。

 エイジング毛やハイトーンカラ—毛・カラ—連用毛は、キューティクルの浮き剥がれやダメージホールなどで薬剤のダメージを受けやすく、ハリのあるきれいなストレートパーマは難しかった。そこで同商品を使用すると、扱いやすく丸みのあるボリュームがキープされた仕上がりになるとのこと。

 また中間水洗時にルフォールケミカルシャワーを塗布することにより、ダメージと薬剤の臭いの元を離れやすくし、しなやかで薬剤の残臭を感じない仕上がりになるという。支局会員モデルはストレートパーマ・カラ—連用毛でダメージ毛だったがつやのある仕上がりとなった。

 最後に清水支局長は「今日の講習を生かし、ダメージ毛のストレートパーマにもしっかり対応していきましょう」と述べ、終了となった。

 

 

全美商連
『ビューティユニティフェスティバル公開抽選会』

 全国美容用品商業協同組合連合会(須山裕二理事長)では昨年12月1日より4ヵ月間に亘り、全国のサロン並びに来店されるお客様を対象とした「ビューティユニティフェスティバル」を開催。4月21日には事務局において、役員を始め、ジャーナルの立ち会いの下、公開での「抽選会」を実施した。

「ビューティユニティフェスティバル」はこれまでの「美容まつり」をリニューアルし、サロンは1口2,000円(100枚綴り)の抽選券を購入すると同企画に参加できる。それをお客様に配布することにより、販促やリピートへの効果が期待された。

 須山祐二理事長は「初年度は反省点も幾つかあるが、期間中に10,000セットの配布ができたことは成果と言える。引き続き店販の活性化をテーマとし、業界とサロンが盛り上がるプロジェクトを展開していきたい」と総括した。

 抽選は須山佑二理事長、蒲生 茂副理事長、三宅誠一副理事長、瀬戸紀夫理事、田中基晴理事、吉川良文理事が同時に数字の書かれたボールを取り出す形で実施され、以下の当選番号が確定した。尚、1〜4等まではサロンにて商品と引き換えることができる。

【当選番号】
特賞 100,000円(JTB商品券)×2本 63組7455番・45組0609番
1等 5,000(商品引換券)×100本 各組共通下4ケタ 4299番
2等 2,000(商品引換券)×200本、各組共通下4ケタ 9466番・2938番
3等 1,000(商品引換券)×1,000本 各組共通下3ケタ 338番
4等 500(商品引換券)×40,000本 各組共通下2ケタ 32番・62番・74番・01番

 

 

能登谷
『第27回 スピーチコンテスト』開催

(株)能登谷(能登谷友洋社長)は4月12日、東京・足立区のシアター1010で、毎年開催している『第27回 スピーチコンテスト』を行なった。

 どれっしんぐグループ(理容・美容・エステ)の各社員が、与えられた持ち時間の中、『夢』『今年の挑戦』『家族』『尊敬する人物』『これからの自分』などのテーマに沿い、自分の意志や想いを発表した。

 審査員は、美濃部 徹(株)ガモウ社長、大椰辰生朝日信用金庫 六月支店支店長、斎藤哲也ヘアーサロンクレオ代表が務め、「感動する話が聞けた」「改めて自分を見つめ直せた」などと評した。

結果は次のとおり。
優勝:徳永 大(六町店)
2位:山崎慎一郎(五反野店)
3位:青山紫央里(竹ノ塚店)
4位:畔蒜真由美(五反野店)
5位:藤田風美(保木間店)

 

 

山野学苑
ジェロントロジー教育『SKYCAMPUS®』本格始動

 学校法人山野学苑(山野愛子ジェーン校長)は、南カリフォルニア大学と提携してジェロントロジーカリキュラムを確立した。全学生はこのカリキュラムを必修で学び、履修者はすでに約2000人。本年度から山野美容専門学校の一年生約640人全員が、タブレットで学ぶシステムをスタートさせた。

 学習を開始した学生たちは、「山野にしかないジェロントロジーを勉強し、高齢化に適応できる美容師になりたい」「老人がおしゃれはいけないという概念をなくせるよう頑張りたいです」など、期待を語っている。

 高齢化対策について学際的・総合的に研究し、対策を立てることは急務になっている。そのために、山野学苑が呼びかけて、一般財団法人グローバルジェロントロジーセンターを開設して、社会人を対象にしたジェロントロジー教育も推進しているとのこと。