2016年6月1日号(第1640号)

 

 

日本最大の国際総合ビューティ見本市
『ビューティーワールドジャパン』大盛況!
3日間で64,385名が来場、出展者・来場者双方から高い満足の声

 5月16〜18日の3日間、東京ビッグサイトで『ビューティーワールドジャパン』(主催:メサゴ・メッセフランクフルト株式会社)および『東京ネイルフォーラム2016』(主催:NPO 法人日本ネイリスト協会)が開催された。

 今回で19回目の開催となる『ビューティーワールドジャパン』では、業界のキーイベントとして、今年も国内外から多くの企業や業界関係者が集まり、活発な商談を行なう場となった。14 カ国・地域から534社・団体(国内:452、海外:82)が出展し、最新の製品やサービス、技術が勢ぞろい。3日間で国内外から64,385名が来場し、会場は熱気に包まれていた。

「質の高い来場者が集まるビジネス直結型の見本市」であるだけでなく、出展者から「海外来場者とのビジネスにつながるアジア地域のキーイベント」という高い評価を受けるなど国際見本市としての存在感をさらに強め、来場者からも「世界中の製品が一度に見られるだけでなく、ビューティ業界のトレンドがつかめる」と喜びの声があがっていた。

 会場での商談の効率化を考慮して続行した「サロンビジネスエリア」「リテールビジネスエリア」の販路毎のエリア分け、さらに出展製品・サービスごとのゾーニングは、今年も来場者から「目的の商材が探しやすい」と好評。新製品やトレンドに敏感な多くの来場者で賑わっていた。

【来場者数】
5月16日(月)(晴れ) 25,229 名(24,313名)
5月17日(火)(雨)   21,983 名(22,516名)
5月18日(水)(晴れ) 17,173 名(18,704名)
合計64,385名(65,533名)
※( ) 内は2015年の来場者数

 メインステージは今年からレセプションホールに会場を移動し、16日・17日に集約して開催された。

 なかでも人気講師の森柾秀美氏(Esthetic MORIMASA学院長)、岩崎るみ氏(フェイシャルレメディ協会代表理事)、朝井麗華氏(美しく健康になるサロン気・Reika代表)、また今年新たに 講師に迎えた折橋梢恵氏(美容鍼灸の会美真会会長)、舟津真里氏(美vace代表取締役)、大杉京子氏(アンジェラックスプランニング会長)のセミナーは、実践的かつ充実したラインナップで業界の最新トレンドや情報を発信し、ステージ会場を立ち見の聴講者が何重にも取り囲むなど、大好評を博した。

 また、17日にはレセプションホール向かいの101会議室で、森柾秀美 ×Beautyworld Japan プレミアム企画「森柾ゼミ」を、サロンオーナー対象に各回100名限定で開催(有料)。「美肌ホルモンマッサージ」「極(きわみ)フェイシャル」「ダイナマイトボディメイキング」をテーマにしたすべてのセッションは事前予約で満席となり、間近で同氏の技術が習得できる絶好のチャンスに、参加者の熱気がみなぎっていた。

 その他、恒例の出展者プレゼンテーションや業界団体セミナー、ビジネスセミナーも、連日開催前に長蛇の列ができる程賑わっていた。

 

 

『東京ネイルフォーラム2016』
旬のネイルトレンドを華やかに発信

 ビューティワールド(5月16〜18日)と同時開催した『東京ネイルフォーラム』は、技術情報やトレンド情報をいち早く得ようとする多くの来場者で賑わいをみせた。

 旬のネイルトレンドを華やかに発信する「TOKYO NAILS COLLECTION 2016 A/W」はじめ、JNAトップネイリストによるテクニック講座やデモンストレーションにも、ネイルサロン関係者や多くの来場者が詰めかけ、ネイルへの関心の高さを窺わせた。

 とくに17日の「TOKYO NAILS COLLECTION2016A/W」では、モデルの道端アンジェリカさんがゲストで登場し、2016年秋冬のネイルトレンドを「a・un(阿 吽)JAPAN TEXTURE」を4人のモデルとともにファッショナブルに発表、洗練された粋なネイルとファッションの融合が披露された。

 また、ネイル関連商品がずらりと並ぶ出展小間には、モノと情報の入手に若い女性が引っ切り無しに訪れ、どのエリアの人が溢れるほどの活況を呈していた。

 

 

ブライダルの装い協会
『2016 第34回 横田富佐子杯ブライダルコンテスト』
美容師の手による上品で清楚なブライドづくり

 ブライダルの装い協会(横田勢津子会長)は5月10日、東京・新宿の京王プラザホテル・エミネンスホールで『2016 第34回 横田富佐子杯ブライダルコンテスト』を開催した。

 冒頭、あいさつに立った横田会長は謝辞に続き、「毎年、時代背景を鑑みてテーマを決めているが、横田富佐子が提唱していた“美容師の手による上品で清楚なブライドづくり”を念頭にしている」と、同コンテスト・今テーマについて話す。

 続けて出場選手に向けて、「技術は重要だが、ブライドには感性がとても大事。メイクやドレス、ブーケ、そしてヘアと、トータルでモデル(お客さま)の個性を引き出す。それを念頭に作っていただければ」と述べた。

 今年のテーマは『ELE・NOBLE(エレノーブル)』。エレガントとノーブルからの造語で、優雅な高貴さを意味する。そして、ゲスト審査員に山﨑伊久江さんを迎え、56名の出場選手がステージ上で美しい花嫁を作り上げた。

 また競技終了後には、歴代グランプリ・上位入賞者による『2016Winner’s Collection』ステージも行なわれた。ロイヤルブルーのカーペットがひかれ、厳かな雰囲気の中に登壇した面々。テーマを『Colorful Jewelry』として、宝石に準えたドレスを纏ったモデルに、それぞれが『ELE-NOBLE』を表現し観客を魅了した。

<2016 ウィナーズコレクション出演者>
森 久美子(アプレミディ)、西野 薫(サロン・ド・エコー)、柳生恭成(DELIGHT)、秋田谷英千(株式会社ユニーク)、石川 薫(YOKOTA/mani CREARE)、汐中幸子(CARDIA)、設楽小夜子(国際文化理容美容専門学校)、滝口洋一(ZA/ZA)、杉原奈緒美(国際文化理容美容専門学校)、木村綾子(YOKOTA/mani CREARE)、早川友基(国際文化理容美容専門学校)

 表彰式では横田会長が、「テーマを一番に考えなければならないが、その観点からメイクやドレス、グローブ、シューズが合っていない方も見受けられた。晴れの日であるため、一番にキレイに見せてあげてほしい。そしてベースメイクができていない、もしくはやりすぎてしまっていることもあった」と総評。また山﨑伊久江さんは「ピンや梳きが見えたり、たるんでいたり、後れ毛が出ていたりすれば現実味が増してしまう。そこで隙のない高貴さ、優雅さを審査した」と述べ た。

 厳正な審査の結果、グランプリの栄光に輝いたのは村永留美さん。「けっしてひとりの力ではなく、みんなの支えがあってこその結果だと思います。これからも日々、感性と技術を磨いて、ひとりでも多くの花嫁さんをキレイに、幸せにして差し上げたらと思っています」とコメント。

 横田敏一理事長は、グランプリを受賞した村永さんに対して、「テーマにぴったりの素敵なブライドを作っていただけた」との言葉を贈り、そして「選ばれなかった55名のみなさんは悔し涙を流したと思うが、出場するまでの過程で得た、さまざまな経験は今後の人生に役立つのではないかと思っている」と述べた。

 最後に来年5月9日、同会場にて『第35回』を開催することを発表し終了となった。

コンテスト結果は以下のとおり。
【グランプリ・東京都職業能力開発協会会長賞】
村永留美

【準グランプリ】
宇野はるな

【プラチナ】
竹原美奈子

【ゲスト審査員 山﨑伊久江賞】
村永留美

【メイクアップ賞】
宇野はるな

【ゴールド】
大城涌水

【シルバー】
岡本敦史

【ブロンズ】
齋藤智香

【敢闘賞】
佐々木 萌、野澤亮祐、齋藤昌子

【ジャーナル賞】
内田喜郎、村永留美、岡本敦史、齋藤昌子、竹原美奈子、齋藤智香、宇野はるな、佐野圭祐、中村久美、岩城愛美

 

 

全理連『第2回理事会』
高知県全国大会のタイムテーブル決まる

 全理連(大森利夫理事長)は5月26日、東京・代々木の全理連ビル9F会議室において、『2016年度第2回理事会』を開催した。

 理事会本会では、まず報告事項が紹介された。そこでは、①会議日誌について、②平成28年度春の叙勲・褒章受章者について、③第168回通常総会・同評議員会について、④2016クールビズヘア・俳句・川柳の受賞者について、⑤2016クールビズヘア・俳句・川柳記者発表会の報告など、全部で5項目の詳細内容が報告された。

 ①会議日誌についてでは、2016年度4月から1カ月の間に行なわれた正副理事長打合会や常務理事会、第1回理事会などの議題とその経過について、そしてそれらすべてが了承、もしくは承認済みであることが再確認された。

 ②平成28年度春の叙勲・褒章受章者についてでは、以下の2名がそれぞれ受賞したこと、またそれに合わせて記念品が贈呈されると紹介された。◎叙勲:旭日単光章=金子勝人(元評議員、元佐賀県組合副理事長)、◎褒章:藍綬褒章=工藤則保(元理事、元青森県組合理事長)

 報告事項につづいては協議事項が発表された。そこでは①京都府組合理事長の変更について、②理容ボランティア活動の実施について、③第168回通常総会・同評議員について、④厚生労働省医療・生活衛生局長表彰について、⑤全国理容連合会理事長表彰について、⑥世界大会トレーナー等への功労賞の贈呈について、⑦ナショナルチーム育成支援の会会則改定について、⑧第68回全国理容競技大会(於:高知県)のタイムテーブルについて(詳細は各県組合か全連まで)、⑨第54回技能五輪全国大会の競技委員等の推薦について、⑩その他についてな ど、全部で10項目が議題となった。

 ①京都府組合理事長の変更についてでは、京都府組合より4月27日付の理事長変更の届け出、並びに福田秋朝常務理事からの辞任届が、5月2日に到着。また福田常務理事はその前日の5月1日に逝去されており、本理事会冒頭、全員で黙祷が行なわれていた。

 ⑥世界大会トレーナー等への功労賞の贈呈についてでは、先のヘアワールドコリア2016での好結果を受けて、下記メンバーに功労賞贈呈が発表された。◎トレーナー:佐藤秀樹、白川丈晴、飛田恭志、花島和久、村上重雄、◎OMCコンペティション・ディレクター:田中トシオ

 ⑨第54回技能五輪全国大会の競技委員等の推薦についてでは、今年10月に山形で開催される第54回技能五輪全国大会での理容職種競技委員について下記4名が推薦・了承された。◎宗像幸彦(全連中央講師:埼玉=競技主査、運営委員を兼任)、村上重雄(同:東京)、中嶋聡(同・茨城)、小関潤一(同・山形)

 これ以外の議題についてもすべて協議・承認され、第2回理事会は滞りなく終了、その後閉会した。

 

 

全国美容週間実行委員会『第5回実行委員回会議』
全国美容週間のPRに注力

 NPO法人美容週間振興協議会 全国美容週間実行委員会(上田美江子2016年度実行委員長)は5月18日、東京・高田馬場のアリミノホールで『第5回実行委員回会議』を開催した。

 冒頭、熊本委員会から熊本地震に対する義援金へのお礼が述べられ、災害から1カ月経過した現状を、「サロンは営業再開ができ通常に近い状態に戻りつつあるが、地域の復興・再生に向けての取り組みはこれからである」と報告した。

 次いで上田実行委員長は5月10日に開催した『ドレスアップセミナー』について、画像を見ながら振り返り、山形由美さんのフルート演奏とお話しがすばらしく、またヘアスタイルがとても参考になったという感想が多かったと報告。「終了したイベント内容(ヘアスタイルなど)をいかに一般客と技術者サロン技術者に伝えるか、今後PRするため広報に注力していく」という。

 加えて8月30日に恵比寿ガーデンホールで開催する美容週間最大のイベント『ビューティアワード』については、「今年から『ミスビューティウイークグランプリ』を新設。会員サロンで推薦して予選を勝ち抜いたミスと美容師がともに来場し、最終選考を行なう。そしてグランプリ受賞者は11月29日開催のマスターズカップ・ファイナルパーティ・コンテストでのヘアショーモデルを務め る」と述べた。

 

 

『第58回 東京都理容競技大会』
E・toco 髪祭り アクアグリーンフェスティバル

 東京都理容生活衛生同業組合(飛田英雄理事長)は5月9日、東京・日野市市民の森ふれあいホールにおいて、『第58回 東京都理容競技大会 E・toco 髪祭り アクアグリーンフェスティバル』を三多摩ブロックの実行によって開催した。

 全国を牽引する東京だけに全8部門の競技ではいずれもハイレベルな作品が披露された。その中でも独自の種目として導入されている「TOKYO Cup E・toco スタイル 2016東京コレクション」と「The Barber Battle 2016 in TOKYO デザインアートヘッズ」(新採用)ではクリエイティブな表現が観客を魅了。また、“祭り”を銘打ったイベントらしく、特設ステージやショーが幾つも企画され、技術は勿論、情報の交流も大いに盛り上がった。

【競技成績】
【第1部 クラシカルカット・ファッションカテゴリー】
優勝:塩澤 錬
2位:宇田隼風
3位:仲山浩史
敢闘賞:小針光功・湯村康春・千葉 忍

【第2部 トレンドカット・オン・レディス】
優勝:川岸正吉
2位:川崎友和
3位:井上敦史
敢闘賞:鶴見健太郎・中森善裕・森 健太郎

【第3部 トレンドカット・オン・メンズ XY code-E】
優勝:荒井 翔
2位:松信利治
3位:根岸徳之
敢闘賞:高松緑郎・武臧 瞬・樺沢麻央

【第4部 TOKYO Cup E・toco スタイル 2016 東京コレクション】
最優秀賞:村上祐介
優秀賞:岡田衣里
奨励賞:稲垣 心

【第5部 The Barber Battle 2016 in TOKYO デザインアートヘッズ】
優勝:小倉一浩
2位:金子直生
3位:佐藤貴一

【第6部 クラシカルカット・ドライヤーセット】
優勝:原田実子
2位:村松俊之輔
3位:高倉慈歩
敢闘賞:飯田祐哉・笹岡健人・荘司悦史・當間貴仁

【7部 グラデーションカット・フリースタイル】
優勝:加々美賢育
2位:倉本憲人
3位:小林尚幸
敢闘賞:赤坂優太

【8部 ブロースカット】
優勝:佐生 大
2位:渡辺帆南
3位:浅利建宏
敢闘賞:新田江里佳

 

 

『第66回 神奈川県理容競技大会』

 神奈川県理容生活衛生同業組合(船津博司理事長)は5月10日、横浜文化体育館において、『第66回 神奈川県理容競技大会』を開催した。

 選手が減少の傾向にある中、今回はコンテストより開かれた学びの場にしようとさまざまな企画が試験的に実施された。往年の名選手による「プレミアムエイジ部門」では60歳を過ぎても現役の巧みが若者にも負けないセンスを披露。「理容を元気する提言提案発表」では各チームが独自の視点から業界を活性化する施策を自由に述べた。どちらもアトラクションの枠に留まらず、多くの観客の目を惹いた。

競技成績
【第1部 クラシカルカット・ファッションカテゴリー】
優勝:安納 一穂
第2位:鈴木健斗(神奈川)
第3位:青木 一平

【第2部 トレンドカット・オン・レディス】
優勝:後藤 健一
第2位:斎藤晃貴
第3位:永井翔太

【第3部 トレンドカット・オン・メンズ XY code-E】
優勝:黒澤 匠
第2位:髙久勝明
第3位:髙橋竜矢

【第4部 ブロースカット】
優勝:中込 隼
第2位:澤幡昌弥
第3位:野中直矢

【第5部:メンズ・レディスフリー】
優勝:川本あみ
第2位:小岩 雅
第3位:遠藤那晃

【第6部 クラシカルバック】
優勝:高橋大地
第2位:黒澤和史
第3位:高橋桃花

【第7部A ワインディング】
優秀賞=清水風都・蛭田春樹・山口大地・酒寄未来・杉村広大

【第7部B クラシカルバックバリエーション】
優秀賞:中丸知奈美・藤井雄大・丹野菜々美・石渡大雅・山田悠人

【理容2016メッセージ大会】
優秀賞=平山多美香

 

 

千葉県理容組合
『第58回千葉県理容競技大会』開催

 千葉県理容組合(増田稔理事長)は5月16日、千葉・アパホテル&リゾート東京ベイ幕張で、『第58回千葉県理容競技大会』を開催した。

 石毛眞理子大会副委員長の開会宣言、増田稔大会委員長のあいさつ等セレモニーに続き、石原寛太選手の力強い選手宣誓で学生部門のワンレングスカット、ロッドワインディング競技が開始された。

 競技会場に隣接した特設展示会場には、タカラベルモントをはじめとする業界関連メーカー・商社の展示コマに地元の物産展が加わり、終日賑わいをみせるとともに、別会場にはレディスエステ体験イベントも用意されたが、予約が取れないほどの盛況ぶりであった。

上位入賞者は次のとおり。
【第1部門クラシカルカット・ファッションカテゴリー】
優勝:石原寛太(中央)
2位:池井比呂(習志野)

【第2部門トレンドカット・オン・レディス】
優勝:越川智輝(印旛)
2位:掛巣舞(香取)
3位:田村明貴子(中央)

【第3部門トレンドカット・オンメンズXYcode−E】
優勝:多田隼人(柏)
2位:中村淳一(船橋)
3位:前田崇至(船橋)

【第4部門ブロースカット(ウイッグ)】
優勝:天沼久八(中央)
2位:宗島優子(船橋)
3位:石井誠也(長生)

【第5部門クラシカルバック・ボンバージュセット】
優勝:大和舞(ベイサイド葛南)
2位:島田將斗(東洋理容美容専門学校)
3位:原田貴弘(市川)

【第6部門ロッドワインディング 学生】
優勝:佐野莉奈(東洋理容美容専門学校)
2位:木村あゆみ(東洋理容美容専門学校)
3位:武田崚真(千葉理容専門学校)

【第7部門ワンレングスカット 学生】
優勝:倉田一摩(東洋理容美容専門学校)
2位:グエンテイゴックトラン(千葉理容専門学校)
3位:山口歓奈(東洋理容美容専門学校)

 

 

大阪府理容教育団体協議会
『平成28年度定例総会』

 大阪府理容教育団体協議会(大理教/都原茂人会長、田中義弘委員長、山本則久副委員長)は5月23日、大阪・太閤園において『平成28年度定例総会』を開催した。

 松浦豊明氏の司会進行のもと山本副委員長は「昨年に続き本年も大理教フェスティバルを組合本部で開催する。本日は総会なので大理教の今後の方向付けなど、皆さんの考えを遠慮無く出してほしい」と開会の辞を述べた。

 続いて都原会長(大阪府理容組合理事長)は先の平成28年熊本地震にふれ、被災した方々へのお見舞いと亡くなった方へ哀悼の意を述べるとともに、大阪府理容大会の会場で募った義援金7万1千円余りを、全理連を通じておくると報告。また同組存続・繁栄のための将来のビジョンについて「役員全員が一丸となって策定している」と述べ、「サロンが、そして大阪府理容組合が息を吹き返せる新 技術を投入し、組合員が意気揚々とできるノウハウを発表したい。これからも益々組合が発展していくよう、ご尽力たまわりたい」とあいさつした。

 田中委員長は「7月18日に開催されるニューヘア発表会は、組合あげて行なうイベントであり、ぜひ協力を。次世代を育てていくということは大事であり、皆さまも頑張って続けてほしい」と述べた。続いて中村成揮大阪府理容組合副理事長より祝辞が、また勝山繁樹大阪中央理美校教頭より祝辞とともに森岡吉竹同校校長のメッセージが代読された。

 総会は、山田雅則議長の進行により、提出された各議案が審議され、すべて賛成多数で承認可決された。

 28年度事業計画として、7月18日に大阪府豊中市・千里中央のA&Hホールで開催予定のニューヘア発表会内で行なわれる一般消費者向けのイベント『キッズヘアショー』に大理教から12名の技術者が参加し、キッズヘアを創作発表することと、11月7日に大阪理容会館で「大理教フェスティバル2016 ヘアーコンテスト」を開催することが報告された後、青木英俊氏の閉会の辞で総会を終了した。

 

 

兵庫県理容生活衛生同業組合
『第57通常総代会』『第60臨時総代会』を開催

 兵庫県理容生活衛生同業組合(兵理生/品川徹理事長)は5月23日、神戸理容美容専門学校講堂で『第57通常総代会』『第60臨時総代会』を開催した。

 あいさつで品川理事長は、これまでの規制改革の経緯を述べ「兵庫県下の理容店は4138店(内、組合店1755店)、美容店は9172店(内、組合店1665店)ある。ともに頑張らないといけない」と述べた後、「規制改革で パーマが認められたのだからそれを大いに活かし、カットだけでなくフロントパーマやポイントパーマをお客さまに勧めるなど、パーマを宣伝してみてはどうか」と提案。さらに「自分の店は自分で守る。これが絶対必要。そのためにもお客さまへ充分なおもてなしをしなければならない」と述べた。

 続いて、総代勇退者2名、勇退者・永年組合員3名、現役・永年組合員33名の表彰が行なわれ、藤本正司氏、北尾誠祥氏に名誉講師、特別講師の委嘱状が贈呈された。
『第57通常総代会』は、第1号議案・補欠総代選任の件において西宮支部の松尾敏見氏が新総代に選任され、続けて平成27年度事業報告、平成27年度収支決算報告が審議のうえ賛成多数で可決承認された。監事任期満了につき選任の件では監事全員の再任を承認。また神戸西支部の支部提出議案に対し、宮城丈二副理事 長より真摯な答弁が行なわれた。

『第60臨時総代会』では平成28年度事業計画案、平成28年度収支予算案の議案が審議承認され、宮城副理事長の閉会のあいさつで終了した。

 

 

UDI
『UNITED DANKS HAIR SHOW 2016』開催

 一般社団法人ユナイテッド・ダンクス・インターナショナル(UDI/本田義久理事長)は5月18日、東京・文京区のTOKYO DOME CITY HALLで『UNITED DANKS HAIR SHOW 2016』を、プリズムホールで『就職フェア』を開催し、多くの美容学校生や美容関係者が来場した。

 ヘアショーに出演したのはUDI加盟の9サロン(C-LOOP NITED、FORTE、CLESC’、BASSA、KENJÉ、FRIENDS、ONODERA、CLAPS、Ash)。“創造で想いを越えろ。”を テーマに各サロンの個性あふれるヘアショーとコラボステージを繰り広げた。

 また、TONY&GUYのインターナショナル アーティスティックダイレクター雑賀英敏氏がゲストとして登場。ドラムの生演奏に合わせてヘアメイクを披露し、観客を魅了した。

 15時半からと17時からの2ステージ行なわれ、来場者は1stステージ1660名、2ndステージ1374名で、合わせると3000名を超える大イベントとなった。

 ヘアショーの最後に9サロンのオーナーが登壇し、首都圏ダンクスを代表して門田義治会長が「今年で15年目を迎えたヘアショーは、会場を渋谷公会堂からTOKYO DOME CITY HALLに移し、新しいスタートを切った。今年のテーマは“創造で想いを越えろ。”で、今日会場にいる学生の皆さんが明日の美容界を支え、お客さまに喜んでもらえる糧となってほしいと思っている。UDIはコンテスト、ヘアショー、撮影、海外研修を行ない、教育・経営支援・夢の創造をサポートしている団体である。これからもみなさんと一緒に夢を追いかけよう」とあいさつした。

 

 

全美商連『平成28年度通常総会』
アジアビューティエキスポ2018年開催へ

 全国美容用品商業協同組合連合会(須山裕二理事長)は5月19日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで『平成28年度・第24回通常総会』を開催した。

 冒頭須山理事長は、熊本地震被災者に対する見舞と亡くなった方々へのお悔やみ、さらには全美商連として被災地への義援金協力を要請した後「景気が良くなる気配は感じられない。業界を取り巻く環境も非常に厳しいものがあるが、混とんとした状況ながら、業界も大きく変わろうとしている。先人に習い変わらなくて良いものは残し、変えるべきところは変えるという変化に対応した連合会として改革に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 総会ではまず事務局より「定足数を満たしており総会は成立する」旨の報告。次いで執行部一任により議長に玉木清氏(新潟県組合)、副議長に小森賢人氏(大阪府組合)が選任され議案審議に入った。

 議案審議では、第1号議案・平成27年度決算関係書類承認の件[事業報告・組合の事業活動の概況に関する事項]を須山理事長、[共同事業の実施状況]は蒲生茂副理事長、[組合の運営組織の状況に関する事項]を高見源太郎専務理事、[組合と協力関係にある組合組織の概要]を日置和統副理事長、[財産目録・貸借対照表・損益計算書・剰余金処分案]については三宅誠一副理事長がそれぞれ報告。宮津秀行監事より監査報告が行なわれた後審議となり、第1号議案は全会一致で原案通り承認可決された。

 引き続き、第2号議案・平成28年度事業計画並びに収支予算決定の件は、1号議案同様須山理事長はじめ各担当委員長より細部にわたり説明され、全会一致で承認可決され通常総会を終了した。

 また、事業計画のなかで「第8回アジアビューティエキスポ」ついては、2018年6月25日(月)・26日(火)にパシフィコ横浜で開催することが決定し、実行委員会がスタートする。実行委員会は、全国9ブロックから選任された15名の理事にプラスして、毎回来場者動員の中心として実績のある関東ブロックに負荷した“背水の陣”で臨み、全国組織の法人として全美商連の“絆”の存在を示したいとしている。

 この後、会場を移して懇親会が行なわれ、主催者を代表して全美商連・須山裕二理事長、来賓を代表して全日本美容連合会・吉井正人理事長、東京理美容品卸商業組合・滝川晃一理事長、日本パーマネントウエーブ液工業組合・岩崎彰宏理事長がそれぞれあいさつした後、日本ヘアデザイン協会・谷口光正理事長の発声で乾杯が行なわれ懇親の場へとつないだ。

 

 

タカラベルモント
『ICTフェス2016』を開催

 タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)は5月23日、同社大阪本社TBホールでに於いて『ICTフェス2016』を開催した。

 ICTとはInformation Communication Technologyの略で、通信・伝達・交流といった要素を明示した呼称のことで、同フェスは、サロン経営に役立つICT関連情報を一同に集め、積極的に情報発信することで、環境の変化に対応できるサロンづくりを推進し、業界の活性化や繁栄に寄与することを目的に開催している同社初のイベントで、全国6 カ所のショールームで開催されている。

 同イベントで行なわれた『(サロン事例)10年サロンを続かせるために今からやるべき事 IT編』『(WEB集客手法)広告投資を資産に変えるWEB集客の正しいやり方』をテーマにした両セミナーとも盛況をみせ、サロンにおけるICTの関心の高さを感じられた。

 また展示ブースでは、同社とICT部門の開発に関わる10企業が出展。『人と人、人とモノを結ぶコミュニケーション』をテーマに、今後のビジネスモデル、最新動向、活用事例などの観点から最新情報が展示コーナーやプレゼンテーションコーナーで幅広く紹介された。

 

 

山﨑伊久江美容室
『第216回社内カット&ブローコンテスト』開催

 株式会社山﨑伊久江美容室(山﨑伊久江美容室)は5月17日、東京・高田馬場のアリミノホールで『第216回社内カット&ブローコンテスト』を開催した。
テーマは“フォルム&バランス”。各支店から参加した37選手は、それぞれの考える美しいフォルムとバランスを表現しようと、真剣かつ丁寧に取り組んでいた。

入賞者は次のとおり。( )内は支店名。
優勝:岡本あゆみ(池袋)
準優勝:川畑慶太(文京)
第3位:竹森裕竜(池袋) 

団体賞
優勝:新宿店

 

 

横田富佐子総合美容文化会
『第232回例会』

 横田富佐子総合美容文化会は5月17日、 東京・新宿のホーユースタジオで『第232回例会』を開催した。

 まず技術講座では加賀裕章back stage代表を講師に、テーマ「30代の女性」として2点のショートスタイルを作り上げた。ICD等、さまざまなステージで活躍する加賀講師は、80年代に生まれて、流行に敏感で、消費に対する良いものと悪いものを見分ける目を持った30代の女性を満足させるカットテクニックを披露。グラボブベースの小顔に見えるショートスタイルと、トップ10cmのグラボブレイヤーのショートスタイルを細かい解説を加えながら、あっという間に仕上げた。

 30代のお客さまを納得させるトークテクニックや、高単価のカットを維持する方法など、明日からの営業にすぐに活かせる充実した内容となった。

 続く教養講座では、染織作家で「染織工房たむら」、「回廊瞬(古屋ギャラリー)」主宰の 田村陽子氏を講師に、「草木の色を染める、布を裂き織る−命の循環—」をテーマに講演。草木染めの誕生から歴史を細かく解説し、それが発展して、使い古された衣類を再生させる裂織の手法まで、VTRを用いて詳しく解説された。

 最後に、その裂織で創作された手染め・手織服3点を、会場の受講生をモデルにして披露。自然の草木からとれた色で染められた糸の繊細な発色と、使い古された布から新たに生まれた裂染のすばらしさに受講生は魅了された。

 

 

美容十二章会『第395回月例会』
ロング質感調整、粋な帯結びを学ぶ

 美容十二章会(川田温子会長)は5月11日、東京・代々木の美容会館で第395回となる『月例会』を開催した。

 まず先に尾崎一己講師が、ロングヘアの量感調整の方法を披露。ロングヘアにパーマをかけた場合、サイドとバックのウェーブ感が異なるのは、面積の違いがあり、どうしても量感が変わってしまうため。そこで量感を統一することで、均一のウェーブができるという。そこでバックを3等分に分け取り、アンダーとミドルセクションの各3分の1上をハイレイヤーにカットし、ベースの厚みをそろえる。その後、ロングヘア用のストロークカットで根元から毛先に向かってハサミを小刻みに動かし、髪にすき間を空けて指通りの良いロングヘアの完成。そのままカールを作って仕上げた。

 続く本橋東子講師は、粋な帯結びを名古屋帯と普通の帯で披露。まず名古屋帯を使用し、柄が少なくてスッキリした帯に合う帯結びを見せた。短い帯では帯結びが落ちやすいので、解決ために寿ヒモを巻くと良いとアドバイス。短い帯では結べませんとは言わずに、アイディアを出してやってあげるのが大事だと語った。

 他にも体格や着物の長さによっての対応のアドバイスや、使用しなくなったネックレスを飾りに使用するなどのアイディアを紹介。次に帯を変えて、藤の花の柄に合わせた帯結びに結び好評を得た。

 

 

ヘアーエリート協会
『講師会総会』開催

 ヘアーエリート協会(山本則久会長)は4月25日、大阪社会福祉会館で、本年度より講師会を中心にした講習活動を行なうことになってから初の『講師会総会』を開いた。

 樋口典宏講師が司会進行する中、井出雅明講師会会長は、今後の方針として「受講生、協会講師、協会自体の三位一体で業界を盛り上げる体制づくりをしたい」と冒頭のあいさつ。次いで山本会長は、昨年の大阪府優秀技能賞受賞へのお礼を述べた後、「協会が新体制になってから初の総会だが、忌憚のない意見をいただき、より良い講習活動を行えるようにして欲しい」とあいさつした。

 その後の議案審議では活発な意見交換がおこなわれ、いずれの議案も承認され、総会を終了した。

 

 

dhk富山支局
『第3回サロン局講習』

 dhk富山支局(清水茂幸局長)は5月19日、富山・高岡市のヘアーサロンふらっとで『第3回サロン局講習』を行なった。

 今回も高岡市の理美容卸(株)カミシマの担当者を招聘し、ルベルロコルカラーの商品説明ならびに支局会員をモデルに実践。ロコルカラーはトリートメントカラーで高密カチオン浸透ベースという物質が短時間(塗布して5〜10分)で毛 髪を染め、色持ちを長く(約2週間)するそうだ。

 またバイオゼリー(微細藻類の一種であるパラクロレラが、みずからを包んでいるバリア成分で高い保湿性を持つ)による皮膜を形成し、なめらかな質感が持続するという。そこでハイトーン毛にニュアンスラインカラーとアメイジングラインカラーを塗布するとそれぞれきれいに発色し手触りが良くなった。黒髪や白髪の健康毛にはほとんど発色しないが、トリートメント効果はあるとのこと。

 講習の最後には清水支局長が「ハイトーンダメージ毛のカラー剤としてメニューに加えてみてはどうでしょうか」と話し、終了となった。